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慢性腎臓病(CKD)・IgA腎症・IgA血管炎が良くなってきた

腎臓が良くなってきました

闘病記というほど大したものではないですが、腎臓がよくなってきたのでその思い出?を書きます。
この記事を読んでいる方は多分ご自身や家族が慢性腎臓病(かもしれない)と診断された方だと思います。
闘病ブログはいくつかありますが、良くなった例はあまり見かけなかったので、書こうと思います。

自分は運が良かっただけかもしれませんが、腎機能はかなり回復しています。
先日、ついにクレアチニンが標準値になりました。仕事も支障なく続けることができています。趣味も運動もやれています。
もちろん、うまくいかないこともありますが、良くなる例もあるのだということを書きます。

慢性腎臓病(かもしれない)期

腎臓病は多くの場合ある日突然なるわけではありません。
健康診断で引っかかるとか、血尿が出るとか、そういったことから始まります。が、この段階では「様子をみましょう」と言われます。
なぜなら、一時的にこのような症状が出ることがあり、それと腎臓病を区別する必要があるからです。

この後書くように数値が良くなりそうになければ腎生検を検討することになりますが、この腎生検は基本的に入院になり、負担が大きいのでおいそれと簡単にできるものではないのです。
なので、腎生検するまでに「(負担はあるけれど)腎生検をしなくてはならない理由」を蓄積する必要があります。

そして、これが結構長いです。
全ては数値次第ですが、逆にそこまで劇的には悪くなかったりすると、「時間経過とともに悪くなっていくこと」を確認する必要があるので結構かかったりします。

この間は治療に進むことができず、体調だけは悪くなっていくので精神的に不安になった思い出があります。
後、この間に1ヶ月1キロずつくらい体重が落ちて、気がつくと7キロ痩せていました。7キロ痩せるとだいぶやつれてきて、その体を見るのが結構辛いという時期もありました。(今は5キロ戻した)

自分の場合はこの後徐々に悪くなり、クレアチンが1.0位になりました。
全然大したことない数値かもしれませんが、1日働くと1日寝込むくらいには体力がなくなります。クレアチニン3とかで立って動いている人神だなって思っています今は。

腎生検のための入院をする

これまた腎生検のための情報も色々あるのですが、大丈夫です。麻酔があるので痛くないです。
うつ伏せで寝て、背中に麻酔の注射をプスリと打たれたら後は全然痛みはありません。ズンと体の奥に響くような振動があるだけです。
お医者さんの指示で息を止めたりなんかしていると終わります。勝手に動いてはいけないですが、「首が痛くなってきたので首の向きを変えてもいいですか?」と聞けばいいです。「今向き変えて大丈夫ですよー」といってくれます。

ただ、腎臓は毛細血管の塊なので生検後24時間?の絶対安静が必要です。
ベッドに寝て、重りのようなものをお腹の上あたりに乗せて(腎臓の傷口が絶対に動かないように)、ひたすらじっとしています。
自分もそうですが微熱が出る人もいるみたいです。でもそんなに辛くはないです。

というか、この24時間の辛さはかなり個人差があるようですね。
「尿 管を入れる 辛い」で検索してください。
こればっかりは管との相性(?)です。入りやすい人は全然なんてことないのだと思います。自分は辛かったです。辛いタイプでした。腎生検より遥かに辛かったです。
でもまあ、24時間経てば終わるので、人生の他の苦しみに比べればなんてことないというか、24時間で絶対に終わるんでそんなに恐れることもないです。もう二度とやりたくないですが。

確か3時間で膝を立てるのがOKとか、そいう感じで動いていい範囲が増えていって、お昼前に生検して翌日の朝には動いていいとかいう感じでした。

尚、いきなり立ち上がると転ぶ可能性があるので絶対にゆっくり立ち上がりましょう。
自分は普通に立ち上がってしまい、転びました。膝からゆっくり転んだだけで済みましたが、頭を打っていたらと思うとゾッとします。
この辺りは入院経験の少ない若者は特に注意です。知らせといてほしかった。

腎生検後はクレアチニンが上がりました

腎生検が終わり、背中の腎臓のところに大きな絆創膏のようなものを貼られ、帰宅です。なんのあれもないです。痛くないです。血も出ない。

ただ、腎生検から治療開始までの間が一番辛かったです。体調が極悪になり、電車で通勤するだけで、立ってるだけで辛かったです。
普段温厚な性格ですが、電車で立っていると、スマホでゲームしながら座っている人を見るだけで腹が立ってきます。その人は何も悪くないのに、です。それくらい体が辛いというわけです。
朝起きても辛いし、夜寝る時も辛いです。

腎臓を悪くするとなぜか物が食べられなくなるのですが(先述のように体重が落ちました)、この時はもう、食べるとか食べないとかの騒ぎじゃなく辛いです。

毎朝通勤するだけでなぜか吐き気に襲われ、駅に着くとまずはトイレに駆け込んで吐くようになっていました。そのための袋も持っていました。
この時が本当に最悪で、もう体調的に生きて、出勤するだけで精一杯という感じです。

まあ、でも、終わってしまえば「そんな時もあったなー」という感じで。
こういう経験があると病気の恐ろしさが良くわかりますね


そして入院へ〜

生検後、診断が確定して入院することになります。
入院以降の話は別の記事でまとめたいと思います。

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