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業務改善に利用者さんを巻き込む

こんにちは。介護士のyooshです。

上手くいったトイレ棚整理

先日『トイレ棚の整理』という記事を書きました。


その記事の中で、トイレ棚の中の物品の置き場を超明確にしたことを書きました。

(良かったら『トイレ棚の整理』を見てください)

置き場を『超明確』に指定することで、トイレ棚の中の『キレイ』は続いています。

置き場を『超明確』に指定することで、僕以外のスタッフも自然と指定の場所に物品を置くようになっています。

あれだけぐちゃぐちゃに物品を置いていたのに、、、

他の職員の『行動』が完全に変わってます。

僕からすると、『しめしめ』という感じですが。

結果、トイレ棚の中に『何があって、何が無いのか』を考える時間が0秒になりました。

見た瞬間にわかる。

最高です。

他の職員には頼みにくい

これまでは、1つのトイレ棚だけで試験的に実施しました。

1か所のトイレ棚ではうまくいきました。

なので、次の目標は『すべてのトイレ棚』での実施です。


トイレは、部署内(ユニット内)に全部で4か所あります。

4か所となると、結構骨が折れるわけです。

なので誰かに手伝ってほしいわけですが、他の職員には頼みにくいんです。

他の職員は『トイレ棚を整理すること自体』には、あまり積極的ではありません。

そりゃそうですよね。

だって、本来の介護業務や雑務ですでに忙しいわけですから。


なので、勝手に僕がやり始めた取り組みを『強制的に手伝わせる』ことはできません。

そもそも僕は何でもかんでも『楽しめる人がやればいい』と考える人です。

別にみんながやらなくても、言いだしっぺがやらなくてもいいと思ってます。

その辺のことは『アイデアは実行してこそ価値がある』で少し触れています。


ということで、他の職員には頼めないわけです。


で、白羽の矢が立ったのが『利用者さん』です。

興味を持ってくれる利用者さん

『○○さん、お願いがあるんですけど、、、』

と言って、利用者さんに業務改善の趣旨とやってほしいことを伝えました。

作業としては

1.プリントアウトされた写真を切る
2.切った写真をラミネート用紙に軽く糊付けする
3.ラミネートする
4.ラミネートされたものを切り抜く

という感じですね。


↓糊付け

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画像2


↓ラミネート

画像3

↓切る

画像4


そしたら、結構興味を持ってくれるわけです。

『ワー、オモシロそー』なんて言ってくれるわけです。

『トイレの棚がきれいになったらいいわねー』なんて言ってくれるわけです。


ここに『興味を持って楽しんで業務改善を行ってくれる人』が現れたわけです。

しかも1人ではありません。

合計で6人の利用者さんが一緒に作業してくれました。


中には、結構重度の認知症のおばあちゃんもいました。

このおばあちゃんには、『ラミネートした写真を切りぬく』作業をしてもらいました。

僕は『切るべき線』をマジックで書いて明確にしました。

そしたら、うまいことその線を切り抜いていってくれます。

(はじめは線がなかったのですが、その時は不安げに『ここ切ったらいいの??』と言いながら、間違ったところを切ろうとしてました)


強力な助っ人を得て、4か所すべてのトイレ棚を整理することができました。


で、出来上がった後、手伝ってくれた利用者さんに見てもらいました。


『うわー、きれいになったなあ!』(利用者さん)

『イヤー、○○さんのおかげですよ』(僕)

『こんなん誰か率先しーひんと誰もやれへんもんなあ』(利用者さん)

『そうですねー。まあ僕こんなん好きなんですよー』(僕)


なんてやり取りも。


利用者さんも楽しく協力してくれて、僕も楽しくやれて、トイレの棚もきれいになる。


結構良いことづくめの協同作業でした。

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