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もう1度、きみとつながる物語の日常話し。アニメ「プリンセスコネクト!Re:Dive」紹介します。

 今回は私的2020年春アニメランキングで第2位にさせていただきました、プリンセスコネクト!Re:Diveを紹介させていただきます。このアニメはスマートフォンアプリでCygamesが開発した原作となっております。可愛い女の子たちを中心に丁寧に平穏な日常が描かれていて、見るだけでも癒されるアニメです。所謂キャラアニメ的な感じですが、しっかり起承転結をされているのでアプリをしていない人も全く問題ない出来上がりとっていますので、是非とも観られてください。

穏やかな風が吹きぬける大地・アストライア大陸。
その一角で記憶を失った少年・ユウキは目を覚ます。
彼を世話する小さなガイド役・コッコロ
いつも腹ペコな美少女剣士・ペコリーヌ
ちょっとクールなネコ耳魔法少女のキャル
運命に導かれるまま、彼らが立ち上げたギルトの名は「美食殿」。
今、ユウキと彼女たちの冒険の幕が開ける———

記憶を失った少年・ユウキは見知らぬ世界で目を覚ました。彼の従者となるべく現われた小さなガイド役・コッコロとともに、2人は美しき大地「アストライア大陸」を旅していく。王都「ランドソル」に到着した彼らは宿代を稼ぐため、ギルド管理協会の仕事を引き受けてキノコ狩りのクエストに出かけるのだが……。

 イントロダクションと1話のストーリーはこのようにHPでは紹介されております。主人公であるユウキはほとんどの記憶がないため、言葉もおぼつかない中で目を覚めるとそこにはエルフのコッコロが「あなたを導くガイド役」と説明されて、ユウキは特にあてもないのでコッコロにガイドされます。

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 このアニメは原作がアプリなのですが、最初にもお伝えした通り日常の話しとなっています。原作アプリのHPに行き、ストーリーを見てみると、

~~中略。次々に生まれた絆が、あなたを世界に繋ぎ止めていく。
例え記憶が戻る方法はわからなくても———
穏やかな暮らしにも慣れ、それなりに楽しく生きていけると思っていた。
だが、平穏なときは永遠には続かない、ランドソルに巨大な陰謀の影が差し込む時、あなたと少女たちの運命が大きく動き出す———

 とあり、ここの「穏やかな暮らしにも慣れ、それなりに楽しく生きていける」というのがアニメの大部分を占めています。アプリでは触れていない、序章の中の序幕の部分をアニメで補完しているので、アプリを知っていると感慨深いところが多く出てきます。ちなみにアプリではこういう感じに言っているのがアニメでやっている部分だと思いますね。

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 とまぁこんな感じに9行で纏められています。短い・・・短すぎるよ。アニメの展開上オリジナルを入れたり、原作アプリと順番が逆になったりしている部分はありましたが、そのおかげで素敵な作品として出来上がっていて既存プレイヤーたちも納得の出来です。

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 アプリでは最初から重要な話から始まっていくのに対し、先ほど書いた通り、このアニメはその部分がたった数行でまとめられています。だからこそ、平穏なときにでも何かが起こる兆しがゆっくりと見えてきます。
 キャラ達が過ごす時間(ストーリー)がゆっくりと丁寧に描かれているのは、キャラにスポットをあてた話が多いのと、同じ時間を過ごすうえで少しずつお互いのことを分かってくる描写を描いているからこそだと思います。これが原作未プレイでも楽しめることだと思います。簡単に主要なキャラだけを紹介すると、
 主人公のユウキは冒頭に書いた通り記憶喪失で世間についても自分についても何も知らない男の子。本当の力を徐々に思い出して仲間を助けます。
 ユウキの従者。アメス様(上の画像に貼った人)の巫女として導く母性溢れる若き少女のエルフ、コッコロ
 超人的な身体能力の持ち主だが、燃費が悪くいつもお腹を空くということでお腹ペコペコのぺコリーヌとコッコロに名前をつけられた食に関しての熱が半端ないペコリーヌ。本当の正体を隠し楽しく過ごしている女の子。
 ツンデレネコ耳魔法少女のキャロ。実は女王陛下からぺコリーヌの暗殺を任せられているツッコミ(?)役。
 この4人がギルドを発足し「みんなで楽しく食事をするギルド」ということで美食殿を作り、田植えの手伝いや珍しい食べ物を獲得するために魔物狩りや商品流通の邪魔をする魔物を退治したりします。
 このキャラ達の話しを中心にアニメではいろんな女の子と達と出会い、信仰を深めていきます。

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穏やかな暮らしをしているとだんだんと不穏な足音も・・・

 こんな感じで穏やかな暮らしをしているのですが、街では変な噂や摩訶不思議な現象をしていきます。アプリ原作ではRPGとしてのジャンルですので、解決するのに戦闘シーンもアニメでは表現されます。もともとストーリーも丁寧に描かれているのに、戦闘シーンや表現も丁寧に描かれています。
 平穏なところになんと表現すればいいか不明なシャドウがでてきて、飲み込まれるとその人物が消えて、周りからも存在自体が消えたように(どこかのアニメである白鯨でやられたかのように)なってしまいます。

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 キャラ紹介でも書いておりましたが、ぺコリーヌは正体を隠し、キャロはぺコリーヌの暗殺を企てています。だから心情なども本当に切なく、年頃の女の子らしく悩んだり、甘えたりします。
 嫌われたくない、またみんなと美味しいものを食べたい、私は何をしているのか分からなくなったりと・・・それがまだ物語が始まっていない段階ですので、これから起きる更なる出来事を知っていると余計に辛く感じることもあります。

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最後に

プリンセスコネクト!Re:Diveを紹介させていただきました。このアニメの監督がこの素晴らしい世界に祝福を!と同じ監督さんですので、所々キャラ達の表現がその部分と似た感じで表現させることも多々あります。
 プリンセスコネクト!Re:Diveというこのタイトルも実は物凄く意味があることとなっておりますので、気になる方はアプリをされることもお勧めします。ストリーだけなら最後まで直ぐに無料で読めるので、気になった方は是非ともどうぞ。(更に言うとプリンセスコネクト!という前作の続きではありますが、知らなくても問題ないです。プリンセスコネクト!の前作については公式がYouTubeに出しています)
 少しだけ感想も言うと、本当に丁寧にキャラ達のことを分かって制作されたモノだとわかります。朝の時は「朝」とわかるように鮮度を薄くしたり、画像も貼ったように細かいところまで繊細に描かれています。可愛い女の子達の平穏な日常をゆっくりと観れ、クスッと笑えるような出来事、最後には明かされる秘密で衝撃的なことなど本当にいろんな感情を与えてくれます。最後も駆け足にならなく、いい感じで締めていました。
 2期になると恐らくアプリのメインストーリーの話しにも触れると思うのでその話しもアニメで観れるのを楽しみに待ちましょうかね。


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