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ASDとうつの噛み合わせの悪さと私の取った対処法について

※ノート初心者のため読み辛い点あるかもしれませんが、その際は申し訳ございません※

私はASD,被虐児など生まれた時から人生ハードモードな事もあり、そこに当時の過剰適応+職場環境の劣悪さから、ある日を境にうつ病となってしまいました。
うつの辛さは今でも続いており闘病中です。

加えて私が個人的に苦しんだ(苦しんでいる)のは、私がASDであるために掛け算どころか下手したら累乗方式でどんどん状態が悪循環に入っていったことです。

どういうことかと言うと、うつによりASDの特性が増悪+擬態ができなくなり、それらが更にうつを悪化させてしまうのです。

私の場合の具体例を挙げると
・聴覚や視覚の過敏さが増し具合が悪くなりやすくなる。
・同時に頭の中が上記の過敏さに占拠され重要な情報がうつのWM低下も併せて頭から抜け出てしまう
・前庭感覚、固有覚の弱さがより酷くなり怪我や落とし物ばかりする
・コミュニケーションの難が悪化する

そこにうつの悲観や自責の念が加わると、落ち込む事や希死念慮を増悪させる(自分なんか死んだほうが良いんじゃないか)事で床が見えなくなるほどの精神的汚部屋が爆誕します。

この精神的汚部屋、何が問題かというと几帳面な私の特性が災いして服薬はきちんとしている上に物理的に部屋はキレイに保っているため主治医からも少なくとも私は重視されませんでした。
文字通り【見えない障害】の見つけにくさと本人のしんどさが二乗されてしまう訳です。

仕事をすればミスをし、うつの人と語ればASD故のコミュ障から上手くいかず、ASDと話をしては感情に事実で返答が返ってくるので落ち込み…と何処にも居場所を見つけられなくなります。
それこそ匿名ありきのオンラインでさえ。

こうした精神的汚部屋が遂に溢れかえった時、私はようやく主治医に如何に自身の胸の内が暗澹としているかを、ヘドロを垂れ流すように脳内の台本を大根役者が無表情に読み上げるように、棒読み口調で一気に一方的に排泥しました。
そしてようやく医師は事の重大さに短期間での再診及び障害者雇用であるため上司への連携までしてくれました。

他には
・職場の許可をもらってノイズキャンセリングイヤフォンの仕事中の使用(過敏対策のため)
・どんな醜い感情であろうと、ありのままノートに書き出してカタルシスを得たら破って捨てる
・理解を得られそうな人には状況を伝えていつも通りに振る舞えない事とそれが相手への陰性感情を含んではいないことを伝える
・リアルやSNSの交流を必要最小限に留める
・意識的にうつの日干しのような何もしない日を設ける
・自分は生きてて良いことをしつこい位に何度も認識する。認識が揺らいだら主治医や親しい友人にサポートしてもらう。

こうした事を続けていくと季節の経過もあり(うつ絶頂期は真冬でした)、徐々に良くなってきました。

随分と長くなってしまいましだが、これを読んでいて同じような状況に苦しんでいる方には、まずは一層おおげさな位のヘルプアピールをオススメします。
人によるとは思いますが、自分の感情と表象との回路が切断されている自分にはこれが最もその後の支援を受ける上で大きなきっかけになりました。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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