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筋肉痛の理由
腕と腰背部が痛い。
日頃の運動不足はもちろんあるが、
理由はそれではない。
ワクチンだ。
今週から自身が勤務する病院でも医療従事者に対するワクチン接種が始まった。
院内のワクチン接種チームが中心となり、準備を進め、自身もチームメンバーとして活動してきた。
初日、自身はワクチン接種担当に任命されてしまった。上司がやるのだろうと勝手に思い込んでいたのは甘かった。さらには接種するところを動画に撮らせてほしいと。
〇〇さん(私)のかわいい手元をバッチリ収めるからね、と。私がチビで(153cm)子供みたいな手(SSサイズ)をしているのは事実だが、まんまとハメられた気がしてならず、さりとて断るわけにもいかず、承諾するしかなかった。
緊張しながらも予定された24人にワクチン接種をした。アナフィラキシー等体調不良を訴えるものはおらず、初日を終え、ひと安心…
が、翌日、背中に鈍痛が…
ワクチンの副反応か!?
いやいや、自身は打っただけで、打たれてはいない。
おそらく緊張による筋肉痛だ。
考えてみたらインフルエンザのワクチン接種や採血は数あれど、
筋肉注射を24人にやったことなど初めてだ。
外国ではコロナワクチン以前からワクチン接種は筋肉注射がスタンダードであるが、
日本のワクチン接種は、ほぼ皮下注射である。
背部痛が癒えぬまま、翌々日、自身がワクチン接種を受けた。
利き手と反対腕、左腕に接種。
思っていたほど痛くはなかった。
インフルエンザの皮下注射の方が痛かった気がする。
接種30分後、何となく腕がだるい感じがあり、過敏すぎる気圧センサーが働いたせいか頭痛もあり、ロキソニンを内服。
夕方から夜にかけて接種部位に筋肉痛のような痛みがじわじわ生じ、頭痛もあったため、ロキソニンを内服して就寝。
翌朝、筋肉痛が増強し、着替えるにも腕が上がらない。腕を後ろへ回す動作ができない。
が、それ以外は特別具合が悪いところはなく、仕事へ行く。
この日は内視鏡業務の洗浄担当であり、腕を酷使するので迷わずロキソニンを内服し、業務に当る。
腕をかばいながら、変な姿勢で洗浄をしていたせいか腰が痛い。
という経過をたどり、現在は週末の疲労による肩凝り、腰背部痛と腕の筋肉痛がある。
ロキソニンを内服しながらも痛みは自制内で経過しているので、徐々に回復してくると思われる。
今週だけでスタッフのおよそ半数が接種を終えたが、何かしらの副反応はあるものの、大事には至っていない。
頭痛、筋肉痛、倦怠感等の訴えが多いが、一両日中には改善傾向にある。
この結果は厚労省、その他医療機関の調査結果とほぼ等しい。
何だか看護記録のようになってしまったが、以上ワクレポである。
ワクレポとは、ワクチンレポート
ワクチン接種同様、提出は努力義務であるが
自身の記録として残すと共に
これから接種を受ける方への一助となれば幸いである。
とにかく出遅れている日本のワクチン接種。
一回目の接種が完了しているのは0.87%
全人口の1%にも満たない。
年内に全国民が接種できるかすらかなり怪しい現実。
オリンピックまでにワクチン接種を完了させたかった国の思惑は見事撃沈。
もはやオリンピックどころではないのは誰もが感じているだろう。
全国民にワクチン接種が完了するまでは経済活動の再開は見込めない。
ワクチンの先送りが変異型ウィルスの増殖に拍車をかけた事実は否めない。
ウィルスは常に進化し続ける
生きとし生けるものは皆生き残りをかけて日々進化する
いたちごっこではあるが、さらなるウィルスの変異を防ぐためには迅速にワクチンを配布して接種率を上げ、集団免疫を獲得するしかないだろう。
輸入ワクチンに頼る決断をした日本だが、十分な供給が見込めない今、
私たちは何をすべきか、
地道に感染対策を続けるしかないだろう。
油断せず、着実に、一歩ずつ。
自分の身は自分で守るしかない。
一日でも早くワクチンが全国民に行き渡る事を切に願う。
爆発的な繁殖力から悪者扱いされがちなナガミヒナゲシ
増えすぎるのも困りものだが、
かわいらしい見た目に癒やされる
人も植物もウィルスも
排除や根絶ではなく
共存の道を歩んでいく、という考えが必要だろう。
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