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#4 2019年を振り返る

こんにちは.重政です.今回は,いつも大晦日にfacebookでやってる振り返りをnoteでやってみようと思います.

写真は僕が今住んでいるJülichの市街地.本日の天気はあいにくの雨.大晦日に天気が悪いなんて初めてのような気もします.ドイツは天気が悪い.しょうがない.

さて,あっという間に時間は過ぎ,2019年も終わってしまいました.”学生でやり残したことを作らないように”をテーマに始めた2019年,気づけば学生を延長するという決断に至っていました.今まで生きてきて一番時間の流れが早かったように感じます.一年間の中で様々なイベントが起き,自分の環境が目くるめく変化し,環境の変化に自分の気持ちと行動がついていかないまま一年が終わってしまった,そんな印象です.いちいちイベントを振り返っているとキリがないので,ざっくり考えたことをまとめます.最後まで読んでくれると嬉しいです.

1.今年の自己採点.

50点.

別に自分を卑下する訳でも謙遜する訳でもありません.客観的に今年達成したかった目標に対して,自分の達成率を数値化すると概ねこの程度になると思います.今年の自分に大きな変化をもたらしたイベント,”留学”と”博士過程進学”.自分なりに目標を立てて挑んだはずだった.ところが実際に初めてみると全然思い通りいかない.こんなはずじゃなかった.というより自分の見積もりの甘さが露呈した結果がこの数値に表れているのではないか,と思います.人間そんなに一度にいろんなことを始められるわけじゃない,少なくとも自分はそのような人間ではない,ということを学びました.

2.”外に目を向ける”ことを目的に始めた留学.気づいたら自分の内面にばかり目が向いていた.

自分の視野を広げたくて,海外に飛び出した.ドイツに来たら現地の人の考え方を沢山吸収して自分のものにする.それが日本ではできないこと,留学する意味だと思っていた.

でも実際来てみて生活してみると,自分の中身ばかりに目が向いていた.様々な状況に立たされたときの自分の心境の変化や,考え方にばかり注目している自分がそこにはいました.最初の2か月くらいは自分のことばかり考えて,そして自分は弱い人間であると思い落ち込み,嘆く日が多かったような気がする.

弱い人間であるというより,今までこれほど知り合いがいない環境に立ったことがなかったから,いかに周りの人に助けられていたのか,ということに気づきました.自分一人でなんでもできていた気になっていた.みんなありがとう.Danke schon.

3.”留学する”だけでは人は変われない.

これは前にも言ったけど,環境は人を変えてくれない.あくまで環境はきっかけに過ぎなくて,結局その人がどれだけ強い目的をもって,そしてその目的に則した行動をとれるかで人の成長度合いは決まる.そういう観点からみれば留学は大変目的意識が見えやすく,行動も起こしやすい環境を用意してくれはするけど,結局中身の自分が努力しない限り変わらない.そして自分はその最高の環境を最大限生かすことはできていないのではないか,と思う.少なくとも今のところは.

結論ズバっというなら,全然頑張れていないんです,こっちで.本来思い描いていた自分の理想像と全くかけ離れた生活を送っているところです.周りの留学仲間が留学生活に手応えを感じ始めている中,まだまだこれからだな,と思っているところです.

4.来年に向けて.

ですが全然悲観的になるつもりはありません.初めてだらけの生活ではじめから上手くいくことなんてそんなに多くない.自分のペースで,だけど確実に前に進んでいくことが大切だと思うし,異国の地で悲観的になっていいことなんて何もない.まして日照時間が日本に比べて短いこの国で,せめて気持ちだけでも明るく保っていないと本当に病気にかかってしまいそうなので,これからも前向きに,自分を鼓舞し続けながら前進していきたいと思います.

そして2020年.”よく考えて行動する”ことを目標にします.全くつかみどころのないふわふわした目標ですが,これまでの自分はびっくりするくらい何も考えずに行動し,経験から学びを得てきた.このスタイルを貫いてきたことは全然後悔してないけど,このままだと通用しないな,と限界を感じている自分もいました.スリ等危ない目にも遭いました(ちょっと違う話かもしれないけど).アクションを起こす前,起こしているとき,起こしたあと,自分で考えて,学ぶ.”考える”というプロセスをもう少し大切にしたいと思いました.

来年もアクセル全開で挑みます.皆さんよいお年を.

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