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先ほどDialogue for People(D4P)さん主催のオンライン取材報告会に行ってきました。直接お会いできないのかぁと思いましたが、東京が遠い身としてはむしろ貴重な参加機会だったかもしれません。沖縄からの方もいらっしゃいましたからね。

いかにも現代人ですがD4P佐藤さんとはメールでご挨拶をしたことがあり、どんな方なんだろうドキドキと思って参加したのですが、もう、安田さん共々「良い人」が画面からお話からにじみ出ていました。お二人やD4Pのことをご存知の方も多いかとは思いますが、サイト冒頭に「世界の無関心を関心に変える」とあるように、表現活動を通して世界中の人が他の人の置かれている状況を知り、対話できるようなチャネルを作っていらっしゃる方々です。

今日のお話は中東シリアやイラクでの取材を受けての報告会で、あの地域の近代の歴史解説から始まり、今に至る揉め事の原点に触れられたあと、現在それぞれの立場の人々が置かれている状況を写真や動画とともにお話され、最後に中東感たっぷりの文化紹介という内容でした。なかでもお二人や参加者の方々がおっしゃっていたのが

生まれた国や環境は選べないのに、私たち日本人は日本に生まれたことを当たり前に考えすぎている。他の国の災難は他の国の問題であり、自分には関係がないと。でも、自分がいざ弱い立場に置かれたとき、心に闇を抱えたとき、本当に加害する側にならないと言えるだろうか。過激なものに傾倒しないと自信を持てるだろうか。そして何より、過酷な状況に置かれた人たちは世界から無視されることによって追い詰められていくのだと。

私は今日参加して、自分の命の使い方を改めて考えさせられました。そう言うと重く聞こえるかもしれないけれど、難しい話ではなくて、自分のゾーンみたいなものを半径自分の会社や家族や友人たちに留めないで、繋がってるんだ、と3秒でも想像をしてみることがきっと大切なんだと思っています。そう思って生きたほうが、死ぬときの景色も変わると思っています。うーん、やっぱり重いでしょうか笑

でもここまで書くのにも理由があって。今日一番参加者に刺さったであろう、爆撃に巻き込まれて大怪我をし兄も亡くし、今は難民キャンプで療養している女の子の言葉を最後に。

安田さん「日本や世界の人たちに言いたいことはある?(母親に向かって)」

女の子「私たち何も悪いことしてないよね?大きなひとたちに伝えてほしい。争いをやめてほしい


架け箸はこれからも継続的にパレスチナを訪れ、日本に出回らない生の情報を発信したいと思っています。いただいたサポートは渡航費用や現地経費に当てさせていただきます。