2022年の公募の振り返り

ちょっと気が早いですが年内応募予定の公募がもうないため、自己紹介がてら振り返りをば。

今年の公募&執筆履歴

四月、電撃文庫大賞

長編第二作となるSFロボものです。ハードめのSFで、枚数制限いっぱいいっぱい。
メックのパイロットとエスニック巫女のハイテクxまじないの組み合わせはお気に入りでしたが、残念ながら一次落ち。
GA文庫大賞で二次落ちしたものを1/2くらい改稿した作品なので、二次くらいは通ると思っていたので軽くショック。三幕構成も意識したのに……。

敗因は「キャラの物わかりが良すぎて話を転がしにくい」「世界観のSF設定を本筋に絡ませられていない」と分析しました。

四~八月、長編第三作執筆

電撃に出した時点で「キャラの弱さ」と「物語の練り不足」は意識していたので、習作と割り切って無難な(つもりの)ファンタジーものを執筆。
主人公をビキニアーマーの褐色女剣士にしたのは完全に趣味。

ログラインが迷走して三回くらい冒頭書き直しに。途中、初めてプロットを書いてみたり。
なんとかラストバトルまでこぎ着けたものの、面白い展開が思いつかず座礁無理矢理(了)とつけて打ち切りエンドしてお蔵入りと相成りました。

キャラのやりとりは書いていて楽しかったです。脳筋で荒っぽい主人公と、金に汚いヒロインのキャラはお気に入りで、主人公は第四作のヒロインの原型になります。
打ち切りエンドの原因は、プロットの練りが甘いのに見切り発車したのと分析。

学びの多い作品となりました。

九月、長編第四作準備

今度こそプロットをちゃんと書こうと思い立ち、修行。第三作の時の反省を踏まえ、「物語を考えるという非定型の思考を、定型的な思考プロセスにしてしまう」ことを目指しました。

キャラ、展開、キャラの関係を類型別にカード化して、その組み合わせでログラインを作成。
複雑なSF世界観を物語展開のキーやキャラのバックグラウンドにしてしまうことで、説明コストを削減するなどの設計方針を固めました。
(この辺りの設計は色々語りたいのですが、誰得なので自重)

一定の手応えが得られたのでいざ執筆。

十~十一月、第四作執筆

プロットをフォロワーさんに見ていただき、自信をつけ執筆開始。

冒頭二万文字くらい書き溜まったところで、おもむろにカクヨムで連載を開始(今は非公開にしています)。
皆様のPVやいいねに励まされつつ、四十日ほどで初稿完成。地味に新記録。プロットを固めたのが良かったのか、展開に悩むことはほぼありませんでした。ありがとう、第三作。

お読みいただいた皆様、感想やご評価いただいた皆様、本当にありがとうございました。
2022/12/6現在GA文庫大賞で審査待ち中です。

反省点としては、初稿完成->応募までの時間を三週間ほどしかとれなかったこと。次回からはもう少し余裕を持たせて完成させて、じっくり改良したいです。

十一月、カクヨムプロットコン

プロットコンなる面白げな企画を発見し、参加。
存在自体は十月中から知っていたのですが、第四作を優先して着手できず。
十一月なかばの、第四作の初稿完成から改稿着手までの一週間の空白期間に着手しました。

第四作の快調に勢いづけられ、うははプロット無双だぜ! と思いながらプロット八千字と冒頭一万二千字を書いて投稿。我ながら面白く書けたと思っております。こちらも一月末の結果発表まで審査待ち中です

作品はこちらです。

振り返りと来年の抱負

振り返るとざっくりこんな感じです。
高校生時代に書き上げて一次落ちした長編第一作からはや十年近く、さなコンをきっかけに筆を取り直してから一年半、一次落ちと二次落ち一回ずつではありますが、多少なりとも進歩しているかなという気持ちです。

原稿をgithubで管理していたので、執筆履歴がわかりやすかったのは棚ぼた。
今年の学びはまとめるとざっくり以下です。
- プロット超大事
- 読んでくれる方はとても大事にしよう
- 無欲な奴を主人公にしてはいけない
- 馬鹿キャラ視点の一人称はつらい半分以上が第三作由来の学びです。ありがとう、ユゥラとリシア(主人公とヒロイン)。

今年は後はカクヨムコン短編に賑やかしで参加したら応募はお仕舞いの予定です。
来年は長編の新作二作書くぞ!


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