学校が目指すものとは?🤔

こんにちは、Kaito📖です!!

皆さんは「学校」と聞いて何を想像しますか?

「学校って単に決められた教科について勉強するところでしょ?」
「子どもに知識や決まり事を教え込むところ?」

など「学校」について考えることは人それぞれ異なります。

第1章 学校づくりにおける大切なことは?
第2章 何事にも挑戦することの精神とやってみる!          第3章 鈴木敏夫さんへのインタビュから~              考察

を主体とするとともに、今回読んだ書籍と今回の課題について照らし合わせながら考えていきたい。

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「未来の学校のつくりかた 僕が5つの教育現場を訪ねて考えたこと」  税所篤快著

 この本は、著者が5つの教育現場を訪ねて「未来の学校のつくりかた」を掲げてさまざまな教育人から体験談や経験談をもとにどのようにして学校をつくっていけば良いのか、これからの学校をどのようにしていけば。改善していく必要があるのかが書かれている書籍です。(漠然とした内容の紹介で申し訳ないです。)


第1章 学校づくりにおける大切なことは?

教員を目指すものとして、私は生徒を第一に考えて行うことであり、教員をはじめとする学校全体はどのようにしたら豊かな学びにつながるのかを常に考えることが学校づくりをする上で大切なことであると考えます。一方で書籍内にある教育人の意見はどうなのかを考えたいと思います。

大空小学校初代校長・木村泰子先生は以下のように述べています。

「学校づくりに特別な方法論はありません。『学校はあるものではなく、作るもの』という意識を共有する。そして、『誰が学校をつくるのか?』という問に対して、それぞれが『自分だ!』と答えられるように意識を高めていく。この二つを繰り返し、徹底的に突き詰めていくことが大切なんです。」(p28から引用)

合わせて、杉並教育委員会教育長(当時)井出隆安さんは以下のように述べています。

・いい学校は、いい地域なくして成り立たない!
たとえるなら、地域社会は「海」で、学校はそこに浮かぶ「船」。(p49~50引用)   
先生に「させられている感」を感じさせない学校づくりを。(p68から引用)

 上記から考えることは、どれも学校づくりの主体は子どもであり、学校は周囲の地域社会とのつながりを大切にしていることがわかります。そして、教師は子どもの学びに対して積極的に行うとともに、子どもが先生から一方的にやらされているという妙な考えを与えないよう、先生は授業構成や子どもの興味をもたせられるような創意工夫を行っていくことが大切であると考えらえます。


第2章 何事にも挑戦することの精神とやってみる!    

学校を建てる、経営するというのはそう簡単にいかないものであると考えます。準備する時間や費用はもちろん、生徒などを集めたりといろいろ手間がかかります。大空小学校の初代校長・木村先生が新しく学校をつくる際、地域の人々に放った言葉は「木村でーーーす!新しく校長として赴任しました。皆さんよろしくーーー!」「みんなで新しい学校をつくりましょう!!」と述べていて、第一声で会議室の雰囲気を変えるだけでなく、その言葉によって全員が一体となって学校を良くしていこうという考えが一致した瞬間だと書かれていました。

また、侍学園の創業者・理事長の長岡秀貴さんはこう述べています。

・所持金725円からでも、情熱と信念があれば学校はつくれる。長岡さんの持つ死生観と使命感「大変な状況にある人たちに対して、プラス1を与えられる存在でいること」。

・失敗に寛容であれ。一つひとつの失敗を快く受け入れ、徹底的に向き合う姿勢が、「人生回り道してナンボ」という力強い楽観を生む。     (p68から引用)

 学校をつくるためには大変な労力や費用がある最初に話したが、長岡さんは所持金725円から学校はできるとあり、私自身「本当なのか?」と疑うことがありました。しかし、長岡さんの使命感をはじめ何事にもチャレンジする心が最悪の状態から成功へと導くことができる方法なのだとわかります。また、失敗をすることは悪いことではない、回り道をしても良いという楽観的な考え方から、現在には「失敗は成功のもと」という言葉があります。誰にでも失敗はつきものであり、それを経験することで成長へとつながるのであると、上記の文章からあらためて考えさせられました。


第3章 鈴木敏夫さんへのインタビューから~

スタジオジブリプロデューサーである鈴木敏夫さんへのインタビューから、鈴木さん教師を目指した理由、どうしてならなかったのか、などを踏まえながらこれからの教育について考えていきたいと思います。

鈴木さんは大学生のころは教師になるために教職課程を取ったり、本気で教師を目指していたとインタビュー内で話していて、中学校の社会の先生になろうとしていたといいます。しかし、親友の大島くんから「実人生から降りるのか」という一言から、教師も大変であり、決して楽な仕事ではないと感じ、当時甘チャンであることを親友に見抜かれていたので、先生をやめて今にいたると書かれています。

鈴木敏夫さんはこれからの教育に必要なことについて以下のように述べています。

「自分の頭を使って考えること」こそ、生きていくうえで最も大切な大切な知恵です。その基礎をつくるのに必要なのが「読み書きそろばん」です。
書いてあるものを読んで、理解する力。理解したことを文章にする力。それと算数ですね。学校で子どもたちに伝えるべきことは、この3つでいいと僕は思っています。                   (p220から引用)

 鈴木さんはこれからの教育から子ども自身の知識のほか、思考力を育ませることが大切なことであると考えられます。そのためには「読み書きそろばん」という昔からある方法を行うことが教育の中から子どもに伝えることだと述べています。子どもは発想力や大人が思いもよらない考えを思いつくことがあります。それは単に子どもが意味わからないことを言っていると捉えるのではなく、そのような発言も受け止め、そこから大人がどのようにしたら考えが豊かになるのかなどをもとに工夫をするのは子どもを成長させる鍵になるのではないでしょうか?


・考察

 私は、学校とは単に、授業を行って子どもに教えるのではなく、子ども(生徒)を土台として、それを支えるためにも先生や地域社会、保護者などのサポートをしていくことが、より良い学校づくりとしてつながっていくと私は考えます。それはなぜかを考えた時に、もし先生が学校の主体だとなってしまうと、教職員の独裁的な教育になりうるからです。確かに以前までは先生はえらく逆らってはいけない存在であり、今では体罰となることも当たり前の世の中でした。逆に、保護者や地域社会それぞれになるのも一方に偏りが発生し、上手く学校としての目標などが機能しないと考えられます。このような背景から、私は学校とは子どもが主体として行っていくものであり、それを支えるために周囲との協力とそれぞれが自覚をもってより良い学校として形作っていく必要があると考えます。

 また、子どもは発想力や大人が思いもよらない考えを思いつくことがあります。それは単に子どもが意味わからないことを言っていると捉えるのではなく、そのような発言も受け止め、そこから大人がどのようにしたら考えが豊かになるのかなどをもとに工夫をするのは子どもを成長させる鍵になるのではないでしょうか?そのような臨機応変に対応できるよう教師は考えるべきであり、一つの課題であると考えます。

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最後まで読んでいただきありがとうございました。

最近、卒論で文章を書くことが多くなってきましたが、やはり文章を書くのは難しいです。考えが肯定だけになってしまったり、上手く自分の言葉でまとめられなかったりと今すごく苦労をしています。今回も何を軸として述べているのか、何を自分は他者に伝えたいのかという主旨がはっきり述べられているか正直不安です。また来月も書きますのでよろしくお願いいたします。ありがとうございました。