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物の値動きってランダム?先の価格を読むことはできる?

 以前のファンダメンタリストは、テクニカルに値動きを分析するのに意味はないといいます。なぜなら、過去の値動きはすでに過ぎたもので、未来には何の関係性もない、、という理屈でした。

 以前の生物学での、環境説か、遺伝説か?の議論に似ています。今は、遺伝によって方向付けられるが、環境との相互作用影響し合うというのが常識となっています。

値動きって先が読めるの?

 さて、値段って人が売り買いするから高くなったり、安くなったり日々変化していきます。もちろんそこには需給も含まれ、例えば原油をたくさん流通させれば価格は安くなり、その逆も。次の瞬間価格がどちらに動くか?これを100%予想するのは、不可能かと思います。

原油の週足での価格

原油の価格の推移です。↑

 2020年の4月に、なんと、0を超えてマイナスになりました。原油の価格が0円以下になったのです。そして、現在は悲痛なウクライナの戦争により123UDドル/1バレルまで上昇しています。
 売買は人が欲望によって「これは安い!・これは高い!」と判断して決まっていきます。AIによる自動売買も結局は人がプログラミングしたものです。
 そして、人の行動パターンには共通したものがあるのも確かです。どこら辺に価格がいけば、損失で恐怖を感じるか?もしくは欲望が満たされて手放すか?。最近のビットコインの値動きがまさしく欲望と恐怖です

ランダムのようで意外とランダムではない


 人は、リスクを1とると、リスクと同量の見返りを求める。この欲望が形となって、値動きを作っていく。(勝手に私はそう考えています)
 その欲望の痕跡があちらこちらにみられます。

下記をみてください。これは、2019年の豪ドル/USドルです。

2019年 AUD/USD

◇黄色の部分(左の○)
 安値買い派がリスクをとった上の黄色部分が下に見返り分として力が働く。

◇緑色の部分(中央の○)
 ここも全く同じエネルギーが下に働いています。

◇ピンクの部分 
 ここは、ピンクの値動きの力が、反対方向に全く同じ力が働いています。これは、次のよう考えています。最初のピンク上部2/3の部分は、押し目買い派がリスクを取る部分です。それが下に抜けないと、抵抗ラインから、上にブレイクした時、そのリスクをとった力がそのまま見返り分として反対に動く。。驚くほど、同じエネルギーです。

→要は売り買いでのトータルでの力は同じで、上か下かだけの違いでは?

 どこで、人が、リスクをとって、参加してきたか、、この心理戦を考えながら眺めていると、ランダムと思っていた値動きの裏に、人間の欲望と恐怖が見えてきます。
「あ!!この値動き、、損失抱えている人が多く相場が痛んでいるな~、だからここらへんまで動きそう~」、、、
 もっと精進して、がんばろー。→自分に言いきかせている。。(^^;

 良ければ、ディトレードブログ毎日更新していますので、ご興味のある方は是非どうぞ・・

 https://captain24.hatenablog.com/

 
 NOTEご覧いただきありがとうございました。また、ウクライナへの悲痛な侵略、一日でも早く終息することを心から願っています。なぜこれだけ科学が発達した現在、こんなことが起こるのか、次世代の子どもたちのために平和な世界がくることを祈るばかりです。


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