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Excel小技③

Excelでは、複数のブックを普通に開くとプロセスは以下のようになります。

これは一つのプロセス上で"Book1"と"Book2"というブックを開いている状態であり、例えば"Book1"で時間のかかるマクロ処理等をしていると、"Book2"は操作不能になってしまいます。
こういった状況で別のExcelを操作する為には新しいプロセスでExcelを起動する必要があります。
Excel2010までは新しくExcelを起動すると新しいプロセスで起動出来たのですが、Excel2013以降は通常の方法で起動することができません。
しかし、以下の方法で起動することができます。

1.Windowsキーと"R"キー同時押しで「ファイル名を指定して実行」を開きます。
2.名前入力欄に"excel /x"と入力してOKボタンをクリック。

すると、Excelが新しいプロセスで起動します。

また、この処理を行ってくれるファイルを作成し、ショートカットとして使うこともできます。

1.Windowsキーと"R"キー同時押しで「ファイル名を指定して実行」を開きます。
2.名前入力欄に"notepad"と入力してOKボタンをクリック。
3.メモ帳が起動するので、1行目に"start excel /x"と入力

4.ファイル→名前を付けて保存から、ファイル名を"[任意].bat"として保存
※末尾の".bat"が重要

このファイルを起動すると、上記手法と同様にExcelが新しいプロセスで起動します。

これは「バッチファイル」と呼ばれるもので、Windowsに行わせたい命令列をテキスト形式で記述することで、その操作を行ってくれるものです。
よく行う操作があるならば、コマンドを調べてバッチファイルを作ってみるのも良いかと思います。

byそくにゃん

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