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映画「レゴ® ムービー2」を皆さん観ましょう!

 友人に誘われて「レゴ®ムービー2」を観ました。前作の続き物となっているので、もし観られる際は是非とも前作を借りてからを推奨します。
 誰でも小さいころに遊んだであろうレゴブロックを使った題材です。レゴブロックを使用したアニメーションですが、一部実写部分もあります。そして、レゴですので、バットマンやスーパーマン等、レゴとして発売されているキャラも出てきます。ファンにとってはこんなに嬉しいことは無いでしょう。

https://www.youtube.com/watch?v=Es8db5HiaBg

作り込まれたストーリー(ネタバレ含みます)

 「レゴ®ムービー2」の冒頭は前作で戦いが終わった直後から始まります。そして、いきなり現れる侵略者。シティも壊され数年、シティも住民もすさんでしまったのですが、一人だけ明るく今を最高に楽しんでいる者こそが主人公。皆が成長しているのに一人だけ昔のまんまの姿に周りからも少し心配されるそんな中、仲間たちが侵略者に攫われて皆を助けに行く話となります。
 文にするとこのような感じなのですが、ここに一つ現実(実写)パートの話しを付け加えます。もともと前作ではアニメーションで話が進み、最後のパートでこれは親子が現実世界でレゴを作り、それをレゴ世界ではこのように進んだんだと気づかされます。例えば、レゴ世界で怪獣が攻めてきた、それを主人公たちがロボットを作り倒す。これも現実では父親がロボットを作ったから、それに対抗するために息子がロボットを作った。簡単に言うとこうなります。それをふまえると、今回のレゴ®ムービー2は妹が兄と一緒に遊びたい話しになってます。幼い妹が兄の街に接触したことで色々建てたものが壊され、シティの崩壊、また妹がレゴも持っていくことでレゴ世界の住民が攫われる事になります。一つ一つの出来事がレゴ世界では大きな物語に動くのも大変興味深く観ることが出来ます。

 レゴ世界の主人公エメットは常にサイコーな日々を過ごしていましたが、何者なのか分からないまま侵略され、また、攫われた仲間を助ける中で色んな悩みを抱えます。自分が目指したい大人ってなんだろうと誰もが思う悩み。大人になるようにと仲間からも言われた中で自分が思う理想な大人と出会う。即断決行頼れる人物。そこに憧れて自分もそういう人物になろうとする成長途中の話しになります。

 現実世界ではまだまだ子供な兄と幼い妹。成長途中な兄はこれから大きくなるに連れての悩みもあるかと思います。妹もまだまだ兄に甘えたいお年頃。お兄ちゃんが作ったものを一緒に合わせて遊びたいという思う妹心も純粋な感情だと思います。しかし、兄はその気持ちを汲むことが出来ません。
 これを観ているとどうしても自分の昔のことを思い出してしまいます。幸いなことに私は兄と妹がいて真ん中でしたので、両方の気持ちがわかってしまいました。私も小さい頃はよく兄と遊びたくて、勝手に触ったり、壊したりしたこともあり、喧嘩して(一方的に負け)泣いたり、今度は妹が自分に来るなと言っても付いてきて遊びたがるし、物を無くされたり喧嘩して母親に怒られて泣いたりと、きょうだいがいる人は必ず一度は経験するだろうこの何とも言えない懐かしい感覚を思い出します。

 映画内でも兄妹喧嘩に親が出てきて喧嘩両成敗を促します。それがレゴでの遊びを辞めて今すぐに片付ける事です。これがレゴ世界の中では一番の危機として絶対に阻止しなければならない出来事です。しかし、母親の言うことにしぶしぶと従う子供達。完全に片付けが終わるとき、それがレゴ世界の壊滅を意味していました。それを食い止めるには皆が仲良くしないといけまんせんよね。さて、エメット達はどうすれば現実世界の子供(創造主)たちに仲直りをしてもらうのか、これは観てのお楽しみです。

スタッフの愛を感じる

 一番愛を感じたはスタッフロールでしたね。その歌詞がとてつもなく素晴らしかったです。「こんな楽しい作品を作ったやつらを目に焼き付けろ」や「本編観なくてもスタッフロールだけでも観ろ」等堂々と自画自賛してくるこの自信家。しかし納得のいく面白さがこの映画には詰まっています。それだけの愛を感じることが出来ました。兄妹間の出来事をここまで大きくして、レゴ世界のキャラ達に息吹を与えられてる想像力。感服いたします。ちょいちょい小ネタもぶっこんできており、子供達だけではなく、大人も楽しめる映画となっております。エンドロールでは実際に色んなきょうだい達が合同で作っただろう作品と一緒にたくさん紹介されます。紹介の度に「あぁ、このきょうだいではどのように世界が動き、その作品にはどんな思いが詰められているんだろう」と考えてしまいました。
 是非とも皆さま、「レゴ® ムービー2」を観てください。笑いあり、涙あり、自分が子供の時を思い出させてもらえるストーリー。そしてこの映画で流れるこの歌が頭にこびりつくことが出来れば、きっとサイコーな時間を過ごせるんだと思いますので。


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