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世界にバグは・・・。意思の選択と浪漫が詰まっている「デカダンス」紹介します

 今回はオリジナルアニメの「デカダンス」紹介します。毎回どうなるかわからない展開で笑いあり涙あり努力ありアクションあり浪漫あり、ともう凄いとしか言いようがない作品です。先にお伝えすると、2話以降から壮絶な世界観のネタバレになるので詳しく書けません。

私的2020年夏アニメランキング1位とさせていただきましたデカダンス。先ずは公式HPよりイントロダクションとあらすじを載せます。

突如として姿を現した未知の生命体《ガドル》により、人類が滅亡の危機に陥ってから、長い年月が過ぎた。生き残った人々は《ガドル》の脅威から身を護るため、全高3,000Mの巨大な移動要塞《デカダンス》を建造し、日々を暮らしていた。
《デカダンス》に住まうのは、日夜《ガドル》と戦う戦士たち《ギア》と、戦う力を持たない《タンカー》たち。ガドルと戦う戦士《ギア》に憧れ、自らも《ギア》になることを夢見る《タンカー》の少女・ナツメは、ある日、無愛想なデカダンスの装甲修理人・カブラギと出会う。
夢を諦めない前向きな少女と夢を諦めたリアリストの男。一見正反対のように見える二人の出会いは、やがてこの世界の未来を大きく揺るがすことになる。
遥か未来、未知の生物《ガドル》の侵攻によって絶滅寸前へと追いやられた人類は、移動要塞《デカダンス》内部で暮らしつつ、必死の抵抗を続けていた。幼い頃から戦士に憧れて育った少女・ナツメは、現実主義者で無気力な装甲修理人・カブラギの元へと配属され、清掃に追われる日々を送る。そんなある日、作業中に《ガドル》との戦闘に巻き込まれてしまったナツメが見た光景は、次々と《ガドル》を倒していくカブラギの姿だった。

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 幼い頃にガドルに父を殺され、自身も右腕を失ったナツメはガドルと戦う戦士になりたかったが、配属された先はデカダンスの装甲修理している部隊でした。そこで1話のストーリ-であるように戦闘に巻き込まれた装甲修理の部隊でしたがカブラギが死んだ戦士たちから武器を拝借して圧巻の動きで戦闘を終わらせるのでした。それに感動したナツメが何度も何度もしつこくしつこく戦い方を教えてほしいと懇願するのでした。

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正しいことが本当に正しのか

 カブラギはこの世界の状況を知っている人物です。全てを悟ったというべきか普段はぶっきらぼうであまり感情を表に出しません。表では装甲修理の親方として生き、裏では自分に与えられた使命を全うすることを過ごしていました。自分がおこなっている行動がこの巨大要塞「デカダンス」を守るためと認識しながらです・・・
 そんな中純粋で何も知らなく期待と憧れを備えて猪突猛進で元気の塊であるナツメといるうちに徐々に感情が表に出てきて自分が行っている行動が本当に正しいか分からなくなってきます。ナツメに戦闘を教えるのも結局は無駄だと知っているから教えなかったですが、ナツメの想いを知りただ付き合う程度、そして根もすぐにあげると思っていましたが、徐々に成長する姿を見てだんだん考え方が変わっていきます。そしてナツメと共に行動しながらナツメのことを独自に調べていくと、自分が裏でデカダンスのために行っている事情の対象とわかってしましました。傍から見ると2人はもう父と娘のような関係でカブラギもナツメのことを大切な存在になっています。カブラギは世界かナツメか選ばないといけなくなり、他の者にナツメの存在を知られないように過ごさないといけません。若しくはナツメに世界の真実を教えてもいいのかどうかも悩みます。

 ナツメはナツメで成長します。ナツメも父親を亡くし、右腕もなくなり憎きガドルを倒すために戦闘を血が滲む努力をしてカブラギに教えてもらいます。最初はカブラギにもわからずやの頑固者といちゃもんを付けますが、いつも気にかけてくれるカブラギにもどんどん信頼していきます。カブラギ以外には右腕も義手のためにいろいろからかわれたり、友人にも見放されたりと中々つらい目にあっています。

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魅せる戦闘・魅せる世界観

 このアニメは戦闘(アクション)シーンも魅力の1つです。敵のガルドは巨大で空中戦なのでイメージで言うと進撃の巨人の立体機動装置や幼女戦記の戦いに近いイメージで問題ないかなと。基本的にはやりを使って打ち出し敵に攻撃するというスタンスです。仲間と一緒に倒すので、全員が激しく、自由に空中を動きまわり、ガルドをなぎ倒します。

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 また誰もが浪漫である自分たちが住んでいる巨大な設備が変形し、切り札となるのもテンションあがりますよね!

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 そしてなにより一番の魅力はやはり世界観・世界設定。最初に記載した通り、2話から超超超超巨大なネタバレ爆弾を落下させます。普段は中盤や終盤にネタバレが分かるようになりまうが、何と2話からいきなり持ってきます。ですが、それ以降の話数も視聴者はそれを知ったうえでどう今後展開するのかわかりません。王道と言えば王道、しかし邪道と言えべ邪道。そういう展開ですので、決して嫌いになれない。寧ろもっと見せてくれ。話が進むに連れて徐々に分かってくる更なる真実。それに葛藤するカブラギ。希望がなくなったとしても自分は何のために戦うのか自問自答し続ける。芯がしっかりとしているので、スポットもナツメとカブラギの2人なので両方の気持ちを分かることが出来るのも魅力です。

最後に

 ネタバレがないように記事を書きましたのでデカダンスをとりあえず観てください。今の世界の在り方に何も疑問が持たなく生きているのが普通です。普通の中には表にでない普通もあり、それを知ると世界が変わる。さて、どっちの世界で生きることを決めるか。その選択を迫られます。話がまとまっていて何も知らないナツメ事情を知っているカブラギの両方から見る世界の話し。人間感情の成長、デカダンスという世界観、素晴らしい出来の一言です。



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