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鍼灸治療でしたい事。~上咽頭炎編

上咽頭炎ってご存知ですか?私は長男出産後に初めてそう診断されました。

謎の倦怠感と発熱、咳と痰は出るけど喉の痛みはほとんどない。謎の風邪?状態。令和2年なら間違いなくコロナ疑いでPCR行きのような症状ですね。しかもなかなか良くならない。辛すぎて、普段風邪で病院とかほとんど行かない私が病院(内科)に行きました。

内科に行っても「うん、風邪だねーっ」て言われて、何の薬かわからん薬を処方されただけ。(もちろんお薬の名前なんて記憶のカケラもない)

薬を飲むも、症状は一向に良くならず苦しすぎて耳鼻科に行きました。鼻から内視鏡を入れられて、うえぇって苦しんでいたら先生と看護師さんが私の咽頭の画像を見て「あーあぁぁぁ~。あーあ。」みたいな謎の反応(笑)

どうやら上咽頭(鼻の奥の突き当り部分、のどちんこと鼻の間の事)がぐちゃぐちゃに膿んでいるとの事。とりあえず内視鏡を抜いてもらってその説明を聞いた上でBスポット治療をしましょう。と、さらに説明。

リンクも貼りましたが、簡単に言えば喉の奥を薬品がついた棒でグリグリする治療法です。「耳の穴から手突っ込んで奥歯ガタガタ言わせたろかい」の、逆バージョン(?)をリアルに行うという事ですね。(´・∀・`)ヘー

平常心で聞いたら「えっっ」ってなるところが、とにかく体が辛かったので「なんでも良いので早く楽にして下さいぃ」と、懇願しました。5秒後には後悔するハメに。

よく考えて?口から棒突っ込まれて喉の奥をずっとグリグリされてごらん?「おえぇぇぇ」ですよね。しかも、先生絶対ドS(妄想)。めっちゃ苦しんでるのに優しい声で「はーい。あと10秒頑張ってね~」と。体感的にはトータル20秒くらいはグリグリされてました。

しかも終わったあとめっちゃ喉痛い。しゃべられへんぐらい痛い。外で息子と夫が待っていたけど、誰も私に話しかけられへんぐらい(話しかけられても放心状態)“チーン”ってなってました。しかも最低週1回、10回くらいは続けようね~。との事。

「無理!って言うかイヤ!!!!」

っていうのが感想です。数回は通いましたが、体が良くなってきたら体調不良よりBスポット治療の方が辛くなってきて、次第にサボりがちに。しかし、この上咽頭炎は薬で完治とか難しいようで、しっかり治さないと再発する事が多いようで・・・。私は今年の夏に自律神経が弱りまくり、再発してしまいました。

しかし!過去の私とは一味違うのです!私は鍼に出会ったのです!

と言う事で、今年の夏は「これは上咽頭炎だな。」と思った時点ですぐさま鍼に行きました。上咽頭炎の特徴として私は特に風邪症状(倦怠感強め)と後鼻漏がひどいので、すぐわかります。

頭痛も強く、とにかく全ての症状(後鼻漏、頭痛、倦怠感、痰がからんだ咳が止まらない、肩こりなど)を先生に伝え、職場と外気温との気温差が強すぎて体が追い付いていないことを細かに伝えました。

脈もとってもらい、風池のツボを重点的に全身に鍼灸治療を行ってもらう事1時間弱・・・。完了した時点で頭痛と後鼻漏はほぼ感じない程度に和らいでおりました。ほんと、鍼って不思議。

この上咽頭炎って私ほど酷い症状が出る人ばかりでなく“なんとなくだるいな”、”たまにめまいがあるな”、“ずっと肩こりが治らない”とか、割と誰でも当てはまる症状で少しずつ苦しんでる人がいる病気だと思います。病院に行くほどでもないし・・・って言って、ずっとくすぶり続けている人も多いと思います。

しかも耳鼻科以外で診断が難しい(鼻からの内視鏡が必要だしね)ので、耳鼻科に行かなければ発覚しないし、耳鼻科でも見つけてくれない病院もあるようです。

この病気を内視鏡検査もなく、苦しいBスポット治療もなく、すっと治してあげられる鍼灸師になりたいです。1人でも私のように病院たらい回しや、耳鼻科で「おえぇぇぇ」ってなる人を減らしてあげたい。切にそう思います。

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