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青春ドラマの全てがこのアニメにつぎ込まれています!「Angel Beats!」紹介します。

  これからは暫く書きたいアニメから書こうと思います。ということで先ずは2010年に放送されましたオリジナルアニメ「Angel Beats!」を紹介します。

Angel Beats!とは

 Angel Beats!はゲームブランドkeyP.A.WORKSによるオリジナルアニメとなっています。


  死後の世界の学園を舞台にした青春ドラマ。死後の世界であるため、通常なら死ぬような行動を取っても死ぬことはない。テストや球技大会・学食での食事などの日常的で平和な学園生活と、銃火器や刀剣を用いて天使と戦う非日常的な生活、そして登場人物の送った生前の理不尽な人生、この三者を柱にストーリーが展開される。(Wikipediaより)

  もう少し付け加えますと、死んでこの世界にいるのは全員学生で、何かしらの未練があってこの世界に迷い込みます。舞台は学園で、全員ココで神が用意した生徒や教師と楽しく学生生活を過ごし、未練を無くして無事に成仏する、という世界です。しかし、それを拒むグループがいます。現実世界(生きていた頃)で何故こんな理不尽を神は与えたんだ!神に1発文句言わないと気が済まないし成仏もしない、復讐だ!というグループが死んだ世界戦線(略してSSS)と言い、この世界に来たばかりの主人公音無が勧誘され入団するグループです。これに対抗するのが学園のトップといえば、どこもかしこもそうですが生徒会です。死んだ世界戦線のメンバーは生徒会長は神の巫女だろうと推測し、可愛らしい姿からは想像出来ない強さを持ち併せた彼女を畏怖の意味を込め天使と呼び、戦うお話しとなります。彼女たちは規律正しい学園生活を送ってもらうことで成仏してもらおうと考えていたわけです。

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 SSSはどうすれば神と相見えることからできるのかと考えた結論が校則違反です。この世界では校則を守る=成仏する、と考えていますので、基本出てくるキャラ達がやりたい放題暴れます。このアニメで出てくるキャラは本当に個性豊かすぎてその個性を使った恐ろしい作戦(主にやった本人達が大切な何かを失っていきます)を次々と行なっていきます。その立役者が悪の魔王ポジションのSSSリーダーゆりっぺ。彼女の外道っぷりは見てて清々しいです。なので途中から「あれ?これギャグアニメ?」と思うかもしれません。

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 ですが、タイトルにもある通り、これは青春ドラマのストーリーになりますので、話しが進むにつれて自分達の理不尽さを思い返し、それを抵抗するため仲間の力を借りたりします。例えば生きていたころにやりたかったをやってみようとすると……

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アニメを観ての感想(ネタバレも少し含みます)

 この作品は2010年に放送されておりますが、かなり絵が綺麗です。それが第一印象でした。人物もそうですが背景や戦闘シーン、物の動きを細かく書かれています。その世界観に魅入られるのも当たり前になるくらい一つ一つが細かく繊細に描かれてます。その映像の迫力もありながらストーリーも起承転結がハッキリわかる展開で、ギャグパートとみせかけてもそれがしっかりと伏線回収にもなっています。死んだ世界戦線も1回ごとに今回の任務の目的が明確にしているので、楽しんで見れます。

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 ゆりっぺは目的をどう達成するのか試行錯誤しながら神に辿り着く姿がある意味カッコイイです。既に死んでるので捨て身の攻撃も気楽に命令できる新しい戦い方。簡単に見捨てられる仲間達へのエールは清々しいです。毎回必ず狙ってるだろうとツッコミを入れたいぐらいです。
 また作中に出てくるバンドグループ「Girls Dead Monster(ガルデモ)」のライブもアニメシーンで出るのですが最初観た時は凄すぎて(色々)ヤバイと感じたのも懐かしいです。歌もカッコよく、歌詞も泣けます。映像が流れているなかで歌詞を聞くとマッチしすぎて視聴者の涙腺に攻撃してきます。
 OP、EDも同じ曲なのに、話が進むにつれて歌詞の意味も感慨深くなり、考えさせられます。OPについては最初の出だしがピアノ伴奏天使から始まり、終始ピアノの音が目立つ曲となります。そして、それは映像で天使がピアノを弾いている演出をするのです。OPの時間が約90秒。その間に天使が弾いている場面もたくさんカットインされており、一言が言うとゾクゾクするほどカッコイイです。この記事の最後にOPも貼り付けていますので、是非とも観られてください。

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 ガルデモの曲は実際にプロが演奏しているのを映像に反映させるという当時ではありえなかった技法で演出をされていました。またガルデモの歌い手として今はFateやSAO、鬼滅の刃等の主題歌も歌ってるLisaが歌っています。自分が知る限りこれが初めてじゃないですかね?そして、先程OPではピアノで伴奏していると書きましたが、1度だけバンドメンバーでOPを担当することもあります。それもLisaが歌っているので、これも普通のバージョンと聞き分けると感慨深くなるのは必然です。

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 個人的には4話が神回の中の神回です。3話が終わり「うわぁ…これ次からどうなるんだろう」と思ってたらまさかの特殊OPスタート。「うぉぉぉぉお!かっけーーーー!」と鳥肌経ったのを今でも覚えてます。それが↑のガルデモVerです。そして動画サイトでこの作品の一挙放送があったのでそれを観てたら、4話のあるシーンで音声を最大推奨と書いてあったので最大にすると、まさかの名場面に繋がる伏線を言っていたとは!!!?その台詞を聞いた時もまた鳥肌経ったのを覚えてます。教えてくれた方には本当に感謝してます。
他にも5話、7話、8話、最終話(の最後は展開について賛否両論されています)これが私にとっても素晴らしい回となっております。
 1度全部見てもう一度見てみるとみんなの集合している画像と曲が流れるだけで涙が出てきそうとなるそう思わせてくれる数少ない作品かなと私は思います。

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(ここからは少しだけ完全に蛇足なので読まなくてもOKです
 このアニメは名言も色々飛び出したのもそうですが、業界にも流行させた言葉があります。アニメ好きの方は聞いたことあるかもしれませんが、「〇〇ちゃんまじ天使!」。主に可愛いキャラクターに対して使う言葉でこの頃から自分の推しキャラをそう呼ぶことが多くなりました。その立役者がこの作品で、「天使ちゃんまじ天使!」が流行りました。演じてる声優さんも花澤香菜さんでこの頃の渾名は新人声優殺しです。同時期にしてたIS‐インフィニット・ストラトス-のシャマル役もまるで天使のようでこの頃から「ぶひぃぃぃぃ」も同時期だった筈です。)

最後に一言(まとめ)

 何度でも言います。これは素晴らしい青春ドラマです。笑いあり、涙ありの素敵な作品です。舞台は学園ですので、最後はもちろん卒業するのが在校生としての義務となります。私はもう社会人ですので、二度と卒業というイベントに参加することができません。これを観ていると羨ましいという気持ちも出ます。卒業式でかっこ悪くもあり、かっこいい涙、それをまた流す機会が果たして私にあるのかと聞かれたら自信もって返事ができません。
 EDでは話が進むにつれて変化していく粋。カッコイイOP。見直すと色んなところに伏線もあり、伏線を見つけられる楽しさもあります。是非とも未視聴の方が観てもらえたらここまで不格好に奏でたこの文が綺麗なとして皆様に届けることができたかなと願う気持ちです!少しでも「観てやんよ!」とおもってくれたら幸いです。


このアニメの5年後にオリジナルアニメ第二弾のアニメはこちらです。


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