It’s 生身 It’s 生身 Yeah Yeah Yeah Yeah
ごめん、
同窓会に行けました。
あり得ない
この俺が!?!?
行ってきたよ高校の同窓会。エグすぎる。行けるんかい俺同窓会に、俺が〜!?この俺が!?
あの、
一年目、四月の半ば、みんなの前で変なギャグやってた俺が!?!?
あの、
遠足のドッヂボール大会でストレスのあまり急に草食い出した俺が!?!?
あの、
普通に成績悪かった、俺が!?!?
俺!?!?!?!?!?!?
まあいいんですけど
はい
でも振り返ってみたら、同窓会そのものというよりは、同窓会という場所の、あれが存在できるあのハレの日の本質を、最後までイマイチ理解できなかった自分が一番嫌だったかなぁという、気だな。。。
まず同窓会、行くまでがなかなかしんどかった。勝手にシンドカッタ(←ずっと前から温めてたギャグ)
なんか普段、いろんな理由で散髪行きたくないから自分で髪を切っているんだけど、同窓会出席のために地元戻って、一旦準備のために実家に向かった。
ただいま〜っつって暖かな実家に踏み入った瞬間、祖母から「変な髪型(笑)」みたいなことを言われ、直後、母から「髪切りに行こうか…」と言われた。
ここから全てが始まった。
それで、まず1000円カット(とは言え1200円くらいだった)の店に行ったら、もっと値上がってて1350円カットになってた。不景気で困ります(閉めます)
あと、なぜか親が美容院に行かせたがってたし、息子(儂)が「1000円カットでいいでしょ」って言ってた。多分普通逆な気がする。
さらに、僕が持ってきたスーツ、白シャツだったんだけど、それじゃ同窓会という場においては「かしこまりすぎ」らしくって、新しいやつを買う事になった。紫のラインが入ってるやつだぜ。
あ、それと、僕が持ってきたジャケットとズボンとがなんか上下で色が違いすぎて、実家に置いてあった上下揃ってるやつ(恐らく叔父のもの)を借りる事になったし、
何故かネクタイも流れで借りる事になったし、
革靴も安物で、履いててずっとうっすらなんか嫌だったので、これまた流れで買い替える事になった。
そう、
結局僕が持ってきた服は一切使わなかったんだね。
全部新しいものか借りたもの。流石にウケた。
僕自身、服装にほぼこだわりがないので、もうなんでも良かったんだけど、気づいたら僕の準備があまりにも戦力外すぎてて面白かった。同窓会、どんなエグい場所なんだ…!!!!
というかここで言うのも恥ずかしすぎることなんだけど、気づいたらヘアセットも親にやって貰ってましたわ!!!!!情けなさすぎるだろ!!!!!!え!?!?ダサいが過ぎるんだけど!?!?
あ、
あと、
同窓会終わった後(二次会とか出る時)すぐに着替えられるように下にユニクロのTシャツ着ようとしたら親に「やめてくれ」って止められたのもウケた。
それは流石に許してくれると思ってた…
僕マジで正装というのが嫌すぎて(多分着てる服に引っ張られて心までかしこまり始めてしまい、必要以上に疲れるため)、そもそもそれが憂鬱で同窓会がほんのり嫌だったんすわ。
んで皆んなも同じこと思ってるだろうし、どうせ終わったら(せめて男は)すぐ着替えるでしょ、とばかり思っていたんだが、実際皆んな最後の方までスーツ着てたな…忍耐エグすぎる。これが社会人か…
でまあ結局ずっと四種類くらいの不快感を携えながら会場着いて、二時間弱、同窓会に出席していた時間、僕、基本ずっと何かを食べていた。
これ、マジでいいですよ。
飯食ってたら流石に空気読んでほとんど誰も話しかけてきません。最高でした。美味しいし。
なんだよこれ飯食うだけの催しだったら正装の意味ねえじゃん
とか思ってたんだけど、実際なんだったんだろうか、あの二時間…??🤔
という、そういったことがありましたよ、と事実の陳列をばやりまして文字数を稼いだところでここからが本番。以下、思ったこと書く時間!
自分語りが多いかもしれない。気をつけてね
さてそんな同窓会だが、100人くらいが出席しており、ふと思ったのが「この人数の前で弱ってる部分を晒すのはどうなんだ?」という感覚だった。
要するに、所謂一次会ではどうしても、お酒を飲むことができなかったんですね。
僕とて二十歳だし、したらば周りも大学生、僕自身某お笑いサークルに所属してて、よく知らない大学生との関わりもここ最近幾つかあった。
あった、にも関わらず、この同窓会という場、やっぱりこの人数の大人(同級生だけどなんか、大人、という認識だった)に囲まれながら、アルコールによって弱ってる姿を開示することはリスキーなんじゃないか…😥
と、いう、生物としての根源的な危機感みたいなものが湧き上がってきて、うん。
というか同級生をそういう「大人の集合」として認識したことは高校時代なかったし、もう少しフラットに他人を見ることができていた気がする。
確実に、大人になる前よりも対人恐怖が加速している、俺…いや兎角怖かったんですよ、大勢の前でお酒飲むのが!
思えば、大人数の打ち上げみたいなものには一切参加したことないし、なんかああいう場に対する、というよりはああいう場での飲酒に対するある種の「構え」が自分にあるんだな、と少しウケた。
いやしかし、しょうじき、この構えは正しかった。
二次会以降、少人数の、且つ仲良しの人間だけで固まることが自然にできる感じになってきて、そこで(付き合いも兼ねて、だが)幾つか飲酒のほどやらせて頂いたんだけども、普通に僕にはある程度酔ったら泣く癖があったので、泣いた。
えぇ…😭
これが一次会で発動してたらだいぶ気まずかったな、って感じだった…😭
なんかそう、同級生が皆んなこうやって幸せそうにしててまた集合できてるのって最高すぎて、お店出るタイミングで泣いてしまったんだよな、なんかな…😭
夜風も心に沁みてだな…😭
あと誰かが体調悪くなっちゃったらしくって、お店の前に救急車来てて、なんか「みんな大事な友達だから死なないでほしい…😭」とか言いながら泣いてたの、憶えてる…😭
基本死なねえだろ、俺バカすぎる…😭
と、もう、そんな面白くない漫画みたいな経験を経ても、経ても、結局あの日が設けられた目的が今でもわからなくて、それがすごく引っかかっている。
あの一日限りのイベントのために、髪切って、なんか服とか新しくして、行って飯食って、お酒飲んで泣いて、うん、それで?
それで???
う〜ん
🤔
思えば、二十五時、道端でよよと泣き出す迄の僕は、ずっとうっすら心に膜を張っていたような感覚だった。
なんというか、スーツに革靴、という格好だったのがデカいんかな、しゃんとしながらもなるべく外交的であれと(それが出来てたかは分からんけど)、ずっと自分に言い聞かせながらあの場にいたん違いますかね、と。
同窓会の正しい出方があるのか、あるとしてそれはどういったものなのか、ググってないから分かんないんだけど、もし僕のあの、ずっと正装で飯食ってる感じが、正しかったら…?
そしたらそれこそ、ナァニが「同窓会」だ、カス、ってな感じがしてならない。
今思えば、
やっぱり「泣く」のが比較的正しいんじゃないか?ってな、気もする。
みんなが幸せそうなのを確認して、嬉し泣き、みたいな、さぁ…
いやぁ
だとしたらホテルのでっかい飯食い場を借りて100人くらいで集まる必要なんてあるのかね?
結局、最初から仲良し数名で集まって泣き合うのが一番いいんじゃないの???という気もするが、それは内向的な人間の意見でしかない…?
うん
でもやっぱり、自分が気にかけている他人が「なんとなく幸せでやってるな」っていうのを知る機会というのは、要る、要るのかも知れないな、という感触。同窓会とかってのは、そのきっかけでしかなくって。
じゃあ、いつ、正装の奥の生身を以て、友達と、恋人(だった人)と、抱き合って、泣き合って、っていうことを、自分で許せるのか、それは結局人付き合いの本質でもあるんじゃないかと、思う、思うけど、そのためには人間の心は汚すぎる、ってなこた、時々思ってしまう。
そんで、そう思う自分が美しい気がするのは恐らく驕りかなんらかのパーソナリティの欠陥なんだろうが、まあ良し!
幸せならいいんだよな
は?
兎に角!僕自身にも足りていないことだが、他者との対峙の中で、もっと、正装を剥いだ心、生身、生身の情緒を交換しなければならないんじゃないか、という気がする。
そしてそれができるのはホテルのでっかい飯食い場でもなく、飲み屋の大テーブルでもなく、例えば、一枚の畳の上とかなんじゃないですかね?
はい。
終わりです。
終わりですよ
終わりですって…😭
なんでまだ見てるんですか…😭
怖いって…😭
😭
😭
😭