Shusuke

鉄のふるさと島根県出雲地方で、たたら操業の村下をルーツにもち十代続く鍛冶工房の鍜冶職人…

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鉄のふるさと島根県出雲地方で、たたら操業の村下をルーツにもち十代続く鍛冶工房の鍜冶職人。 緻密で品が良く、日々の暮らしにそっと寄り添う作品を作り続けていきたいと思っています。 百年先にも残るものつくりを。

最近の記事

イチたすイチは 美しさ

実は一年くらい前に、袖師窯の尾野さんが工房に僕を訪ねてこられたのがこの企画のスタートでした。 きれいなスリップの陶器がついた古い真鍮の壁掛け用のフックを手に、こんな感じのを鉄とのコラボでできないかなぁ。と、尾野さんはにこにこしながら見せてくれました。 帰り際に置いて行かれた丸や四角や楕円の陶器。 それをじっと見つめながら、頭の中で浮かんでは消えていく様々な形。 この陶器が一番映える形ってどんなだろう。 袖師窯さんは民藝の窯元だから、民藝っぽい形がいいんだよなぁ。 でもなん

    • 火造り後の 無垢

      • やさしい きもち

        不安と迷いの中、先日みんなのフライパンの記事をアップしました。 そのあと、Facebookの友達の皆さんから本当にたくさんのコメントやメッセージをいただきました。 そのおひとりおひとりと、今日もメッセージでやり取りをさせていただいています。 こんな状況のなか、本当に泣きそうになるくらいあたたかく、そして勇気と元気がでる言葉をかけてもらっています。 つくり手には刺激が必要だ、と、よく仲間と会話をするのですが、それはあくまでもつくり手の視点にすぎません。 作品を手に取って

        • みんなが ちょっとずつ しあわせになる フライパン

          新型コロナウイルス(COVID-19)収束の目処もなかなか立たない日々が続いています。 感染された方の一日も早いご回復を祈るとともに、現実問題として経済の早期の復調を願わずにはいられません。 観光、飲食業界の皆さんは特に大変だと思いますが、程度の差こそあれ、島根県をはじめ全国でものつくりを生業とする仲間たちも例外ではなく、いま大変厳しい状況に置かれています。うちの工房も、主な販売先(全国大手百貨店、旅館、小売店等)が軒並み自粛休業となる中、大幅な受注減となっています。この先

        イチたすイチは 美しさ

          note はじめました

          ものつくりの日々の中で感じたこと、作品のご紹介などを綴っていきたいと思います。 https://kaji-hiromitsu.com/

          note はじめました