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ガクチカ淫夢動画で就活をしよう【実践編】

お疲れ様です。かけです。
普段は音madを作ったりGGSTをしたりといった活動をしています。

今回は音mad作者として就職活動をした話をつらつらと書いていきたいなと思います。大学生だけでなく高校生や中学生もこれを見ることで将来的にどんな経験が就職活動で要求されるのかの参考にしてくれれば幸いです。

※この記事はガクチカ淫夢動画で就活をしよう【準備編】の内容を参照している部分が多いのでまずは準備編を先に読むことをお勧めします。



筆者のスペック

22歳、彼女いない歴=年齢、顔はあまりよくない、結構太っている
先日教育実習に行き、最終日に同期の男(イケメン)が担当クラスの女子にスタバのお菓子?貰ってて紙袋にメッセージびっしり書いてあったから「刃牙の家みたいだね~」って言ったら7人くらいいる実習生に誰一人伝わらなくて落ち込んだ経験あり。
好きなAV女優は有栖花あか、好きなエロ漫画は凛世と千雪のえちえちマッサージ体験
好きなアイマスキャラは片桐早苗さんと馬場このみさん

千雪パートで抜きたい気分なのに前半の凛世パートで射精してしまうミス114514回はした

バイトは当時やってなかったですがやらなきゃダメっぽい雰囲気を感じたので3年秋に始めました

これらのスペックを見ただけでも筆者がいわゆる陰キャであることは明白ですね。これもうよくこんなキモさで社会に出ようとしてんな(ヨクシャカ)だろ…
当然陽キャじゃないのでサマータイムシンデレラは歌えないし、やがて迷子の夜すら超えてゆくこともなく人生に迷走し昔の恥ずかしいことを思い出して夜眠れなくなるのがせいぜいお似合いでしょう。

他の要項としては
・部活やサークルは入っていない
・GPAは2.8くらい
・あまり偏差値が高くない地方国立理系(生物系)

流石に内定出た会社の名前書くのはリテラシーがなさすぎるし普段の投稿見られて内定取り消しもアリアリ未来なので「でかめの会社(インフラ系)」くらいでお茶を濁させてください;;

就活の始まり

進路どうしよう

大学二年生終盤、高校時代の知人とスマブラしながら駄弁っている際にそろそろ院進か就職かを決定する時期なんじゃないか的な話題になりました。
当時、筆者は拘束時間がバカ長い学生実験や期末試験で単位が取れるか取れないか戦々恐々とする生活に心底嫌気がさしており大学アンチとなり果てていました。これは今もそうか….
他大学の院に行くという選択肢も一応あるのですが、大学とか単位とかいうシステムがそもそも好きじゃないのに大学院に進んでもしょうがないので就職するという方向性に舵を切りました。
なぜ金を払って長時間労働(研究)を…?
ちなみに筆者以外の理系は院進するようです。妥当な判断ですね

こんなに修羅の環境ではないです

そんなこんなで就職するという方向性が決まり、2年の期末試験も終了。寝て起きて飯食ってシコりたまに動画を作る春休みへと移行しました。
春休みの終盤、3月末に学内でのインターン説明会的なものがありました。
就職に舵を切ると決めた手前就活に関するスケジュールを全く知らないのは良くないと考えたのでとりあえず出席して話を聞きました。

内容としては
・就活は3年3月~4年4月くらいからスタート
・でも最近は早期化してるからインターンとやらに行かなければならない
・インターンの申し込みは3年5~7月くらい
・それまでにどこの会社受けたいか決めたほうがいい

といった感じでした。説明会の終わりにはスマホにマイナビをぶち込まれ否が応でも就職を意識せざるを得ない状況となってしまいました。

学生実験も相まって3年春は結構忙しかったです

志望業界考察,インターン申し込み

スマホにマイナビをぶち込まれいきなり志望企業を探せと言われてもかなり困ります。なぜなら人間は知ってるものしか選択肢を持つことができないため。
生物系の学部は食品業界に行く人が慣例として多いためとりあえず不〇家だとか味〇素だとかの筆者でも知っている食品メーカーを志望リストに入れましたが、まじでなんとなくなのでどっかでちゃんと考えなきゃな~とか考えてた気がします。

家内や親戚は教員が多く、同年代の友人も公務員志望が多いことから公務員や警察も視野に入れていました。
組織が無くなることは絶対なくて中流(居住地にもよりますが)程度の生活が担保されているというのはかなり魅力的ですからね。しかし、教員の身内は死ぬほど帰宅が遅く(毎日20時を超えることが普通)、そのうえで残業代が出ないというとんでもない労働環境なので盲目的に公務員を目指すのもあまり良くないのではという考えもありました。

そんなこんなで3年5月ごろ、様々な企業がインターンの募集を開始したため筆者もインターンに申し込み始めました。
最初はESの書き方もわからなかったためガバガバESを送り付けては落ちていたのですが、何がダメだったのかを自分なりに考えて少しずつ修正を加えたところいい感じのESが書けるようになってきました。

初期に書いた某食品系化学メーカーAD〇KAの志望動機
これはその会社である必要性が一切ないのでダメですね…

いくつかのESを出したらついに一つES通過連絡が!
不〇家というでかい食品メーカーのESが通りweb面接を行ったのですが、メンツが
・面接官
・筆者(部活もバイトもやっておらずイケメンではない)
・早稲田大学でサークル副代表をやっててジムのバイトでいろいろやって客を増やした男(イケメン)
・日大でゴリゴリの体育会系の部活の主将やってる人(割とイケメン)

で周りの人間のすごさに圧倒されてしまい普通に落ちました。一応聞かれた内容はある程度ちゃんと答えられたので純粋に人間力で負けてしまったんですね。

キャラ性能が違いましてよ

よく考えれば下宿先にテレビを置いていない筆者でも知っているような超有名な食品メーカーなんて筆者以外の人間も注目しているに決まっているわけで、最上位クラスの人間との殴り合いになるのは必然なのです。また、他の人の学生時代に力を入れたこと(いわゆるガクチカ)が非常に強く、かなりの陰キャでバイトもサークルもやっていない筆者には普通のことを書いていては太刀打ちできそうにありません。
以上のことから6月後半に就活全般における戦術の練り直しをしました。

作戦の練り直し

志望業界

まずは志望業界
基本的に誰でも知っているような企業は競争率が高く、やってることのイメージが付きやすく多くの人に「俺でもできそう」と思わせるような食品業界は特にその傾向が強そうです。したがってみんなが知っているような企業で戦うには相応の準備や作戦を用意する必要があるといえるでしょう。

手前:食品メーカー 奥:研究職,金融,IT

また、全大学生の文理割合が文系7:理系3くらいなので理系就活を軸とした方が堅実でしょう。理系就活をする上では大学院を出ていないと厳しいですが、文系とまともに殴り合うよりかは戦いやすそうです。実際メーカーの生産技術などは理系限定かつ学部卒でも採用されているのでそのあたりを軸に戦おうかな~という大まかな方針転換をしました。

ガクチカ

筆者は当初学生時代に力を入れたことを「教職と専門科目の両立」にしていましたが、そんな猿でもできるようなエピソードでは上位人種に勝てないため全面的に考え直すことにしました。

教職課程ってちゃんと朝起きて出席してちゃんとレポート出すことができればチンパンレベルの知能でも行けますよ。多くの大学生にとってはそれが難しいらしいですが…

早稲田の学生とも戦えるレベルのインパクトと独自性があり、かつ自らの主体性を示すことができる活動実績なんて筆者には……..

あるじゃあないかっ!!”動画投稿”が!!!!

ガバ娘プリティーダーディー
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”淫夢”は全ての”始まり”だったッ!!!

筆者の動画投稿遍歴としては
・スマブラfor終盤にスマブラの淫夢実況にドハマリする
・スマブラSPはキャプボが無くてもリプレイを動画化できるためとりあえず淫夢音声をダウンロードしてクソヒネリ島(mother3のタネヒネリ島をもじった)というタイトルでスマブラ(淫夢)を投稿してみる
・初投稿で面白さのかけらもないのに淫夢にキャリーされて1000再生くらいされて気持ちよくなりスマブラ淫夢の投稿者として活動
・当時(高校1~2年)淫夢厨をこじらせていたため淫夢音madにもはまっており、4歳からピアノを続けている筆者の音楽的技能を生かしたいと思い淫夢音madも投稿し始める
・淫夢以外の音madも投稿し始め、一番好きな作品であるぼっちざろっくで作った「ぼっち・ざ・えごろっく!」がかなり伸びた
・これを機に界隈での存在感も上がり、きらら合作を主催

知人と話していて「これ、世の中の99%くらいの大学生より面白い人生送ってるんじゃね?」みたいな話になったので動画投稿をメインとしてガクチカを組み立てることにしました。

ンーーー、改めて考えると凄いな、って思うなあ。俺はやっぱ。凄いなあと思うなあ。 サムネも作れるしさ、曲(音mad)も作れちゃうし、ほんでー動画も編集できるでしょ? ほんでー、撮影・収録も一人でやってるって?ほんでー、さらには小説(一日一回感謝のきららシコ)も執筆してるって? なかなかできないよ、そういうことは。なかなか難しいと思うよそういうことは。
そういうクリエイティブな人はなっかなかいないと思うよ。

起こりうる問題点

そもそも淫夢やクッキー☆は人権侵害コンテンツであるため就職活動といったフォーマルな場では御法度である

自己矛盾☆かなり好き

当たり前だよなぁ?

就活で淫夢ごっこは恥ずかしいんだよ!

当然ESや面接で「私は淫夢動画作っててェ…w結構な数字持っててェ…wアッこれ私のニコニコアカウントですゥ…w」なんて言ってたら明らかに様子がおかしい奴ですし絶対に落ちます
仮に映像制作系の会社であってもこのポートフォリオだと無理じゃないすかね…

したがってこの汚すぎる経歴を就活の武器として運用するには一般社会に受け入れられるようにローカライズする必要があるわけです。

うす汚ねェ淫夢投稿者の経歴を洗浄してやるぜ

淫夢経歴洗浄編

淫夢と音madをルーツとして成立している動画投稿遍歴なのに”淫夢”と”音mad”という単語を使わずに説明することは極めて難しいです。
また、ガクチカとしての道筋と最終的な着地点をどうするか?といった問題もあります。
ぼっちざえごろっくで9万再生を取ったこと?ニコニコのフォロワーが500人を超えたこと?
方向性が定まらなければどんな経歴があろうと文章は書けません。

そこで、最初に受けた〇二家の面接におけるフィードバックを思い出しました。

面接官「ガクチカというのは活動のスケール自体はそれほど重要ではありません。我々が知りたいのは学生時代に自分が何に対してどのような理由で本気で取り組んでそのためにどういう行動をしたか、そしてそれが会社に入った後に再現性があるものなのかを見ています。また、一人で黙々と取り組むといった内容ではなく他者を巻き込む,他者と共同した経験を挙げるのが好ましいです。」

つまり…”合作”ってコト!?

ワッ…..(その時点ではまだ合作の制作段階であり投稿していないため)

ということで合作を軸にするという大まかな方向性が決まりました。
しかし、個人作についてもある程度触れたいため、自分の技術を向上させるという方向性で話すときは個人作について、大勢を巻き込むエピソードトークの場合は合作という方向性で内容を固め始めました。

”淫夢”や”音mad”という単語を使わずそれらを示す文章の骨子を考えました。
・動画を制作している(ジャンルは音楽系)
・高校生の頃から始めて現在も継続している
・最初は再生数が伸び悩んでいた
・伸びない原因を「技術力の欠如」と「流行りに乗れていないこと」だと仮定し、それぞれを解消できるようアプローチした
・技術面:合作に参加して自分よりうまい人に色々聞く。Twitterで流れてくる新しいスクリプトやツールを積極的に取り入れて自分のものにする。
・流行り:流行っている動画(自ジャンルだけでなくアニメのopやアーティストのMVなど)のインプットを増やし、どこが大衆に受け入れられているかを自分なりに分析し、自分の個人作に取り入れる。その結果再生数が伸びたかどうかから自分の判断が正しかったかどうかを分析し、次につなげる
・自分一人での技術向上に限界を感じたため、他の作者と技術交流をするために合作(または共同制作企画)を立ち上げた
・初めての主催にもかかわらず30人以上の人が参加し、その中には海外勢の投稿者もいた
・合作は破綻してお蔵入りになることも割とあるのでまずは確実に投稿することを目標とした
・そのためにテーマを絞って(まんがタイムきらら)技術的な質問ができる場などを設けたり進捗確認を頻繁に行ったりと制作する側がやりやすい環境を整えた
・無事に投稿できた
・これによりコミュニケーション能力や集団を管理する能力が培われただけでなく、得た技術や発想を個人作に生かすことができた

言語化すると音mad投稿者の君たちはとても高度なことをやっているんですよ

これらの要素を字数や設問内容に応じて組み立てることでESを書きました。
例えば自己PRを求められたときは

コンテンツの規模的に毎年やってもいいはずなのにきらら合作マジで5年くらい投稿されてなったんですよね

このように組み替えて書きました。ちなみに筆者はですます系で文章を書くのがあまり得意ではないので就活では全て言い切り系で統一しました。文体は合否に影響しなさそうです。

なお、「具体的にどんな動画を作っているの?」という質問に明確に答えるとその時点で落選が確定する非常にデンジャラスなガクチカであるため、動画内容に関する質問に対しては「映像も作るタイプの音楽制作」という方向性で答えるよう事前に決めてました(幸い聞かれなかったけど)。

いざ出願!

理系就活をしようという方向性が決まりESも新しいものに書き換えじゃあ出願するぞという段階になり一つ問題が発生しました。

どの会社に出願すればいいかわかんねえ

現時点で決まっている方針は”理系就活をする”というあまりにもガバガバなホ方針のみ。そもそも業界も決まっていなければ具体的な社名(どこに行きたいか)すらもわかりません。
そもそも当時の筆者は何をもってホワイト企業でありどんな業界が何をしているかを全く知らなかったのです。そんな状況なら出願先が思いつかないのもしょうがねえな!

応募先どうする!?

こればっかりは一人で考えていても仕方がないので社会人に聞きました。
Twitter名物「何してるかわからんけどいつも趣味の話してて割と生活が充実してそうな謎の人」にdicordで勤務先を聞き、そこにESを出しました。

最終的な目標はデカい会社に入社することではなく、いい感じに働きいい感じに私生活を充実させることなので結局Twitterで楽しそうな人の職場に凸るのが一番効率がいいのです。

もちろん普通に無職で楽しそうにしているだけというパターンもあります

聞いた人の勤務先は四国だったので自分の生活圏と全然違いましたがなんか普通にES通りました。国立理系パワーと淫夢パワーですかね?

インターンの詳細な内容は割愛しますが業種としてはインフラに近く、他のインターンや説明会で見てきたメーカーとは違いインフラ系は全般的に給料や福利厚生の水準が良いかなという印象を受けました。まあ例外はあるでしょうが。
業務内容に対する考え方は特にないです。ある程度デカい会社は業務が細分化されており、自分が何をするかを決める権利は自分にないため考えること自体が無駄だと思います。事務,営業,技術,研究の大まかな区分くらいしか決められないんじゃない?
一応志望動機書くために考えはしますが会社決める要素にするのは危険だと思います。

そんなことを言われても無理なもんは無理です

同時に親会社からクソみたいな仕事を投げられることにより残業などが発生する構造的問題点もある程度見えてきたため、可能ならば発注側(親会社)に行くべきだなという考えも強まりました。

tips:インターンや説明会の時の質問

就活をしていて質問をしなければならない場面で何聞けばいいかわからない場面、あるよね?

あるよね?

そんなときのためにこれ聞いとけば70点くらい取れるような安定択いくつか書いときます。

・一日のスケジュールを教えてください(どこも大して変わらないしヤバいことは言わないため大して意味はないが説明会には必ずこの質問をする奴がいる)

ごくたまにこういうヤバすぎるスケジュールを言い始める危険な会社も無くはないため、全くの無意味ではないかもしれません

・御社で活躍する人材は、どのような方々ですか?(まずまず。これの答えによってなんとなく社風がわかることがある)
・配属後のキャリアについて教えてください(まずまず。キャリアなんて人によって千差万別で正直何の参考にもならないが、面接の際にここで言われたことをちょっと変えて自分の考えと共に話せばキャリアについて考えてる感を出せるため。若い社員に聞けば研修の内容や期間と絡めて話してくれるため情報アドが得られる)

・御社が同業他社と比べて優れているといえる点を教えてください(結構よさげ。インターンはそもそもそれを就活生に知ってもらうために開いている節があるため擦り得。説明会では微妙寄りだがそもそも説明会は出欠くらいしかとらないため微妙な質問でも特に問題ない)
・業界の傾向として〇〇という課題があると考えているのですが、御社はそれに対してどのような考えを持っていますか?またそれに対する方針があったら教えてください(ある程度調べないとできない質問で上級者向けだがかなり良い。この質問だけで業界について調べていることと自分の考えを持っていることを両方を示せるため選考段階が進むほど威力が上がる)

3年10月~

ガチ第一志望の企業(地元のデカいインフラ)のインターンが秋冬インターンを募集していたので応募しました。また、最終的に内定が出た企業のインターンにも応募しました。
どちらも淫夢パワーで選考は通過し、普通にインターンに参加し普通に企業のこと見てきました。まあここよりいい企業や業界は当然あるんだろうけど自分の学歴や能力だったらここに行ければ大金星かな?といった具合で淡々とこなしていました。

ガチ第一志望からの座談会(迫真)

第一志望のインターンに参加した数日後、筆者にとあるメールが届きました。

「就活生の悩みを聞きたいので弊社の若手社員との座談会来ない?」

いやもうダブル☆オドロキですよね

最初に言っておきますがこれは座談会ではありません。普通に選考です。
筆者は当時これに気づかず普通にジーパンとパーカーで行ってしまいましたが(一応通った)、スーツあるいはビジネスカジュアルで行くべきでしょう。

待ち合わせ場所の喫茶店に行き挨拶をした後開口一番始まるのは企業説明。
そして砕けた口調ではあったものの学生時代に力を入れたことを聞かれたときに筆者は確信しました。

面談は既に…『面接に』変わっているッ!!!

『選考』は”もう始まっている”ッ!

しかし、プロシュート&ペッシ戦のブチャラティのごとく機転を利かせて面接に勝利。
今までの人生であまり自分のことや考えを発表する機会は多くなかったため気づかなかったのですがどうやら筆者は緊張した状態で割と口が回るタイプみたいです。

このような卑劣な面談(面接)を二度目三度目とこなすとある時からその企業からは連絡が来なくなりました

サイレントお祈りです

現代は少子化の影響で売り手市場と言われており、学生も企業を選ぶ立場なんだ~みたいなことをニュースで見るかもしれませんが、あれ嘘です。そもそも採用する側とされる側が対等なわけないんだよなあ…
学生は例えば面接に行けなくなった等の事情があるときは企業に連絡しないといけませんが、企業が学生を落とすときは普通に連絡なしで放置してきます。

サイレントが許されるのはふりかけだけ

企業側の理論としては「これは面談であって選考ではないから落ちたも何もないよね^^」といった感じです。くたばれ

結果的に筆者は就活にそれほど苦労しませんでしたが、これだけは許してないです。

VS香川の会社

夏にインターン参加したフォロワーが勤務している四国の会社からも冬頃に連絡があり、専攻に進むことになりました。

良い会社ではあると思うのですが、あまりにも生活圏が離れているので第一志望とはいい難い企業、でも面接のときは第一志望といいます
面接のときに第一志望と言わないのは研究室やバイトの人に挨拶しないくらいディスアドを背負うので「御社が第一志望です」は擦り得ムーブです。

逆に言えば色々調べたうえで他の会社との差別化点がどうしても見当たらず、面接官からの「なぜ第一志望なのか」という質問に合理的な回答ができない企業は受けるべきではないとも言えます。
まあこの辺の考え方は各人の学歴や能力にもよるので一概には言えませんが…

その企業はES出して一次のweb面接が通り普通に四国まで最終面接に行き普通に落ちました。

まあほとんどの志望者が四国か岡山出身の人しかいない中全然関係ない所から来て最終まで残れたのでよくやった方でしょう。
正直自分の能力が足りなくて落ちたのか地理的にあまりに無理がありすぎて内定出しても絶対に来ないと思われて落とされたのかは判断がつきませんが、自尊心と精神衛生を保つために後者だと考えています。

就活は理不尽が多いので自分のメンタルを自分でケアする能力も大事だぞ!

香川の人まじで一生うどん擦ってくる。名古屋の味噌アピの2億倍くらい

VS最終的に行く企業

ガチ第一志望で落ちたのでまあ次の第一志望を決めなければなというところで冬にインターン行った企業から連絡が。
選考やるからES出せとのことですが二種類の応募パターンがあり、
・自由応募
・推薦応募(教授からの推薦状という形で内定出た場合そこに入ることを確約する代わりに色々優遇される)

この選択肢が出たときはガチ第一志望が本当に落ちているのか懐疑的でしたが、落ちていた場合に悲惨なことになりそうなのと同業界で待遇がほとんど変わらず勤務エリアだけしか変わらなさそうだったので迷わずに推薦で行きました。

推薦によって選択肢が狭まるという”覚悟”のもとで判断

今思えばこの判断こそが自分の就活における一番の功績だったかもしれません。ここで変に日和って一般で受けて落ちてたらまたやり直しで泥沼コースでした…

面接に行き普通に話して普通に受かりました。
まあある程度質問内容は調べがついていて面接練習もそれを想定して2回ほどやったし、面接で話していて「あっこの面接官は筆者のこと受からせたいんだな~」って感じたので緊張はしたものの話す内容に困るといったことはなかったです。

実際はどうなのかわかりませんが、「そんなに深い質問してくるとかこの面接官漏れのこと欲しすぎか?採用させてもらえないでしょうかってか…しょうがないにゃあ…」くらいの気持ちで行った方がうまくいくと思います。

面接後に電話で内定を言い渡され、辞退するという選択肢は推薦の時点でないため普通に承諾してGG(これが大体4月くらい)

自分が優秀だったのか淫夢の力なのか推薦パワーが強かったのかわかりませんが3社で終わってよかったです。

tips:野獣先輩のインタビューから学ぶ面接技術

読者の皆さん。こちらの動画は見たことありますね?当たり前だよなあ?
本当はニコニコの動画を貼りたかったのですが、この記事を執筆している時ニコニコがサイバー攻撃でダウンしていたので泣く泣くyoutubeの動画を貼ります。

全人類が見たことある上に基本的に暗唱もできる世界一有名なインタビュー動画を使って面接対策していきましょう。

・ちゃんと座ろう
背筋伸ばせ

・聞かれたことに過不足なく答えよう
――「学生?あっ…(察し)ふ~ん(軽蔑)…え、身長・体重はどれくらいあるの?」
野獣「え~、身長が170cmで」
――「うん」
野獣「体重が74kgです」
――「74kg。今なんか、やってんの、スポーツ…すごいガッチリしてるよね」

この場面にも学びはあります。
就活生は時折自分をアピールしたい一心で
「はい!身長は170cm、体重は74kgです!中学からバスケをやっていてそこから身長が一気に伸びて~…」
みたいな聞いてもない自分語りをし始めます。
緊張という精神負荷がかかっているものの面接はあくまで対話の一種であるため聞かれてないことは無理に話さないようにしましょう。

「今なんか、やってんの、スポーツ…すごいガッチリしてるよね」
というように面接官が聞きたいことは深堀りしてくれます。

・必ずしもハキハキと即答できる必要はない
──「風俗とかは行くの?」
野獣「行ったことありますよ」
──「どういう系統が好きなの?」
野獣「そぉ~ですね…やっぱり僕は、王道を征く、ソープ系、ですかね」

よく2chの就活板では面接官から予想外の質問が来て数十秒固まってしまったという旨のコミュ障エピソードが言われますが、質問に即答できないからと固まるのはかなりの悪手です
志望動機とかガクチカ等の基本的な部分を確実に話せるようにしたとしても面接では難しい質問が来ることもあります。
そういうときは「そうですね~…」とか「いや~予想外の方向から来てちょっと焦ってるんですけど~…」とか枕詞に付けて10秒ほど時間を稼ぎながらその10秒で死ぬ気で頭回転させて答えを錬成します。
当然そんなことをしていると立て板に水のようには話せませんが、少なくとも技術職の面接ではスラスラ話せることが重要であるようには感じませんでした。中身のないことをペラペラしゃべるよりもつっかえつっかえでちょっとした吃音症みたいになっていても自分の考えを正しく伝えることが評価されると筆者は感じています。

・声のトーンは気持ち高めに
人間は低い声よりも高い声の方が聞きやすいという性質があります。野獣先輩は元々割と甲高い声なのですが、声が低い人(特に女性)は意識して声のトーンを上げると聞き取りやすく、明るい印象を相手に与えるので意識してみましょう。

終わりに_将来就活する君たちへ_

今回の記事では陰キャキモオタでサークルに入っていない不細工な男(研究室で唯一交際経験がないため若干浮いてる)でも適切なタイミングで適切な行動を起こせばまあそこそこくらいの企業には行けるということを書きました。

もちろん世の中には筆者と同じ状況で筆者よりも学歴や能力が低い人もいれば超絶イケメン天才高学歴で4年の5月くらいから始めても五大商社に受かる人もいます。人の世は平等ではないので。
よってこの記事も♰成功への道しるべ♰ではなく単なる淫夢厨の戯言だと思って参考程度に留めてください

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↑免責事項

ただ、就活がどんどん早期化している現代、基本的に早く動いた方が考える時間も長くとれて納得のいく結果になることが多いと思います。
筆者自身も早期化しすぎて何のために大学行ってんのかわかんねえなキモいな~って思う部分もあるのですが、大多数の人は大卒資格を得て就職するために大学行ってるのでその辺は割り切って受け入れましょう。

就職活動で変な逆張りするとマジで詰みかねないので逆張りとか冷笑癖は中学生で卒業しておくか就職活動の時だけは発動しないように意識しましょう。

理系のすゝめ

理系限定の話なのですが、大学院に進学する予定の人も一度学部3年生で就職活動(インターン等)をやっておくといいかもしれません。
筆者もインターン等に行くうえで「やっぱ院生は優秀だな~」って思う場面が結構あったので、自分より優秀な奴と話す機会を得るという意味で就活はかなり良い場所です。
そこで院生の話を聞いて大学院行きたくねえな~って思ったら本格的に就職にシフトすればいいし大学院面白そうってなったら将来どんな職に就きたいかを考えながら研究室選びの参考にしたり、他大学の院を受ける決断をするのも悪くないです。

多くの大学では4年の4月から研究室に配属され、7月くらいに院試があるのですが、就活早期化の影響で研究室に入ってから「もしかしてワタシ研究向いてない…?」と思っても手遅れな状態になっているので3年のうちから両対応できるよう行動しておくのがおすすめです。

場所にもよりますが本当にこんな風になっている人もいます

理系の場合技術職を受ける人が多いと思いますが、技術職はバチバチの陽キャを求めてはおらず、最低限のコミュニケーション能力がある前提で自分でちゃんと考えられる人材や色々な属性の人と折衝してうまくやっていく(≠仲良くする)能力が求められていると就活を通して感じました。

陰キャならロックをやるのではなく技術職を受けてみましょう。

おま〇け

おすすめきらら作品(きららとは言っていない)
魔女の花屋さん(著者:浜弓場 双)

浜弓場💢おちフルの衣装やハナヤマタでも思ったけどお前本当に花が好きなんだな💢
浜弓場💢アリーとてもかわいいぞ💢ハナヤマタのなるっぽい見た目で最近の桜衣乃の図太さが味わえるのは新鮮だぞ💢

おちこぼれフルーツタルトの作者の新連載。
この作品は魔法使い見習いのアリーが修行の地で起きる人々の悩みを花に注目して解決する作品です(ガバ要約)
浜弓場の画力が爆発していてとても見ごたえがあります。

アリーちゃん結構図々しくて好き

きらら作者ではありますがレーベルはきららではないのでまた違った味わいが楽しめます。きらら系好き民もそうでない人も是非読んでみてください

一話は無料で読めるので置いときます。


おまけまで読んでくださった皆様、本当にありがとうございました!


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