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読んだ本の感想を書く「OUT OF THE BOX クリエイティブ脳のつくり方」

こんにちは、転職して3週間がたちました、47歳かじゃです。

今の会社では営業企画課に所属していて、インサイドセールスを担当することになります。
会社ではノベルティグッズなどの製造、販売を行っていて、クライアントの販促を支援することが事業です。

いわゆる零細企業なので、人員も豊富ではなく、かつ、インサイドセールスについては、会社が「やろう」と決めたのがここ最近であり、試行錯誤している中で人の入れ替わりもあり、で、結果として私が入社した、という流れのため、はっきり言って、何をやっていくかも決まっていない状況です。

ひとまず、いままでは、メルマガやDMなどを行い、営業がふだん接触していない新規顧客、潜在顧客に情報発信はしているものの、それが実際の売上に結びついているのか、??な感じです。
また、インターネットを使っての情報展開も遅れていて、会社のWEBページはあるけれども、時代遅れ感がある作り、情報掲載となっています。

そんな中で自分は何をやっていけばいいのか、
わからないことばかりです。

とにかく、脳を開いて、新しい発想をしていかなければ。
そんな思いの中、図書館で手に取った本がこちらでした。


OUT OF THE BOX クリエイティブ脳のつくり方

キャッチコピーに、「イノベーションを起こす発想に導くおとなの絵本」と書かれていますが、
絵とともに、クリエイティブな発想を行っていくための訓練方法が書かれています。

私が気になった訓練方法のひとつに、

ワード・バイ・ワード

がありました。

概念理解トレーニングのひとつ、とのことですが、
青の付箋、ピンクの付箋を用意し、
青の付箋には名詞、ピンクの付箋には動詞を書く、というルールを作ります。
で、多くの人に参加してもらい、それぞれなんでもいいので書いてもらいます。
書き終わったら、その付箋をシャッフルし、言葉が書いてある面を裏にして、机に並べます。
そして参加メンバーは、青とピンクの付箋を、それぞれ1枚ずつ拾い上げます。
で、その2つの言葉を合わせた商品やサービスを考えてデザインする、というゲーム、ということでした。

たとえば、「漫画を読む」「魚」のような組み合わせがでることもあるかもしれません。
自由に発想を広げ、脳を開くことにつながりそうだな、と感じました。

私は演劇を長くやっているのですが、
演劇の訓練のひとつに「エチュード」というものがあります。
いわゆる即興芝居です。
台本がなく、与えられた、もしくは自分たちで考えたシチュエーションの中で、役者たちが自由に演技をします。

その訓練の際、僕がよくやっていた方法があるのでご紹介します。

まず、紙を用意します。
で、その紙を4種類に分け、それぞれに、「場所」、「時代」、「登場人物」、「行動」と書き、その4種類の紙を参加者全員に渡します。

つまり、参加者は、「場所を書く紙」「時代を書く紙」「登場人物を書く紙」「行動を書く紙」の4枚を手にします。
で、参加者にそれぞれ、思いついた内容を書いてもらいます。

書いてもらった後、その紙を種類ごとに集めます。
で、そのあと、その種類ごとにシャッフルし、それぞれの項目を選んでいきます。

そうすると、例えば、
「場所:日本の中学校」
「時代:いまから100年後」
「登場人物:織田信長と、その家来」
「行動:愛の告白をする」
というようなシチュエーションが出来上がったりします。

組み合わせによって、想像もしなかったシチュエーションが完成するので、
演技をする参加者たちの創造力も膨らみますし、
見ている側も楽しく参加できます。

このように、思ってもいなかった概念と概念をマッチングさせることで、
今までは考えつかなかった商品やサービスが生まれることってありますよね。

この本を読んでいて、
そういえば自分も演劇を通して、そういった訓練をしていたな、と思い出しました。

本の中で描かれている絵も素敵ですし、
文量もそれほど多くはないので、読みやすく、おすすめです。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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