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『題未定 怪奇SF』ブックレビュー
作者 小松左京
刊行 1977年
原稿が書けない!
連載小説の構想が思い浮かばず、時間だけが過ぎていく。
作者の小松氏が主人公となって起こす、どたばたストーリー。
ネタバレせずに紹介します。
週刊誌の締め切りに追われ、題が決まらないままにはじめてしまいました。
風変わりな前口上から展開していくSF物語。
小松左京はアイデアに詰まり、状況はとうとう絶望的となる。
あまりに頭をこねくり回したせいか、身に起こる奇妙な現象への反応が鈍りつつあった。
連載を待ちわびる読者の投書が衝撃的なのは、抗議の文面ばかりだったから、というだけではない。
その手紙には、まだ掲載していないはずの小説の感想が書いてあったのだ。
時空の歪みを正すため、小松氏は時間旅行に出掛ける。
タイムトラベルによって、歴史が変わってしまうかもしれない。
ひょっとしたら世界の平和は彼が握っている!?
壮大でいて突拍子もない空想は、大阪の住宅街から始まるのです。
https://a.r10.to/hyyHji
タイトルにある怪奇SFの部分が、題に含まれているものなのか、ジャンルを表しているものなのかが不明です。
電子版ではタイトルとして扱っていますね。
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