見出し画像

TwitterとInstagram、お客様の反応が違う理由

kajyさんです。
先日、Twitterでこんなツイートをしてみました。

これは過去に雑貨屋をやっていた時に、実際に起こったエピソードです。
このツイートをしたところ、思いのほか反響をいただきました。

『twitterとInstagram、両方同じように発信しているのに、お客様の反応がどうしてこんなにも違うんだろう…』

これは、実際にある飲食店さんよりいただいたお悩みの声です。
そう言えば、自分も過去に同じように感じ、悩んだことがありました。

実は、TwitterとInstagramをとても上手に運用されている和菓子屋さんがあります。


元祖鯱もなか本店 Instagramより
元祖鯱もなか本店 twitterより

上でご紹介させていただいているのは、同じ和菓子店さんのInstagramとtwitterのアカウントです。

お気付きの通り、Instagramとtwitter、それぞれ異なる発信をされていますよね。

Instagram、twitter、それぞれ異なる発信ですが、どちらもユーザー(お客様)からの反応がしっかり取れています。

この元祖鯱もなか本店。なぜ、SNSごとに発信のテイストを変えているか、あなたには分かりますか?

TwitterとInstagramを使って発信をしているあなたに向けて、何かしらのヒントになればと思い、今回記事にまとめてみました。

発信するSNSによって、ユーザーの反応は違う

今や、多くの方が当たり前にSNSを使っています。

中には、複数のSNSを使って発信をしているケースもあるでしょう。
SNSごとにフォロワーさんがつき、日々の発信にリアクションをいただいていますよね。

だけれど、発信しているSNSによって微妙に見ているお客様の反応や温度感が違うような気がする…。

「気がする」ではなくて、違うのです。むしろ違っていて当たり前なのです。

発信するSNSによってユーザー(お客様)の反応が違うと、深く悩まれる方もいらっしゃいます。

特に、お店のSNSの担当を任されている方は、SNSごとに反応が違うことにプレッシャーを感じていらっしゃいますよね。

どうぞご安心ください。SNSごとに反応は違っていて、当たり前です。

同じ発信をしているのに、ユーザーの反応が違う理由

SNSを利用するユーザーは、求めている情報がそれぞれ違う

SNSの中にいるユーザー(お客様)は、何のためにSNSを選んで利用されていると思いますか?

あなたがSNSを使ってお店の情報を「発信」することにも、裏には目的がありますよね。

お店であれば、集客のためにSNSから発信したり、お客様へお知らせしたい連絡事項などを伝えるためにSNSを使っているのではないでしょうか。

例えば、先ほどご紹介させていただきました元祖鯱もなか本店さんの場合は、Instagramでは美味しそうな和菓子の写真をピックアップして商品を紹介しています。

目で見て「これ欲しい!」と感じてくださったお客様を迷わせないよう、投稿ページ(フィード)から直接オンラインショップですぐお買い物ができるようページも整えられています。

↑ 元祖鯱もなか本店 Instagramより

Twitterも見てみましょう。

↑ 元祖鯱もなか本店 twitterより

このように、twitterではお客様と積極的に交流をし、会話を楽しみたいお客様が集まっている様子が伺えます。

お客様側からも「元祖鯱もなか大好き!」「元祖鯱もなかさんを応援したい!」こんな雰囲気が伝わってきますね。

実は、あなたと同じようにユーザー(お客様)も目的の元にSNSを見ています。

ユーザー(お客様)の目的は「情報収集」「交流」。
つまり、あなたの発信を「受けとる」「あなたと繋がる」ために、SNSを利用されています。

ユーザー(お客様)は欲しい情報を得るためにSNSを使います。
SNSに対する感度が高く、どのSNSを利用したら自分が適切な情報に出会えるか知っています。

そのため、SNSに集まってくるユーザー(お客様)は自然とSNSが持つ特徴や性質によって振り分けられていきます。

つまり、ユーザー(お客様)は、欲しい情報が集まるSNSに寄っていく、というわけです。

SNSの特徴と、SNSにユーザーが集まる根拠

Instagramの特徴と、集まるユーザー


Instagramは、写真画像がメインコンテンツとなるビジュアル重視のSNSです。

視覚的にユーザー(お客様)にアピールし、憧れや「欲しい」「食べたい」「見に行きたい」「詳しく知りたい」といった欲を掻き立てます。

Instagramに集まるユーザー(お客様)は、目で見たものを感覚的に捉えて「いいな」と心を動かされる層。

女性は男性に比べて、感覚優位でものごとを判断する方が多い傾向にあります。

↑ 元祖鯱もなか本店のInstagramも、いいねをつけているのは女性が多めですね

Instagramを利用するユーザーに女性が多いのは、男性よりも感覚でものごとを捉え判断する方が多いからなのです。

つまり、Instagramには目で見て、実際に行動を起こす層が多いということですね。

Twitterの特徴と、集まるユーザー

twitterは文字を中心とした、テキスト重視のSNSです。

140文字という短い文章で「つぶやき」を綴っていきます。

「つぶやき」に対して心を動かされたユーザー(お客様)は、相互に発信をやり取りして交流を深めていきます。

↑ コメント35件も入っていますね!


↑ 積極的にお客様とやり取りされています。

日頃からマメに交流をされているからこそ、商品を紹介した時のコメント欄の反応は一目瞭然。

コメントを入れる勇気が出ない方も、情報の拡散(リツイート)やいいねを押して応援をしています。

元祖鯱もなかさんを一緒に盛り上げたい、応援したい!そんなお客様の声で溢れていますね。

お店としても、これは嬉しい後押しに!

twitterを利用されるユーザー(お客様)は「人と繋がりたい、交流を持ちたい」そんな方が多い傾向にあります。

140文字のテキストを読んで、相手の背景を思い描き、交流をして相手の想いに気付く。そして行動を起こす。

twitterに集まるユーザー(お客様)は、「人の想いに触れたい」そんな層が集まってきています。

まとめ

twitterとInstagramを使い分けるコツは、それぞれのSNSからユーザーの特徴を紐解く必要があります。

「感覚的に商品を求めている層」か「人と繋がって想いに触れたい層」か。

ユーザーの受け止め方に差がある以上、異なるSNSでまったく同じ発信をして反応が違ってくるのは当然のこと。

つまり、それぞれのSNSからお客様の取りこぼしが無いように発信を詰み上げるためには、 SNSの特性を知ってユーザー(お客様)にあわせた発信を出していくことが大切になります。


元祖鯱もなか本店さんのInstagramとtwitter。

コメント数を見ただけでも、2つのSNSの特性と違いがよく分かりますね。

とはいえ、SNSの特性を知って、ユーザー(お客様)に合わせた発信をすることが効果的と頭では分かっていても、実際にそのような発信ができるかどうかは別問題。

何のお店か、あなたが何を売りたいのか、実際にお店に足を運んでくださるお客様はどんな会話をしているのか。

お店の見た目、中身、雰囲気、お客様の様子などから、SNSの運用方法や投稿内容は大きく変わってきます。

例えば同じ飲食店であっても、都内のオシャレなイタリアンと、地方都市のカツ丼屋さん、大衆向けのお弁当屋さんでは、発信の見せ方、言葉の打ち出し方、ユーザー(お客様)への伝え方が全く違います。

インスタ映えしそうな「湘南エリア」にあるお店でも、Instagramでは伸び悩み、twitterに転向したところあっという間に5000人以上のフォロワーさんがついて、twitter集客で成功をしたお店もあります。

他のお店さんがやっている発信をマネしたところで、あなたのお店に向いている発信であるとは限りません。

しかも、下手な発信をしてしまうとお店の印象が落ちてしまう原因にもなります。

…SNSの世界は、知らない世界と接点を持てる楽しみもありますが、使い方を間違えると怖い世界なのです。

対応の仕方を間違えて大炎上。挙句、お店の看板も下ろす羽目に…

画像出典:
web版 女性自身 https://jisin.jp/domestic/2199460/

だからこそ、発信をすることは難しく、SNSに向き合いながら慎重になる必要があるのです。

他の人の発信を無意味に眺めるのではなく、頭で目いっぱい考えてお店の発信に落とし込んで行かないと発信の効果がない。

考えても考えても、自分のお店や事業にあったSNSの使い方に悩むばかり…。

↑ タップでtwitterへ。フォローしたら、SNSで店舗集客してきたエピソードを知れます。

悩むことに時間を使うくらいなら、いっそtwitterでSNSのお悩みを相談してみませんか?

発信の内容に頭を抱えて時間がかかっているのなら、TwitterのDMでどこに困っているのかお話してみませんか?

実際に複数のSNSを使い分け、自分のお店の集客にSNSを活用してきたわたしだからこそ、店舗の実情とSNSの使い方について相談に乗ることができます。

「こんなこと聞いて大丈夫かな…?」些細なことでも、あなたにとっては大きな悩み。

その悩み、相談で解決のヒントが見つかるかも知れませんよ?

⇒ Twitter:フォローはこちらから

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?