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世界一やさしい仮想通貨のはじめかた〜インデックス投資編〜

 こんにちは、ベア之助(@kaisaobama1)です🐻✨

 仮想通貨に興味があり情報収集をはじめたものの、次のように感じている人は意外と多いのではないでしょうか?

コインが多すぎてどのコインに投資すればいいか分からない…

専門用語が多すぎて何を言ってるか分からない…

 仮想通貨の界隈はとにかく意味不明な用語が多くてついていけないですよね💦

 この記事は、2017年から仮想通貨投資をしている私が実践している初心者にもできる世界一やさしい仮想通貨のはじめかたを紹介してみようと思います✨


 『世界一やさしい仮想通貨のはじめかた』とは?

 もったいぶらず、まずはその方法について示しましょう!

 それは『仮想通貨市場全体にインデックス投資する』ことです。

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 インデックス投資と聞くとまっさきに『オルカン(全世界株式)』や『S&P500』を思い浮かべる人も多いと思いますが、インデックス投資は自分でも作ることができるんです!(この方法はあとで説明しますね)

 この投資方法は『仮想通貨市場が将来的に大きくなること』を前提にした戦略です。もし読者のみなさんが、仮想通貨市場が成長すると思っているならば、実践する価値はあります。

 仮想通貨の価値についてはこちらをご覧下さい↓


 そして、この投資方法をすすめる理由はとてもシンプルです。

 仮想通貨の知識なんてまったくいらないからです。

 ブロックチェーンやP2Pはもちろん、流行りのDeFiやNFTなどの用語だけでなく、市場の動きを見るテクニカル分析も一切知ってる必要はありません。


 下の図は仮想通貨の市場規模の推移をあらわしています。

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 大きいトレンドは右肩上がりです。

 2017年前半に約2兆円だった市場は、2021年6月現在、約187兆円にまで成長しています。約100倍の成長です。

 2018年の第1バブル崩壊前の最大が約86兆円なのですがそれでも約2倍です。

 コロナ給付金で日本が騒いでいた2020年5月は約30兆円なので約10倍となります。


 つまり、私達がやるべきことは『どんなコインを買うか?』についてあれこれ悩むのではなく、仮想通貨市場が成長することを見越して『仮想通貨市場全体に投資すること』で、十分資産を増やすことができたわけです。

 そして、そのために唯一知っておくべきことはインデックスの作り方のみになります。あとはルールを作ってホールドしているだけです。

 インデックス投資方法をおすすめするもう1つの理由は後ほど説明しますので読んでみてください!


インデックスの作り方

 では、さっそくインデックスの作り方を紹介していきます。全部で3ステップになります。

① 仮想通貨の市場規模の確認

 まずは以下のサイト(CoinMarketCap)で世界市場規模の確認をします。

 本日(2021年6月3日)の仮想通貨の市場規模はトップページの上の方に記載があり約187兆円ですね↓

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② 各コインのドミナンス(市場の占有率)の算出

 次にコインの時価総額を確認します。

 ビットコインで試してみます。同じサイトのビットコインの仮想通貨の市場規模を見ると、本日は約77兆円ですね↓

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 先ほど確認した世界市場規模で割ってパーセンテージに直したら約41%(77兆円÷187兆円≒0.41)です。

 これでドミナンスができました。これは仮想通貨市場のうち約41%をビットコインが占めていることを意味しています。

③ コインの購入

 最後に『ドミナンス ✕ 投資総額』を計算すればビットコインの購入額が出てきます。

 例えば、全部で10万円投資するなら『0.41✕10万円=4.1万円』です。

 つまり、ビットコインを4.1万円買えば良いのです。


 はい、おわりです。

 あとはこの作業を一定の順位まで続けて、取引所で買うだけです。


マイ・ルール

 ここまでの説明だけでは、まだピンとこないと思いますので、もう少し説明を続けます。

 投資で重要なのはマイ・ルールを作ることです。そして、それに従うことです。(シンプルですが、これが実にむずかしいです)

 以下に私のルールを載せておきますので参考にしてみてください。

1.ランキング上位80%(だいたい10〜20位以内)でインデックスを構成する。

 ランキング上位80%と設定している理由は『パレートの法則』を意識しています。

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 詳細は述べませんが、平たく言うと『物事のほとんどのことは8割が重要で、2割は重要ではない』です。


2.以下に示すコインはリスク分散や成長性の観点から除外する。

(1)取引所が発行するコイン(BNB等)

 取引所が発行するコインは、取引所の状況によって大きく価値が変動するため、分散性の観点から避けています。マウントゴックスやコインチェックのような取引所に関連した事件が起きたときのインパクトがあまりにも大きいからです。

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 なお、Binanceが発行するBNBは控えめに言っても有望なコインと思ってます。

(2)米ドルなどに連動するステーブルコイン(USDT、USDC等)

 米ドルなどに連動するステーブルなコインは、コインの性質上、大きなキャピタルゲインが得られないため除外します。

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(3)ネタコイン(DOGE等)

 ネタ以外に技術的に特異性がなく、一過性のブームであり将来性がありません。

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 たとえ、イーロン・マスクが推奨しても買いません。

(4)プライバシーコイン(Monero、Zcash、Dash、Bytecoin等)

 プライバシーコインへの各国の規制が強く、上昇の要素がなくなりつつあるからです。これは最近追加したルールです。

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 これらのルールを適用して、例えば、本日の市場規模で8位のコインまで買ってみると以下のようになります。

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 ドミナンスを足し算していくとまだ6割くらいにしかなっていませんが、これを8割になるまで続けます。

3.リバランスする。

 あとは適宜、計算をして乖離率が大きくなりすぎたら(10〜20%程度)リバランスor利確します。

 リバランスのやりすぎには注意してください!

 コインを買うと色々と売り買いしたくなりますが手数料がムダなだけです。

 また、仮想通貨はコロコロ順位が変わるので圏外になったと思いきや、またランクインするなんてことが日常茶飯事です。

 僕は2ヶ月に1回くらい、もしくは仮想通貨市場が上がったときに見直す程度です。(見直した結果、だいたい何もしません。)

 僕らの目的は仮想通貨の大きな発展を待つことであり、第2のビットコインあるいは第2のイーサリアムを取り逃がさないことです。もしそのようなコインができれば10〜20位以内にランクインしてから保有しても遅くはないです。

 今のビットコインやイーサリアムの地位につければ、市場規模からいって10〜20倍は余裕でいける見立てです。


 なお、これらのルール、コインを推奨する目的はありません。あくまで参考情報であり、投資は自己判断でお願いします。


インデックス投資をすすめるもう1つの理由

 さて、ここでインデックス投資をすすめるもう1つの理由を説明して、この手法の正当性を補強しておきましょう。

 私がインデックス投資をすすめるもう1つの理由はビットコインや草コインが明日には価値がなくなるかもしれないが、仮想通貨の価値はなくなることはないと思っているからです。

 ビットコインのドミナンス(下の図のオレンジ色の領域)の推移を見てみましょう。

世界一やさしい仮想通貨のはじめかた1

 ビットコインのドミナンスは下がり傾向にあることが分かります。一方、先ほど見てきたとおり、仮想通貨の市場規模は膨れ上がっています。

 ビットコインは単なる仮想通貨の歴史の始まりにすぎません。

 ビットコインで仮想通貨の歴史が終わるわけではないです。

 日々新たなコインが生まれ続けており、そのほとんどが日の目を見ずに消えていきます。市場に自浄作用が働き、自然淘汰されていくのです。

 ビットコインのような価値のないコインがこのまま1位を独走するほど市場は単純ではないはずです。今後、もっと優秀で野心的なコインが必ず生まれます。(もしくは、すでに生まれている!)

 そして、インデックス投資をしていれば、これから時代を作るコインを逃すことはありません


 少し余談になりますが、今のビットコインは技術的にも投資対象としても魅力がないということは言及しておきます。(それでも、インデックス投資をしてる私は1BTC持っていますよ!)

 第一、ビットコインは問題だらけです。

 スケーラビリティはないのに手数料は高い。分散性があると言いつつ、マイナーも保有者もほぼ中国人。電力消費量はノルウェーに匹敵し、SDGsに反する時代錯誤なコインです。

 2028年頃にはビットコインの98%が発行済みとなります。マイニングによる発行数が激減するなか、マイナーたちはマイニングし続けるだけのモチベーションを保てるのでしょうか?(ビットコインの価値が上がりつづけなければ、マイニングしても採算が取れない)

 マイニングしても儲からなければ即刻撤退し、トランザクションは滞り、コインとして機能しなくなり、価格は一気に暴落します。


 そもそも今のビットコインの本質は『ブランド品』です。

 例えば、ティファニーの指輪のように『ダイヤ』+『ブランド料』で価値がほぼ決まっています。

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 ビットコインの本当の価値はライトコインの4倍の約8万円がせいぜいです(ビットコインとほぼ同じ機能のビットコインキャッシュはこれくらいの値段)。

 あとの約400万円は仮想通貨のオリジナルであるというブランド料のようなものです。

 何が言いたいかと言うと、ビットコインを持つことは、もはやステータスであり所有欲を満たすためだけにあるということです。

 所有が目的であるならば、日本円ベースで価値が大幅に下がるのも気にしないものですし、逆に競り落とすためには大金をはたかなくてはならないということです。

 そこを理解したうえで、ビットコインを推して買うようにしてください。


まとめ

 さて、今回は仮想通貨投資の初心者向けに、世界一やさしい仮想通貨のはじめかたを説明しました!

世界一やさしい仮想通貨のはじめかた1

 ポイントは、仮想通貨市場の成長を見越して、インデックス投資をするということでした。その限りにおいては、むずかしい専門用語もテクニカル分析の内容も理解している必要はありません。


 ………とは言え、やはり僕は仮想通貨についてある程度の勉強はしておいた方がいいと思っています

 なぜなら、仮想通貨は50%の暴落は普通に発生します。この暴落に耐えるためには、自分の中で仮想通貨は素晴らしい技術であると理解していないといけないからです。

 仮想通貨投資のはじまりとしてインデックス投資を進めていますが、そこから保有したコインや仮想通貨について少しずつ勉強してほしいと思っています。


 最後に、全財産を仮想通貨にかけるのはやめましょう。投資は博打ではありません。適切にリスクを管理すれば、利益も得られるようになります。

 『仮想通貨はリスクが高い』とか『あぶない』とか言う人がいますが、僕はそうは思いません。

 仮想通貨の技術的側面を知っていれば、仮想通貨が立派な投資先であることは理解できるはずです。正しい情報を得ることを怠って、極度に拒否することはリスクを助長するだけです。

 もっと言えば、そのうち仮想通貨を持ってない人の方が、リスクにさらされる時代がくることも考えられるのです。


 長かったですが記事を読んでくれてありがとうございました🐻✨

 資産運用や投資についてつぶやいてますので良ければTwitterに遊びに来てください!

 https://mobile.twitter.com/kaisaobama1


おまけ

 今回の投資法である仮想通貨のインデックス投資について、さらなる勉強の題材を紹介しておきます!

(1)インデックス投資

『敗者のゲーム』

『図解でわかる ランダムウォーク&行動ファイナンス理論のすべて』

ウォール街のランダムウォーカー

(2)仮想通貨について

『これからを稼ごう』






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