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起業するならインドネシア進出のコンサル会社だけはやめた方がいい。想像以上にしんどいから。
この記事は、インドネシアのことが大好きで、インドネシア関連のビジネスで将来起業したいと思っている方に向けて書いています。起業しなくても、フリーランスとしてインドネシア関連のビジネスをやる方も含めて。
例えば、駐在員としてインドネシアに赴任して、4〜5年ほどインドネシアで働いた後に帰任することになり、日本に帰るよりはインドネシアで何か仕事ができないかと考えて起業する方。フリーランスになる方。
あるいは、インドネシア人パートナーと結婚したことをきっかけに、インドネシアでノミニー制度を利用して起業しようと考えている方など。ノミニーって何?という方はこちらをどうぞ。
進出コンサルはお客様を見つけるのが至難
現在まさにインドネシア進出のコンサル会社を経営している自分からのアドバイスとしては
想像以上にお客様を見つけるのが大変。大変というか至難。定期的に心が折れそうになるレベル。
という点につきます。起業当初は本当にしんどかったです。
アウトバウンドではなくインバウンド
インドネシア進出のコンサルをやっていて悩ましい問題の1つは、お客様を見つけるための方法が、インバウンドに偏るという点です。
インドネシア進出を検討している企業が日本のどこにいるのか見つけづらいので、テレアポしたり、飛び込み営業したり、DMを送ることができません。
この業界だとアウトバウンド営業もいけるかもという業界を最近見つけたので、試しにいろいろとアプローチしていますが、基本はやっぱりインバウンド営業の方が効率が良いなと感じます。
海外拠点を持っている企業をリストアップして、片っ端から連絡すればいいじゃんと思われるかもですが、非常に反応率が悪いです。例えばタイに進出している企業は、進出の際に他のASEAN諸国も比較して検討した結果タイに進出しているので。
お客様を探すのではなく、お客様に見つけてもらう
自分からお客様を探しに行く難易度が高いので、インドネシア進出を検討しているお客様から、自分たちのことを見つけてもらわないといけないわけですね。つまり、インバウンド営業とかプル型営業とかと呼ばれている手法が必須。
展示会やイベントなどに出展したり、オウンドメディアを作ったり、SNSを頑張ったり、ウェビナー開催したり、ホワイトペーパーを作って見込み客にリーチしていきます。
弊社はWebを活用したマーケティングが得意なので、どこからどうやって自分たちのことを見つけてもらい、信用してもらい、そしてお問い合わせにつなげるかということを毎日のように考えて実行しています。
「毎日のように考えて実行する×5年」くらい続けると、まぁそれなりの形にはなってきます。最近は定期的にお問い合わせをいただくようになりましたが、ここにたどり着くまでが本当に険しい道のりでした。
冒頭で話したような想定読者に当てはまる方で、インドネシア関連のビジネスで起業やフリーランスを検討している方は
Webマーケティングが得意
日本で業務提携をしている会社が複数あって彼らが毎月のようにお客様を紹介してくれる
インドネシア進出済みの日系企業駐在員の名刺を300枚くらい持っていて頼み込んだら仕事を振ってくれる
みたいな強みがないと、お仕事がなかなか増えていかないんですよね。本当に。
インドネシアが好きだから起業するのではなく、インドネシアに進出したい(インドネシア人を集客したい)お客様を見つけてくるのが得意だから起業する、くらいの方がちょうどいいと思います。
文章をつらつらと書いていると前提条件を忘れちゃうんですが、上記はコンサル業をやる前提ですね。インドネシア人相手やインドネシアのローカル企業相手に商売する場合はまた話が変わってくるのでご注意ください。適当に言うと、インドネシア人向けにフィギュアショップを開くとか。
お客様の見つけ方(Webマーケ編)
「では、具体的にどうしたら良いのか?」という話なのですが、私はオフラインの人間関係構築よりも、オンライン集客の方が得意なので、そちらに寄せて話していきますね。
ちょっと下記の図を見てください。
![](https://assets.st-note.com/img/1720581415492-uiImxZpfed.png?width=1200)
結論としては、まずは集客と接客だけ考えればOKです。その他はおいおいで。
とりあえずコーポレートサイトが無ければ作ってほしい
当たり前なんですが、コーポレートサイトがないと何も始まらないです。もしこの文章を読んでいるあなたが豊富な予算を持っているなら、弊社にコーポレートサイト制作をご発注いただくのが最良だと信じてます。全力で頑張りますので。お問い合わせはこちらからです。
でもあまぁ、弊社の競合他社のコーポレートサイトを全力で制作するって何か違う気がするから、やっぱりウチじゃないか笑。
弊社にご発注いただければそれはそれは完成度の高いコーポレートサイトができあがりますが、内容によっては200万とか300万円みたいな金額感になり、「スモールスタートしたいのにいきなり高すぎでしょ。。。」となってしまうことも想像しています。
そんな方々におすすめなのは、WordPressの有料テンプレートの購入です。わずか3〜4万円程度で、割としっかりとした見栄えのデザインがサクッと作れてしまいます。
有名なのは、TCDさんとかですね。
これらのデザインを3万円台で買えてしまう世の中です。
設定するのに多少のサーバーとドメインの知識が必要ですが、ググれば多数の記事が出てきますし、ググるの面倒という人は向いてないので止めた方が良いかと。お金を使って時間を買うか(他人に制作してもらうか)、時間を使ってお金を節約するか(自分で頑張るか)の二択なので。
集客は自分が得意な方法1つに絞ってみる
次に集客の経路をまずは1つに絞ってみることですね。
自然検索
広告
SNS
得意なチャネル、好きなチャネルで良いと思います。
私はSEOが得意だったので、自然検索からいかに流入数を増やしていくかということに全力を注ぎました。
SEOで大事なのはいろんなキーワードで上位表示させることではなく、コンバージョンにつながるキーワードで上位表示させることです。
例えばウチだと、
インドネシア 内資設立
インドネシア 外資設立
インドネシア 事業ライセンス
インドネシア 駐在員事務所
インドネシア 外資参入規制
などなどのキーワードで上位表示させています。そして、そういったキーワードで検索しているユーザーが弊社のコラム記事を読むことで、一定の率で問い合わせにつながっていきます。ただ、厳密に言うと、「上位表示」と「お問い合わせ」の間には大きな溝があり、そこを埋めていかないとお問い合わせは増えていかないです。
ここらへんの話を体系的に書こうとすると1記事ではまとめられないので、別記事にして解説していこうと思います。
「それまで待てないよ!今すぐ知りたい!」という方もいるはずだと想像し、そんな方々の期待に応えないといけないという責任感に駆られて、こんなサービスを作りました。月額5万円。破格ですね本当に。値上げ前に是非お申し込みをお願いします。
何の話をしてたのかよく分からなくなってきたので、この図をもう一度。
![](https://assets.st-note.com/img/1720581610659-UACH7NefhE.png?width=1200)
つまり、コーポレートサイトを作って、集客の経路を1つに絞ってまずは頑張りましょう!という話でしたね。
無限の努力と折れない心
「それだけでお客様が増えていくのか」と問われると、増えていかないんですよ。そんな簡単には。ここまで文章を読んでもらって申し訳ないのですが。それ以外にやることがたくさんありすぎて、無限に努力(具体的なアクション)をし続けないといけないんです。
何の後ろ盾もなく、ひとり突然インドネシア関連のビジネスで起業orフリーランスを目指す人には苦難の道のりが待ち受けています。頑張っても努力に比例してお客様がなかなか増えていかないので、折れない心も必要です。
本当にインドネシア関連のビジネスで起業した方がいいのか。フリーランスになるべきなのか。
最後ですが、これ100回くらい考え直した方がいいです。どんなにインドネシアが将来有望でも、日本国内で仕事を探した方がそれほど苦労せずに探せる可能性があるので。今インドネシアにこだわる必要が本当にあるのかと。
でもまぁ、それでも「インドネシア関連で起業したいです!」という方はご連絡ください。親身になって、ご相談にのらせていただきます。
ご相談の費用は無料です。その代わり、「カケモチの柳沢さんマジで親切。そして、インドネシア市場におけるWebマーケの知見が底知れない。」とツイートしていただければ大丈夫です!
こう書くと、「俺はけっこう楽勝だったけど」とコメント入れる人がいそうですが、それは本当に素晴らしいことなので、是非その体験を記事とか本とかにして世の中に広めていってほしいです。私は凡人of凡人なので、今に至ってもまた苦労が絶えない日々を送ってます。
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