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もし1本だけ映画を撮れるなら、楽しいアクション映画が撮れればそれでいい

もし1本だけ映画を撮れるという話になったら、貴方はどんな映画を撮るだろうか?

人生総論の誰にも撮れない映画?自分の人生のドキュメンタリー的な映画?見たこと無いような歴史に残る映画?賞を総ナメにする凄い映画?

僕は実は楽しい”だけ”のアクション映画を撮りたい。

自分の頭の良さを証明したり、歴史に残る努力をしたりしない。

そういう創作がダメと言いたいワケじゃない。作家主義の映画だって好きだ。

でも僕は「楽しい普通の映画を撮る人」が一番かっこいいと思う。

うおーなんだこれ!すげーな。あ、終わった。楽しかった~。で終わる映画。

凄いなんてリスペクトもされない。普通に良い映画だったね。と言われて忘れられる。

普通に面白い。それって凄い。だって凄く難しいんだぜ、普通に面白いって。

映画というメディアを観客に楽しんで貰うためだけに全力を注いで、楽しんで貰ったらアカデミー賞やカンヌのように賞を取らず、敬意を払われなくてもいい。

美しい。他人にエンタメを提供して、敬意など求めない。なんて美しいんだろう。

僕もそういうエンターテイナーになりたい。歴史に残ろうなんて意義性も無く「今、劇場に来た観客に面白がってもらおう」という気持ち100%で作られた映画のように、今、目の前にいる読者に喜んで貰えるようなコラムが書きたい。

名もなきサスペンスの2時間スペシャル。ボーっと見られて終わる科捜研の女や相棒の1エピソード。歴史に残らず、今、見ているお客様に喜んでもらおう。そういう姿勢が大好きだ。

僕はそういうコラムニストでいたい。

歴史に残らない。でも、テレビを付けたら釘付けになってしまう2時間サスペンスドラマのように、客席に座ったら面白くて見ちゃったアクション映画。そういう創作を作るクリエイターになりたい。

まずは、今目の前の読者に「へぇ。面白いじゃん」なオモシロを。

そういう感じで僕は創作をやってるっていう話でした。


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