蕎麦屋巡り(7軒目)

2022.04.16
蕎麦屋No.7
《お休み処 瓜生原》(初)
兵庫県佐用郡佐用町平福439
・手打ちそば(ざる)(初)

手打ちそば(ざる)

どこか懐かしい風情ある宿場町で、ゆったりと冷たいお蕎麦を。
お店に入ると、とても親切なおばあちゃんが、嬉しそうに
佐用川が一望できる川座敷に案内してくれました。

この日は少し風が強かったので、
温かいお蕎麦にしたい気分でもあったけど、
「初訪問のお蕎麦屋さんでは、まずは冷たいざるそばを食べる」
という謎のマイルールがあり、
ルールに従い冷たいざるそば、「手打ちそば(ざる)」を注文。笑

メニュー

どうやら「手打ち」が売りのようです。


注文後すぐに出てきたお茶は、ほうじ茶でした。
温かくて体に染みわたります。

ほうじ茶

五分ほど待って「手打ちそば(ざる)」がやってきました。

ざるそば

黒い!太い!海苔がのってる!
登場したお蕎麦が
今まで食べてきたお蕎麦と違う点だらけでワクワク。
パパっと写真を撮っていざ実食。

麺はその太い見た目通り、かなり弾力があって噛み応え抜群。
めっちゃお蕎麦!とまではいきませんし、
のせられた海苔と一緒に食べると、
海苔の風味にお蕎麦が負けてしまう印象ですが、
香りはほんのり感じられます。
よく見ると麺の太さにかなりバラツキがあって、手打ち感満載。
太麺なのでスルスルとは食べられず、
しっかり噛まないと喉を通りませんが、
その分お蕎麦をじっくり味わえます。

お汁は鰹だしのきいた薄めの関西風であっさり。

お汁

麺がしっかりしているので、お汁はたっぷりつけても
蕎麦を殺すことはありません。

この瞬間、
「あ~、このお蕎麦なら温かいのでも十分蕎麦感を堪能できたな、、」
と、やっぱり温かいお蕎麦にしても良かったと少し後悔。笑

薬味は葱と山葵。

薬味(葱、山葵)

葱は瑞々しく、風味もしっかりしていて
冷たいお蕎麦とよく合います。
山葵は辛くなく、ツンっの具合がちょうど良い。

箸休めに玉子焼きと沢庵、オレンジが付いていました。

沢庵、玉子焼き
オレンジ


玉子焼きは甘すぎず家庭的な味。
ハート形にお茶目さを感じます。
沢庵は丁度良く味が染みていて、とても好み。
オレンジは瑞々しくて気分さっぱり。
どれも美味しくいただきました。

食べ終わる頃、
「そば湯」とデカデカと書かれたガムテープが貼られたポットが登場。

ポットと蕎麦湯

こんなスタイルの蕎麦湯の提供は初めてだったので、思わず、
「ポットやん!笑 めっちゃ家庭的!笑」
と心の中でツッコミを入れてしまいました。笑
まさかこんなところにまで昔懐かしさがあるとは。

そして、湯呑に注いでこれまたびっくり。

蕎麦湯

白くない!
若干緑がかっています。

こんな蕎麦湯も初めてです。

肝心の味はというと、
サラサラ系ですが、かなりしっかりとお蕎麦の香りが感じられます。
こんなにしっかり蕎麦を感じられるサラサラ系蕎麦湯は
今までになかったので、またまたびっくり。笑
トロトロ派ですが、この蕎麦湯は物足りなさを全く感じません。
お汁を蕎麦湯で割ってもあまり薄まりはしなかったので、
お汁はそのままに、蕎麦湯だけで何杯もおかわりして
十分に蕎麦の味わいを堪能できました。


今回は色々と驚かされることが多かったです。
今までにないお蕎麦、蕎麦湯に出会えて、
しかも美味しくて、大満足です!
また今度、温かいお蕎麦を食べに来たいと思います!

川座敷
お雛様が飾られていました
川座敷から見た佐用川
外観①
外観②

(食べログ)

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