日本一高い山
死ぬまでにやりたいことリストのうちの1つ
☑️富士山登頂
8月4日、クリアしました。
遡ること1年前。
友達と飲んでいる時に、
「富士山行きたくね?」
この一言で始まった。
こういったノリで○○したくね?
っていうのは言った人の本心云々、
会話の1つの流れとして流れるのが常なんですよね。あーそんなこと言ってたな〜くらいに終わるもんなんですよ。
ただ、今回は3ヶ月前から友人が音頭をとってくれて、無事当日を迎えることになった。
軽い口約束のようなことでも覚えていてくれて時間をとって計画を練り、自分に時間をくれる友達っていうのはありがたいなと思った。
何でもかんでも、あ、あれやりてぇ〜って言って、おれそんなこと言ってた気がするわ。ってよくなる僕は少し覚えるなりメモをしようね。
そんなわけで今回は富士宮ルートでスタートし、
1日目:5合目〜9合目まで
2日目:9合目〜山頂、山頂〜5合目
という日程を立てた。
1日目5合目から9合目は順調に進み約5時間でクリア。
事件はそれから。
夕食にカレーを食べ、少し横になった時。
山小屋の狭い空間で酸素の奪い合いをした結果、酸欠っぽいな、頭痛い、寒い、動けねぇ、というのが一気に来た。「外でカップ麺作るけ水持ってきて〜」にうんと返事だけして水を抱えて寝るくらいに果ててた。それから症状は変わらず、頭痛薬を飲んで17時に寝た。
しばらくは激痛と共に半分異世界に行きそうになりながら早朝2時に起床。3時に出発する為の準備と朝ごはんを食べなきゃ。
しかし、朝ごはんを見たときに、食べるはおろか、ちょっと危ないかもと思いトイレに駆け込み嘔吐。その時、友人2人はこのまま3人で下山するか、俺たちだけで登るか、という話をしてたみたい。3人で降りるのは申し訳なさすぎて俺は置いて行けっていうつもりだったけどね。
まぁそれは置いておき、嘔吐の後少しスッキリした。嘔吐したら生き返るフェニクス体質がここで生きるとは。酸素を吸入したらこれは行けそうだぞ?となったため、「もし途中で嘔吐することがあれば下山確定だからな」という約束の下、動き始めた。
それから、登るにつれて体力も回復してきて特にアクシデントもなくご来光を前に3776mの頂きに足を踏み入れた。それからご来光を待ったが、曇り空には勝てず、拝むことは出来なかった。
帰り道は途中雷雨もあったが、登りと違った楽しさと、振り向いて、おれらあれ登ったんだな〜っていう余韻が胸を躍らせた。
そんなわけで、富士山に登るっていうのはクリアした。
が、登ってみてさらにしたいことができた。
・今回、曇り空で見えなかったご来光のリベンジ
・高山病になり寝込んでしまい食べれなかった、至高のカップ麺を食べること。
また、これはまだまだ先になる見込み過ぎて現実離れしてることだが、
話しかけてくれた方や、登ってる方を見ていいな〜って思ったことで、
・将来、子供が小学生以上になったら一緒に富士山に登るのアリだな〜
なんて思った。
これらを成す為にも、再びあの山に挑むということと、高山病で蛹みたいになった自分と向き合うことが求められそう。
「3776mの空気と地上の空気を今日1日で吸うなんてほんとにバカで、最高だな」
日本一のサウナでお互いを讃えた夜は、贅沢という言葉がしっくりくるだろう。
一緒に登ってくれた2人の寛大な心と聡明さに心からの感謝を。
なんたろーに。
photo : by たけ sonyα7Ⅱ
カイヤsonyα6000
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