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数字に表れた食費から生まれる買い物の工夫! ホーム画面の使いこなし術 part2

 kakei+カケイプラスをお使いのユーザーから「予算生活がしやすい」と好評のホーム画面について今回お伝えします!(part1はこちらから

 まず最初にkakei+カケイプラスを開くと登場する「ホーム」画面(ログイン後に出てくる画面)。
 そこにある「◯月の純生活費」の円グラフから、続いて出てくる「本日の副食物費」と「◯月の食費」グラフ。この2つを活用すると、生活にどのような変化が生まれるでしょうか。 

パソコンで見るとこのようなホーム画面になります。

「本日の副食物費」を見てみましょう

『羽仁もと子案家計簿』では、副食物費(米やパン、麺や粉類以外のおかずや食材の費用)の月予算をさらに日割りにした「1日の割当額」を目安に日々の買い物をするという特徴があります。

 例えば、副食物費の月の予算が51,000円の家庭があります。とある7月の例では、日数31日で割って「1日の割当額」は1,645円です(*)。そして7月1日に副食物費645円の買い物をしたとします。
kakei+カケイプラスでは、副食物費の月予算をその月の日数(28日、30日、31日)で割ります。小数点以下は切り捨てで表示します。

 翌日7月2日の画面は、前日の差引1,000円に1日の割当額1,645円をプラスして、割当額は2,645円になります。

 最近は、土日にまとめ買いをする家庭が多いかと思います。まとめ買いをした場合、1日あたりの割当額は大幅に超えてしまいますが、1週間単位で、割当額内の買い物ができれば、よしとしましょう。割当額(現時点までの剰余額)を見ながら、いくらまでなら予算内に収まるか確かめながら、買い物ができます。
 それでも、月末に向け、マイナスの額が多くなるようでしたら、「買い物をしない日」を決めて、家にストックされている乾物や缶詰、冷凍食品などを使ったレシピにするなど、工夫をします。

家計簿でSDGs! 副食物費の日割り予算を活用して、やりくり上手に!」もあわせてお読みください。

月ごとの食費を見てみましょう

『羽仁もと子案家計簿』では、食費は健康をつくる大切なもので、金額も大きくなることから、食費を3つの費目(副食物費、主食費、調味料費)にわけています。
*「副食物費」=おかずとなる食材、冷凍食品、惣菜など
*「主食費」=米、パン、麺、粉類、外食など
*「調味料費」=調味料、飲料、お酒など
 「◯月の食費」では、これらの3つの費目の月予算に対する「予算進捗率」を棒グラフで表示します(予算を立てていない場合は、グラフは表示されません)。

 今月も「残り6日」というような段階になると、だいぶ予算残が減り、下のような状態になってきます。

 副食物費は、予算進捗率が80%ほどなので、予算通りの支出ができているようです。主食費は、先月に米を購入したので、予算に対して50%余りに収まったようです。調味料費もほぼ予算通りとわかります。
 このように食費を3つの費目にわけて記帳していくと、わが家の食卓が数字に表れてきて、買い物の仕方を見直したり、工夫するべきところはどこかが自然と見えてくるでしょう。予算オーバーであれば、主食費なら、外食費を確認。調味料費では、アルコール類のまとめ買い、夏なら飲料水の購入が多くなかったかなど、原因を探って改善の道を探ることができます。

まとめ 今日の食事は、明日の健康をつくります。

 ホーム画面の割当額や、3つの食費の費目の予算対比を確認することで、食生活が充実してくるのではないでしょうか。「羽仁もと子案家計簿」をつけて、食生活が変わったという方は大勢いらっしゃいます。一人でも多くの方にそんな経験をしていただければ、嬉しいです。
 近年の研究で、日本型食生活(いろいろな食品をとる)ことが、認知機能の低下を抑制し、免疫力も高めるという科学的な結果が出ています。バランスのよい食事が健康によいとは、皆さんもよく知っていること。厚生労働省が定める「日本人の食事摂取基準」に基づき、副食物費の予算を立てることは、健康な暮らしの基本とも言えますね。


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