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女を忘れるための低容量ピル

※私は薬や医療の専門家ではありません。そもそものお話はお調べいただけると幸いです。
※とてもひねくれた個人の意見です。みなさまの意見を否定したりするものではありません。

低容量ピルは予定管理のひとつ

低容量ピルはPMSの軽減、避妊などに役立つことはもちろん、生理の管理にとても便利だ(リスクや向き不向きもある)。

私は予定が狂ってしまうことが最大のストレスで、できなかったことができないのがとても苦痛。旅行も温泉もサウナも好き。

計画的に生理(この場合は消退出血とも言うようですが)を送ることで、自己の安心を得ている。

ピルは性別を忘れられる

生理は女であることを私たちに突きつけてくる。

なぜか突然やってきて、お腹痛くて、イライラしやすくて、女であることを認識させられるなら、軽い方がましだと思っている。

苦痛が減るだけではなく、苦痛な期間も短いため、仕事で忙しい期間や旅行に被ることなく、自分を保っていることができる。

最近はオンラインでピルを処方してもらえるサービスも充実してきた。私はそのうちのひとつを利用していて、毎月自宅に届けてもらっている。

性別という壁としきたり

昔から音楽も漫画も趣味が合うのは異性だった私にとって、女であることは壁でしかなかった。

異性の友達と遊ぶときは親に難色を示され、一人称に「俺」って使ってたし、みんなを呼び捨てで呼んでたし(中二病ってやつだな)。

きわめつけは同じクラスの同性(ちょっとあざとい、おとなしい、モテる感じの子)から

私ちゃん、男の子は君付けで呼んだ方が、好かれるよ

と言われたこと。

今思えば、私の荒い言葉使いを直そうとしてくれたのかもしれない。

でもその子は私と違って、あざとくて、男子にモテるタイプの子だった。だから、「君と違って恋愛関係になりたくて異性とからんでいるのではない。ただ好きな漫画の話をしたりゲームしたりしたいだけなんだよ」と思ったし、おおいにショックを受けた。

そういう過去もあり、いっそのこと違う性別のほうが生きやすかったと思うことが多いわたしです。

2022年も変わらず、生物学上では女で、心は中性くらいの気持ちで生きていきたいです。

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話は変わりますが、ダムタイプの「S/N」を初めて観たとき、むちゃくちゃ感動しました。

私の考える“私は夢見る 私の性別が消えることを”っていうセリフは、古橋悌二の考えかたとは違うはずだけど、こんな時代だからこそ、たくさんの意味を持って響いてきました。

早く「S/N」の思想でいい世界になってほしい。
世界が変わるまでピル飲み続けます。

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