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#あなたからの買い物

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「自分に合うのがないな…」と買うことができないでいたあれ。 ふと入ったお店の方の信頼できるアドバイスのおかげで、似合うものが見つかった。 そんな嬉しい経験や、誰かのために作った思…
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#エッセイ

靴職人を諦めた僕が、それでも靴屋であり続けたい理由

14年前、僕は靴職人になることを諦めました。 10代から憧れていた靴作り。それなのに「自分に靴を作り続ける根気強さは無い」と、靴作りを学ぶわずか2年の間に気持ちは小さくしぼんでいってしまいました。 靴への好奇心だけでは向上心を持って靴を作り続けることはできない。 その現実をあっさり受け入れてしまった自分にガッカリしながら、選んだのは靴とは全く違う道。 それでも靴がずっと好きで、靴への好奇心は薄れなくて… 一度距離を置いた靴の近くに結局戻ってしまいました。 そこから11年

人生で初めて、ジーンズが似合ったこと。

わたし、ジーンズが似合わない。 あれだけ、色々なジーンズがあって、子どもから年配の方まで、 とにかくたくさんの人が履いていて、 おしゃれな人だけが履けるものでもなくて、むしろその逆の どんな人でもとりあえず履けるもの、 だという印象なのに、 なぜかわたしには本当に似合わない。 そんなふうに思って、避けてきたジーンズ。 けれど最近、仕事の関係でほぼ毎日履かざるを得なくなり、 仕方なくユニクロで買って履いていた。 ユニクロで買った理由は、苦手なものにお金をかけ