kakapoの初夏、kakapoの京都。
あっという間に６月に入ってしまいました。
気温も日に日に高くなって、夏がそこまできている感じがしますね。
GWは、神楽坂でのイベントはできませんでしたが、こんな機会だから！と言って、たくさんのお客様がアトリエにいらしてくださいました。
神楽坂だといつもバタバタして、なかなかゆっくりお話しもできない事が多いのですが、アトリエではゆっくりお話しすることもできます。
これはこれでとても良い時間でした。
本当にありがとうございます。
さて、前回の更新から一月以上空いてしまいました。
いつも２月くらいから夏までkakapoはバタバタです。
まあシャツが一番売りやすい時期なので、色々なイベントのお誘いをいただくことも多い上、新しい生地やシャツの生産が佳境に入るわけです。
という言い訳をしつつ。
久しぶりに出張に出ています。
イベントの打ち合わせや新しい生地の企画の打ち合わせで、地方に向かっています。
こんな時期なので移動を極力避けたいのですが、仕事柄リモートで済む話と済まない話があります。
前回も少し書いたのですが、生地を作っている多くの工場さんは仕事が減ってしまって大変なわけです。
私が、電話で伺っても良いですか？と控えめに聞くと、大抵は、”どうぞどうぞ！”と即答いただきます。
もちろん、みなさん色々思うところはあると思うのですが、詰まるところ”客が来ないと仕事にならない”、”動かないと仕事にならない”ということなのです。
それは私とて同じことです。
私の仕事はkakapoの運営の他に、クライアントさんへ向けてデザインをしたり、新しい生地や商品の企画を考え提案したりすることもあります。
”お客様にきていただかないと仕事が進まない！”、”お客様に合わないと仕事が進まない！！”
・・・とてもよくわかります。
なかなか複雑な気持ちです。
何も気にせず自由に行き来できるようになって欲しいです。
クライアントワークといえば、昨年はオニツカタイガーさんでkakapoの生地を使っていただきました。
こういった仕事をいただくと、いつものkakapoの仕事以上に色々と細かな決め事に則って仕事をしなければならない事が多く、いつも以上に綿密な打ち合わせが必要になります。
遠隔ではなかなか意思疎通も難しいことも多いです。
オニツカタイガーさんへ納めた刺繍の生地は、もともとシャツ地として作った生地なので、靴にしたときの物性の問題や、納期の問題がありました。
その上に数量がいつものkakapoの発注の何倍にもなりました。（もちろんとてもありがたい事です！）
しかし、この生地を作っている刺繍工場さんは昭和初期から続く、本当に古い工場さんで、そんな多くの発注を簡単にこなせる生産能力があるわけでもなく、とにかくいかにして納期通りに納めるかの生産計画などなど、、、
実際に行って、生地の生産工程やキャパをクライアントさんに見てもらうことで、色々なご理解をいただくことによって、話がスムーズに進むこともたくさんあります。この企画の時は今のような状況下にはなく、出張も自由にできるご時世でした。
それでも色々と大変だったことを思い出します。
この時の、刺繍の生地作りの話には忘れられない思い出がたくさんあるので、また改めてここで紹介しますね。
ただ、今はなかなかクライアントさんと一緒に工場さんに伺うということは厳しいので、私がひとり動いて打ち合わせをして、出来るだけ多くの情報をクライアントさんに伝えるというようなことになっています。
はい！はっきり言って仕事が増えました。トホホです。。。
それでも、色々とお声がけいただいて、本当にありがたいことですし、私と一緒に動いてくれる工場さんや関係者の皆さまのために頑張らねば！ですので、愚痴ってなんかいられないのですが。
本当に早く落ち着いてくれることを願うばかりです。
そして、今回のミッションの中にはもう一つ大切なお仕事があります。
先週末から京都のギャラリーヘプタゴンさんで
kakapoの初夏、kakapoの京都。
と題しまして、ポップアップを開催していただいています。
感染対策をしっかりした上での開催です。
週末、５日６日には私もギャラリーでお客様をお迎えする予定です。
この二日間はポケットオーダー会を開催します。
京都在住の縫製屋Jamboreeの吉岡さんに、お好きなポケットをその場で縫い付けていただきます。
時間帯によっては混雑が予想されますので、ご来店のご予定がわかっているお客様には時間のご予約をお願いします。
ご予約いただいた方は優先させていただきますね。
今回、今回は京都に伺うことをとても悩みました。
東京では神楽坂のイベントは開催できなかったのですが、代わりのスペースとしてアトリエでお客様をお迎えすることができました。
京都では、そういうわけには行きません。
待ってますよ！という言葉をいただき、気を良くしてノコノコと伺うことにしました。
毎日体温を測り、体調万全で向かいます。
幸い、こちらのギャラリーは南北に開放できる、これ以上にない通気性の良いスペースです。
もちろん、消毒を行ったり、できる対策そした上で開催していただいております。
お客様には、ご無理のない範囲でいらしていただければ、と思っています。
ではでは、今日はこのへんで。
ごきげんよう！
カネイチヨウコ
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