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令和五年仕込み『梅 波動干し』1・始動

 そろそろ梅仕込みの時が来る。
 2~3年前から始めた梅仕込み。そろそろ今年の梅の収穫が始まるころだ。

 『梅干し』と『梅シロップ』、そして去年は『梅エキス』と少ししか甘くない『梅ジャム』を作った。
 スーパーで売られる梅は、自宅で追熟中にしぼんでしまったりなかなか追熟が進まなかったりしていたので、去年初めて梅農家さんから直接買ってみた。

 梅の箱を開けた瞬間の梅とは思えない桃のようなフルーティーな優しい香りに感動した。そして追熟中にしなびたり縮んだりしなかった。出来上がったモノも今までのモノとまるで違うおいしさになった

写真:2年ほど前初めて東京調布市自宅で梅干し作りに挑戦した時の様子。
黄色くなると桃のようないい香りを放ち続ける。
多少傷んでいても平気で梅干しになってくれる。

 毎年作るたびに、梅からもたらされるあらゆる梅由来のモノの利用価値に気が付いていく。

 例えば『不食』をするときは『梅酢』(うめず)が役立つということを時々見ている『梅ボーイズ』によって知りえた。

 去年は梅酢を300ccくらいしか残せなかったので今年はもっと作り置きしたい。

 というのもここ1年半、食事中に「何でご飯を食べてるんだろう‥?わざわざ食べなくても今日一日平気で過ごせた気がするんだけど‥」と思う日があったり、

『食べる』ことが原因で調子が悪くなったり(食あたりでない)、従来の『食べる』という概念を覆(くつがえ)しそうな心と体の反応を何度も経験していた。

 試しに一日程度、不食すると調子が回復することもしばしばあった。
 しかし、水のみで不食するとどうしても「水すら飲む気にならない」ということもある。それを解決させてくれそうなのが、『梅酢』かもしれないのだ。

写真:東京調布市当時、自宅にて。
干した後、赤紫蘇で染まった梅干し。
梅ボーイズを参考にすると、見様見真似でもここまで出来る。
市販品ほどおいしくなくても梅干しにはちゃんとなったし、東京のビル群に居ても作成可能。

 今年は梅酢が沢山作れるよう自然落下完熟梅を思い切って3kg注文してみた。甜菜糖(てんさいとう)を使用した『梅シロップ』と『ほどんど甘くない梅ジャム』『梅エキス』これらも作りたいので大きな青梅も注文した。
 梅干しを作るときに梅からにじみ出てくる『梅酢』を沢山残すべく、たるも気持ち大きめのモノを新調してみるか検討している。

 因みに『波動味噌』につぎ『波動梅干し』と最初ネーミングしていたが、ややゴロが悪いので去年『梅 波動干し』として再スタートした。
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