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プレーオフ2023と滋賀レイクス (辛口)

昨シーズンのプレーオフ期間に書いた記事を振り返っていました、、、

島根スサノオマジックの躍進は、今年さらに大きな実を結び、Bリーグ全体を見ても、西地区の“強豪”としてバスケ界を盛り上げてくれました。

そしてそのさらに上を行った琉球が、今年は、昨年のファイナルのリベンジを果たし、千葉をスイープ。
素晴らしいキングスバスケットでBリーグチャンピオンに輝きました。

素直に、西地区で共に戦うライバルチームが、今年はBリーグのチャンピオンになったということで、西地区の強さが証明されたことがすごく嬉しいです。
初めて西に“光”が当たった瞬間かなと思います。
琉球ゴールデンキングス、ありがとう!!


我らが滋賀レイクスは、悔しい1年になりましたね。
正直、この結末は予想していませんでした。
琉球、島根と同様、西地区でしのぎを削ったライバルチームだと思っていたので、滋賀も「強い」ものだと錯覚していたのでしょう。
レギュラーシーズンの一試合一試合を見ると、それほど差の無い試合内容だったのかもしれませんが、
今シーズン滋賀は「B2降格」という厳しい現実を突きつけられましたので、やはり滋賀と琉球、島根とではこれまでに歩んだバスケットライフ(カルチャー)が大きく異なるものだったのだと思います。
これが現実なのです。
はっきりと、滋賀の歩んできた道は「間違っていた」のだと気付かされる結果となりました。
謙虚に受け入れましょう。

今年のプレシーズンで目玉となった話題は、チャンピオンチーム宇都宮からのテーブス海選手の移籍でしょう。
僕のnoteでも、ずっと話題はテーブス選手。
この時点で滋賀のチーム内でのパワーバランス(プレータイム)が大きく変わってしまいます。
一昨年、チームを支え続けた柏倉キャプテン、野本選手らの「役割」が白紙に戻り、テーブス選手をメインポイントガードとしたチームになりました。

テーブス選手の加入で滋賀は昨シーズンよりも強くなりました。
しかし、他のB1のチームの戦術遂行力…というか、チームカルチャー、スカウティング能力は、滋賀が予想をしていた遥か上で、
いわゆる話題性とタレント性だけで“その場しのぎ”の運営をしてきた滋賀のバスケットは、簡単に跳ね返され、その次の段階(チームの成長、熟成)まで進めることができませんでした。

選手の怪我…とか、結果的に僅かの差でB2に降格してしまった…という現実もありますが、
エースであったテーブス選手、そしてビッグマンのブバ選手がチームを去る結果となりました。
この1年は一体何だったんだ、、、

今年、いろんな変化を見せた「滋賀レイクス」は、その変化(成長)を発展させることが出来ずに、B1というステージから転落することになりました。
バスケットの神様は、滋賀よりももっと賢くて、勢いのある、新しい勢力をB1で見てみたいと思われたのだと思います。
いつまで経っても「成長」しない滋賀は、バスケットボールの神様から飽きられてしまったのはないでしょうか。
B2で頭を冷やして反省し、もっと心からバスケットボールに真摯に向き合えと、
そう諭してくれているのだと私は思います。

本当に滋賀のバスケットは、歴史を重ねている割には「軽い」。
カルチャーが全然「継続」されていません。
これは、チームを運営しているフロントスタッフ陣の責任です。
人の力、「マンパワー」が弱いというか、浅はかというか、
まだまだ滋賀県はバスケットボールに対して『本気』になれていないということでしょう。『努力』が足りないということだと思います。

もっとハングリーに、もっとセルフィッシュに、バスケにエゴを出しまくり、滋賀のバスケットにこだわりまくり、魅力的なチームを作ってやるという、情熱と、頑固さと、カリスマ性を持ち合わせた、バスケに詳しい人はいないのでしょうか?
そんな「マンパワー」がすごく欲しい、、、今のレイクスであります。

まずは本当に、人間関係の原点に立ち返ってほしいです。
チーム作りは人間関係。
チーム創設から変わらずチームを愛してくれているのは「ブースター」さんたちです。
彼ら、彼女らを悲しませないでください。
裏切らないでください。
辛くても、何も言えない、我慢をしてチームに付いてきてくれる「ブースター」さんを、もっと大事にしてあげてください。
その気持ちがあれば、この2~3年の、こんなにひどい人事は無かったと思います。
同じ気持ちを持った「人材」の育成、継続性こそが「マンパワー」を生み出し、「チームカルチャー」を形成していくものだと思います。

琉球、岸本隆一選手や、
千葉、富樫勇樹選手らの存在を見て、
そう思わない方がおかしいです。
もっと「人間」を大事にしましょう。
いい加減、気付きましょう。。。


B2とは、そのチームカルチャーを育てるための、非常に大切な環境です。
ここでサボらずに、バスケットに真摯に向き合うこと。
本当に大切な「マンパワー」に気付くこと。
その人たちと、深い時間を過ごすこと。
継続すること。
文化を根付かせること。

中途半端な覚悟でB1に昇格したとしても、また勝てない日々を過ごすのですか?
他の強豪チームの放つ「光」に勝てると思うのですか?

滋賀のバスケットの「強み」って何ですか?
(アイデンティティ)

これが見つからない限りは、レイクスは地獄に逆戻りです。
背伸びばっかりして、またファンに悲しい思いをさせるのではないでしょうか。
もう、大切な仲間との無情な別れは味わいたくないですよ、、、

それに気付けよ、滋賀レイクス!


よろしくお願いします!