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【Minecraft】Rconでサーバーにアクセスする

マイクラサーバーに外部からアクセスし、コマンドを実行しているプロトコルとしてRconというものがあります。

今回はそのプロトコルを使っていきたいと思います。


動作環境

OS     : Ubuntu 20.04
Server : PaperMC 1.19.2
RconIP : localhost

軽量化のためPaperMCを使用しますが、それ以外にもSpigotやBukkit、公式サーバーでも動作すると思います。



server.propertiesを編集する

サーバーでRcon使用を許可する必要があります。
許可には、そもそも使用許可に加え、パスワード、ポートの指定が必要です。

それぞれのパラメータを自分の環境に合わせて入力してください。

rcon.port=25575        // Rcon接続ポート
enable-rcon=true       // Rconの使用許可
rcon.password=passwd   // Rcon接続パスワード



ポート開放する

VPSなどの別ネットワーク(WAN)を経由してサーバーに接続する場合はポート開放が必要です。(ローカルや同じネットワーク内からアクセスする場合はポート開放は必要ありません。)

それぞれルータやOS上で上記で指定したポートを開放しましょう。



mcrconを使う

ここまでこればRconを使用するサーバー機側の設定は終了です。ここからは実際にRcon接続するソフトウェアを使用していきます。

今回はTiiffi/mcrconを使用させていただきます。GithubのREADMEに使用方法は説明されているため、参考しながら本環境で動作させていきます。

初めにbuildから行いましょう。Githubで書かれている通りに動作を行います。(makeを使用するため実行するubuntuなどUnix環境が推奨です)

buildが完了すると作業ディレクトリ(mcrcon)にmcrconファイルが作られるためそちらの実行していきます。

実行するうえでserver.propertiesで指定したポートやパスワードを指定します。

オプション
-H サーバアドレス(デフォルト:localhost)
-P ポート (デフォルト: 25575)
-p Rconパスワード
-t 端末モード
-s サイレントモード
-c 色を無効にする
-r 生のパケットを出力する
-w 各コマンドの間に指定した時間(秒)待つ (1〜600s)
-h 使用状況の印刷
-v バージョン情報

今回はローカルかつポートもデフォルトのため指定する必要はありませんが、指定して端末モードに入ってみます。

mcrcon -H localhost -P 25575 -p passwd -t

これで端末モードに入れました。
この状態でコマンド(ex: list)など実行してみると上手に実行されると思います。


以上!

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