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「AIは質問力が9割!」これ、本当です。

どうも、カカオルです。

AIの進化がめざましい昨今、なかでも文書生成型のAIはライターにとって鬼に金棒のような、右腕のような存在になり得る、まさに神ツールです。

そんな私も最近ではその便利さと機能の素晴らしさにすっかり魅了され、記事制作の際もお世話になっています。

初めは使い方も分からず、先端をいっている方々のSNSや動画を見ながら、ああでもないこうでもないと悪戦苦闘していましたが、ここ数ヶ月でやっとなんとか使えるようになってきたかなあという感じです。

で、今回のnoteは、恐縮ではありますが私がAIを使ってきたなかで、感じたことや役立つこと、また、AIをまだ使っていない、どんな感じだろうと思っておられる方に、その便利さをお伝えできたらなと思っていました。

しかしやっぱりAI、特にchatGPTなどの文書生成型のAIは質問の仕方が9割というか、重要事項であると痛感していることから、今回の内容にしてみました。

また、使用時に気をつけたほうが良いことも解説しています。

よろしければお読み頂けましたら幸いです。

質問の仕方で回答がこんなに違う。それがAI

AIは質問の仕方で回答が全く違ったものになります。

そもそもAIが質問に対する回答を導き出すには、

1.質問を理解し→2.回答を検索→3.回答を生成

といった行程を経ます。

ですが、このどれかが上手く作動しない場合、意図したものとは全く違う回答になります。

その一例を具体的に挙げてみましよう。

今回の質問の意図は、AIにどのように質問したら良いかというものです。

できれば具体的に回答例を示して欲しいと思っています。

まず手始めに、詳細な指示をせず

「AI 質問の仕方」
だけでchatGPTに質問してみました。

そして返ってきたのが以下の内容です。



AIに質問する際に効果的な方法はいくつかあります。以下にいくつかのポイントを示します。

1. 質問を明確にする: 質問が具体的で明確であるほど、AIは的確な回答を提供しやすくなります。曖昧な質問ではなく、具体的な要素や詳細を含んだ質問をするように心がけましょう。

2. 簡潔にまとめる: AIは長文や複雑な文章よりも、短く簡潔な質問に対して効果的に回答します。要点を明確にまとめ、冗長な情報を省くことで回答の精度が向上します。

3. 文脈を提供する: 質問の文脈を明示することで、AIはより正確な回答を提供しやすくなります。例えば、特定のトピックや背景情報、関連する事実などを質問に含めると良いでしょう。

4. 質問の形式を考慮する: 質問には様々な形式があります。情報の要求、具体的な答え、比較や選択肢の提示など、質問の目的や種類に応じて適切な形式を選びましょう。

5. 追加の質問や明確化を行う: AIが提供する回答に不明な点や追加の質問がある場合は、それを明確化することも重要です。必要に応じて追加の質問をすることで、より具体的な情報を得ることができます。

これらのポイントを念頭に置きながら、具体的で明確な質問をAIに投げかけることが重要です。AIは限定的な情報を持つため、質問が明確で的確な場合により良い回答を提供することができます。



……なるほどです。

確かに当たらずとも遠からずという印象ですが、できれば具体的な回答が欲しかったので、質問の仕方を変えてみます。

質問:具体的に質問する方法を実例を紹介しながら書いてください

この質問には以下のような回答をしてくれました。



もちろんです。以下に具体的な質問をする方法の実例を示します。

  1. 具体的な質問:

    • 間違った文法で有名な本はありますか?

    • 2022年に最も売れたスマートフォンは何ですか?

    • パリで観光客向けのおすすめのレストランはありますか?

  2. 適切な情報源を指定:

    • ニュース記事に基づいて、最新のCOVID-19の感染率を教えてください。

    • 学術論文に基づいて、気候変動の影響について詳しく教えてください。

  3. 複数の視点を考慮:

    • スマートウォッチの利点と欠点について、専門家の意見とユーザーレビューを教えてください。

  4. 回答を検証:

    • AIが提供する回答に基づいて、他の信頼できる情報源で確認しましょう。例えば、AIが提供したデータを公式統計データと照らし合わせるなどです。

  5. AIの限界を理解:

    • 人間の感情や主観的な意見に関する質問には、AIの回答を適用しない方が良いです。代わりに専門家の意見や実体験を参考にしましょう。

これらの実例を参考にしながら、具体的で効果的な質問をAIに向けることができます。ただし、AIの回答を受け取ったら、検証と独自の判断も行うことを忘れずに。




やっと質問の意図が伝わりました。

いかに具体的に伝えることが重要かが分かりますね。


AIは質問力が9割

このようにAIには、具体的に質問することが大切だとお分かり頂けたかと思います。

ライターの場合は、タイトルや構成、本文もお願いしたいところかと思いますが、やはり詳細に質問することが重要です。

先ほどご紹介したように、例えばSEOのキーワード選定の際に気をつけたいことを質問する場合、

「SEO キーワード選定」

などとネット検索のような質問の仕方をしてしまうと、SEO記事の書き方そのものの回答が返ってきてしまいます。

なので、ここはダイレクトに

「SEOでキーワード選定の際に気をつけたほうが良いことを教えてください」

と聞いてしまいましょう。

この要領で構成や本文も質問すると答えを返してくれます。

ただし、長い文章が返ってくることがありますので、簡潔にしてくださいと一言添えると良いでしょう。

また、文字数が途中で切れることもありますが、続きを書いてと指示すると切れたところから続きを書いてくれます。

内容が気に入らなければ「他にありますか?」と質問すると別パターンの回答を書いてくれるので、納得のいくまで質問してみましょう。

ちなみにAIは、質問し続けると学習し続け、だんだんと質問者の傾向や対策が分かるようになってくるのだそうです。

AIは使う際に注意が必要

AIはこのように、質問さえ適切であればこの要領でコンテンツを書いてもらうことができます。

今回ご紹介したchatGPTでは、使用に際して注意点もありますので、以下にご説明します。

情報を自分で確認する

AIは学習した情報を返してきますが、その情報自体が誤っている場合があります。

また、最新情報とはいえないものを回答してくることもあります。

chatGPTについていえば、本人(本AI?)もこのように注意を促しています。

「知識のカットオフは2021年9月です。つまり、私の知識は2021年9月までの情報に基づいています。その後の最新情報やアップデートについては、OpenAIの公式ウェブサイトや公式発表をチェックすることをおすすめします。最新情報を把握するためには、OpenAIの公式情報源を参照することが重要です。」

とこのように、情報の信ぴょう性、整合性という意味において、AIに頼りきることはせず、一度しっかりと自分で確認することが必須です。

情報漏洩には気をつける

また、AIには情報漏洩のリスクがあります。特にchatGPTの無料版などは入力したデータを学習に使用します。

個人名や団体名などを入力した場合、それを学習データとして生成し、全く関係のない人に回答してしまうことがあるのです。

こうした理由から、個人名や団体などの入力を避けた質問の仕方を心がけましょう。

まとめ

ここまで、AIへは質問力がいかに大事かということや、仕様に際しての注意点を解説してきました。

AIは使い方次第で鬼に金棒のような、右腕のような存在になってくれる神ツールです。

まだAIを使ったことがない、よく分からないという方には特におすすめしたいです。

AIを賢く使いこなして、ライターとしてのスキル向上にもどんどん役立てたいものですね。


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