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ブックレビュー

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今まで僕が読んできた本のブックレビューです!日本の作品も海外の作品も、最近話題の作品も長く世界中で愛され続けている名作も、ジャンルを問わずお届けしています!
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#書評

ブックオフでのジャケ買いがまた大当たり! 『常識にとらわれない100の講義』の感想

たまたまBOOKOFFで目について、表紙の質感とペラ読みのビビッと来た感で即買い。まさかの『すべてがFになる』の作者だったとは。『雲の中』といい、我ながらパケ買いのセンスがあるのではないか、と思った。笑 前書きの書き方もちょっと独特で楽しみ、と思ったところから始まり、前半からとにかくタメになった。 結構前の本だからこそ、これからの社会について話している場面では「まさにその通りになってる」と思った。この先見の明も森博嗣さんの凄さだと感じた。 最後の「補講」の章に入るとだい

【ブックレビュー】『金持ち父さん貧乏父さん』 / いろいろと"噂"が立つ本ではあるが、実際学べるのは事実。

みなさんこんにちは!旅狼かいとです! 今回ご紹介する書評は、ビジネス書・経済書・自己啓発本といったさまざまな分野を網羅した入門書といわれる、ロバート・キヨサキ著『金持ち父さん貧乏父さん』についてです。 「自分のビジネスを持ちたければまずこの本を読め!」とまで言われるほどの名著。 まぁその分なのか、良い噂も悪い噂も聞くのもまた事実なのですが…笑 ですが裏を返せば、それだけ読まれているといえますからね。 そして実際に読んでみても、確かにわかりやすく学びが多い本でもある。

【ブックレビュー】 ヘミングウェイ 『老人と海』  / "名作入門者"にはピッタリの一冊

こんにちは!旅狼かいとです。 今回は、昨日読了したヘミングウェイの『老人と海』のブックレビューをしていきます。 まずは感想読みやすく、シンプルにおもしろかった。 主人公の老人には「サンチアゴ」という名前があるものの、それは「少年」から呼ばれるときだけ(ほんの2、3回)で、基本は「老人」という一人称が「老人」という人物を指しており、「老人」と対峙することになる巨大化カジキも「魚」という一人称で「魚」を指しているのがおもしろかった。  →「名前」と「存在」ということを考え