【介護】施設の種類簡単解説!!

どーもカイゾウ(@kaizo777)です。

今回は施設の種類や金額の目安などを文章で書いてみたいと思います。

私は在宅専門のケアマネジャーですが、自宅での生活が限界に近づいた利用者には共に施設を検討することもあります。

その際、私が説明している内容を踏まえて各施設について簡潔に説明する練習を兼ねて文章にしてみます。

この記事は
・施設について知りたい方
・在宅介護者さん
・新人ケアマネさん

の参考になるように書いていきます。


特養(特別養護老人ホーム)って?

公的施設で所得によって軽減措置があります。65歳以上要介護3以上が基本的には入所条件です。

早い者勝ちで入所が決まるのではなく、優先順位の変動があります。

入所に対する緊急性が高い場合は後から申し込んだ方が先に入所するということがあります。

例えば、独居で認知症の方など在宅での生活がままならない状況など。

金額は軽減措置を受けると5万円程度~。最近は特養も金額が少しずつ上がってきている印象なので~17万円程度になっています。

ユニット型個室が特養では金額が高く、最近の新しい特養はユニット型で作られていることが多いです。


有料老人ホームって?


有料老人ホームは大きく分けると2つ(正確には3つ)に分類されます。

「介護付き」と「住宅型」です。(3つ目は健康型)

約65歳以上、自立~要介護まで入所可能。

地域や運営母体などによって特色があります。

金額としては、一番幅があるのが有料老人ホームだと思います。入居一時金などを数千万単位で取るところもあれば、一時金無し十数万円で入れるホームもあります。

「介護付き」の場合は入所時に説明された金額で生活に伴う介護まで対応してくれますが、「住宅型」の場合は介護が必要になったら別途費用が掛かります。

「介護付き」有料を踏まえ、後述するサ高住や今日の記事では書きませんが、ケアハウスなどの中には「特定施設」の指定を受けている所があります。

その指定を受けると「介護付き」「介護型」という名称を名乗ることが出来ます。

介護付き・介護型と名称についていない場合は介護が必要な状態になったら別途契約が必要なところもありますので事前に確認が必要です。


サ高住(サービス付高齢者向け住宅)って?


施設という扱いではなく、高齢者が住みやすい「賃貸住宅」になります。

イメージとしては「個室ごとに高齢者名義で貸し出しをしていて、夜間帯も誰かしらがその建物内にいる」というものです。

あくまで、夜間帯に人がいるという体なので、何かあったら見つけてもらえる可能性もありますが施設ではないのでサ高住によっては巡視などしない所も多いです。

入居できるのは、自立~要介護まで。

ただし、介護が必要になった場合には「介護保険サービス」を利用することになります。

「在宅」と同じ扱いになるので、介護量が増えればそれに合わせて介護サービスも増えていきます。必然的に合計の支払い金額も増えることになります。

金額の目安としては20万円前後。介護度と介護サービスの量によっては25万前後になる場合もあります。

ケースバイケースにはなりますが、予め金額の目途を立てておきたい方はサ高住よりも「介護付き有料老人ホーム」の方が初めに提示された金額から大きく支払いが跳ね上がることはないと思います。


施設選択に共通した注意点


介護サービスの場合、合わなければすぐに変えれば良いですが入所施設の場合はそうはいきません。

場所が度々変われば高齢者にとっては大きな負担になります。

特に認知症状のある方などは環境の変化には十分気をつけなければなりません。

なので、可能な限り一度で良い施設に入所または入居できるのがベストだと思います。

施設を選定する段階で、可能な支払い金額を明確にしておきましょう。その上で入所可能な施設を考える。

次に、施設を選ぶ際に必ず現地を見て頂きたいと思います。現在はコロナ禍なので施設の中までは見ることが出来ないと思いますが、玄関や見ることが可能な場所(職員が案内してくれる場所)は可能な限り観察しましょう。

この時感じる感覚はとても大切です。「何となくイヤ」と感じる場所は候補から外すくらいで丁度良いと思います。(急ぎでなければ)

あとは、応対してくれた職員(施設長や相談員・ケアマネなど)の対応。話し方や雰囲気含めそれがその施設の基準になります。

基本的には新しく出来た施設以外であれば、初めに案内してくれた方が何かしらキーになる可能性が高いです。

新規施設は入所受け入れ対応と現地で働く人が異なる場合もあるので、これはこれで注意が必要ですが…。

そして、事前に確認しておく重要なことは緊急時に施設はどこまで対応してくれるのか?と追加料金がどのように掛かるのか?です。

これは在宅サービスにも言えることですが、介護=ボランティアではありません。然るべきところにはお金が掛かります。

それは施設も同じで、例えば「緊急時に家族が通院に同行できないのであれば施設職員が対応しますが〇〇円掛かります」というようなこと。

むしろ明確に提示してくれる施設は良い施設ですし、何でもかんでもサービスでやります的な施設は職員に負担が掛かるので人の入れ替えが激しい印象があります。

特養は公的施設なので追加料金的な話はあまりないとは思いますが、有料老人ホームやサ高住は基本料金以外にどのようなものがあるのかしっかりと確認しておきましょう。


まとめ

今日は少し長くなってしまいました(;'∀')

ザックリとまとめると

・特養とは?公的施設で金額も比較的安価だけど、順番は早い者勝ちじゃないよ
・有料ホームは住宅型と介護付きがあって値段幅が一番広いよ
・サ高住は施設じゃなくて賃貸、介護が必要になれば金額が上がるよ
・施設に入る注意点ではこんなところは共通しているよ

となりました。気になるところは目次で飛んで読んでみてください。

ご希望があれば、他の施設やどれかに特化した記事も書いてみたいと思います。

今日も最後まで読んで頂きありがとうござました。

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今日はこの辺で。

ではまた!!

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