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【1日1冊】飛躍する最強の思考 / メタ思考トレーニング(著)細谷功

こんにちは。

本日は、「メタ思考トレーニング 発想力が飛躍的にアップする34問(著)細谷功」 を読みました。


メタ思考について

細谷功氏は、「具体と抽象」「地頭力を鍛える」などを読んでいましたが、今回の本は、書籍の名前にある通り、トレーニングになっているので、読みながら頭をものすごく使うことになります。

正直書籍を一度読んでトレーニングするだけでは、メタ思考をいにつけるのは非常に難しいですが、何度も繰り返しトレーニングすることで少しでも身に付けられるのではないかと思います。(トレーニングを実際してみると、すごく身についていると感じられますよ!)

副業やフリーランス、個人の時代にメタ思考が重要な理由

メタ認知やメタ思考は、これから非常に重要になると考えています。背景としては、副業やフリーランスは、複数の会社でプロジェクトに関わることになり、一つの企業・プロジェクトを継続的にやり続けるということはありません。長くとも数ヶ月ではプロジェクトが変わり、新しいプロジェクトに取り組むことになります。

なので、常に新しいことにチャレンジし続けることになるのですが、ベースとなるのは、過去のプロジェクトの経験を生かしながらバリューを出していかなければなりません。

特に未経験の業界やサービスに関わる際には、同じ業界やサービスを経験している人たちのほうがノウハウをもっています。その中で自分の価値をちゃんと発揮するために、今までの経験を「抽象化」し、どこでも使える形にする必要があります。

抽象化→具体に落とすアナロジー思考

抽象化したものを他に転用する、「アナロジー思考」を事例として紹介しているのですが、こちらも具体的に活用する事例としてとても参考になります。

アナロジーとは、「類似のものから推論する」であり、一度具体的にマネをするのではなくて、「抽象化」した「関係性」や「構造」という高次の部分をマネることです。

「バイキング料理」をアナロジー思考で一度抽象化したものを具体的な事例として活用してみます。

Step1:バイキングの特徴
- 定額
- 制限時間内
- 多様な料理を自由に選択(質的要素)
- 好きなだけ食べられる(量的要素)
- 人の胃袋が上限

Step2:関係性・構造 の抽出/ メリット・デメリット
- お客様視点
- 一定金額で、好きなものを、好きなタイミングで食べられる
- お店視点
- 生産が一定であり、配膳・会計オペレーションが楽、顧客メリットがあり集客が期待できる

Step3:再度の具体化 / 他への転用
- これを他サービスでも転用しようとすると、「フォント」の使い放題、「ゲーム」の遊び放題、「塾・家庭教師」の選び放題、「エステ・整体師」の選び放題 など

これはバイキング料理という事例でしたが、これを自分の仕事で考えるとどうでしょうか。ここを考えることにより、自分のキャリアを生かして、副業や新しいチャレンジを成功させる力にはなると思いました。

飛躍する思考のアナロジー と 単純なパクリ思考 の違い

本書の中で、「アナロジー」と「パクリ」との違いについて書かれていますが、「アナロジー」は、一度抽象化することで、関係性や構造などの本質的な内容についてのマネになります。たとえば、「Uber Eats」 をパクると、単純に○○のデリバリーサービスという発想しかでてきません。しかし、一度抽象化することで、配達員視点で短期的に収入が得られるクラウドキッチンで店舗スペースが削減できる、という点を洗い出せれば、「大学生の家庭教師サービス」や「ご近所ママさんのお掃除代行」などのような視点へと発想が広げることができます。

文章を書きながら考えてしまったので、熟慮できていませんが、、このアナロジー思考のプロセスをするだけでも既存のパクリと比べて飛躍した発想がしやすくなることは間違いないと思います。

要は似ているものから『借りてくる』ということです。では、いわゆる『パクリ』つまり単なるモノマネとアナロジーはどこが違うのでしょうか。

引用:メタ思考トレーニング 発想力が飛躍的にアップする34問(著)細谷功 第三章 アナロジー思考のトレーニグ

本日の1枚まとめ

アウトプット.001

本日のメモ

読むだけでも勉強になるのですが、課題を解いていくことで納得感がすごいあげりますし、身についてる感があります。やはりアウトプットしないとダメだなと実感しました。


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