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「カメラは何でもいい」の本当の意味

みなさん、こんにちは!!

ネットやSNSで目にする「カメラは何でもいい」という考えは一見、初心者に優しいアドバイスに聞こえますが、その言葉の裏には経験と知識が必須です!!
この言葉の真意と、機材選びの本質について書いていきたいと思います。


「カメラは何でもいい」の真意

「カメラは何でもいい」
この言葉を耳にしたとき、あなたはどう感じるでしょうか。

「高いカメラがいいに決まっている」と感じる人もいれば、
「安いカメラでも大丈夫なんだ」と安心する人もいるかもしれません。

この言葉の真意を理解するには、まず誰がこの言葉を発しているのかを考える必要があります。

「カメラは何でもいい」と言うのは、多くの場合ベテランカメラマンやプロの写真家が大半です。
言葉の背景には、長年の経験と知識が存在しています。

経験者だからこその視点

プロやベテランが「何でもいい」と言える理由の一つは、すでに様々な機材を使いこなしてきた経験からです。

フラッグシップモデルのカメラや、高級レンズなどの機材を使いこなしてきたプロの写真家にとって、カメラの性能の違いを理解して適材適所で使いこなすことが前提となっている場合がほとんどです。

例えば100万円のカメラとIPhoneのカメラでもそれぞれの良さを理解して「何でもいい」と言っているのです。
カメラの性能差を知った上で発言が裏にあります。

サブ機としての利用だから何でもいい

また、「何でもいい」と言う人の中には、実際には高性能な機材を持っていて、サブ機としてコンパクトカメラ等を使っているケースも多々あります。

メインに高級カメラを使用しているけど、
撮影はしたいけどラフに撮影したいっていう場合に、サブ機として安価なカメラを使用している場合もあります。

サブ機に関しては「何でもいい・軽さ重視」等と考え方は人それぞれです。

知識があるからこその結論

「カメラは何でもいい」という結論に至るには、いい機材を使用した経験の有無が必要かなと考えています。

個人的な考えとして、フラッグシップ機を使用した経験がなければ、カメラは何でも良いという考えに至らないかと思います。

カメラの仕組みや撮影技術、編集の知識があるからこそ、どんなカメラでも最大限に機材の力を発揮させることが初めて可能になります。

例えば、
・露出の基本を理解していれば、どのカメラでも適切な露出で撮影できます。
・構図の基礎を押さえていれば、どんなカメラでも良い構図の写真が撮れます。
・RAW現像の知識があれば、撮影後に編集して仕上げることで高品質に仕上げることができるのです。

カメラではなく写真を見ているから

カメラではなく、写真を評価しているのでカメラは映ればいいという究極の考えもあると思います。
もちろん各メーカごとに出てくる色や操作感の違いからカメラの中でも好みはなくなることはないと思います。

詳細は下記の記事を見てみてください。
2024年8月16日追記しました。

じゃあどのような機材がいいの?

では、カメラ選びの本質とは何でしょうか。
それは「そのカメラで写真を撮影したくなるカメラ」です。

プロやベテランが「何でもいい」と言えるのは、どのようなカメラでも使いこなせるからであり、本気の撮影時はフラッグシップ機を使用したりするからです。

しかし、初めてカメラを購入する人にとっては、
「そのカメラを持って撮影したくなるワクワク」
が一番大事
だと思います。

購入前の方や初心者の方は、
まずは
「手に持った時にカメラで写真を撮影したくなる・カメラを持った時の直感(肌触りや撮影した時に出てくる写真、シャッター音等)」
でカメラを選び、それを使いこなすことから始めることをお勧めします。

本当はAがいいけど、インフルエンサーがBがいいからってBを買っても、
ワクワクや持って出かけたくなることが減ると思うので自分の直感や感性を大事にしてください!

自分のお気に入りのカメラを見つけたら、
徐々に知識や経験を積み重ねていってください。

10年後には様々なカメラを使用した経緯から、それぞれの特徴や限界を理解していくことで、最終的には貴方も「カメラは何でもいい」と言えるようになっているかもしれません。

カメラ選びに悩むのもいいですが、それ以上に
カメラで撮影を楽しむことが一番重要です!!

ネットやSNSの意見を参考にするのは良いことですが、それらを鵜呑みにせず、自分で調べ、量販店などで実際に触れて確かめることが大切です。
最適なカメラは、他人が決めるものではなく、自分自身で見つけることが大事だと思います。


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