「本番の魔物」への対処を考える

こんばんは。かいなるです。
音楽ゲームの大会において、「本番には魔物が住む」とはよく言われます。
実際、しっかり練習して安定させたと思っていたのに、本番ではまるでスコアが出なかった、という経験をした方は多いのではないでしょうか?

今回は私が考える「本番でスコアを出せるようになる方法」を記していきたいと思います。

場数を積む

「緊張すると体が動かなくなる」というのはいろいろなところで論じられてきたところです。
では緊張した時に体を動かせるようにするにはどうすればいいのでしょうか?
何はともあれまずは場数が必要です。
別にSOUND VOLTEXの大会である必要はありません。極度の緊張下の中体を動かすという状態を経験することです。
手っ取り早い方法としては、店舗などの大会に出場し、1回でも勝ちを狙いに行くといいでしょう。
※(最初から諦めていると緊張も薄い状態になってしまいます)
特に関東に住んでいる方は店舗大会が多い傾向にあると思いますので、気軽に参加してみてください。
コースの理論値狙いも適度な緊張感が得られておすすめです。

練習の積み方を考える

自選曲は仕上がったらやらない

自選曲を何度も何度も練習するのは本番での失敗リスクを上げる行為です。うまくいった後に一度でも失敗をしてしまうと、本番もその「一度の失敗」を踏んでしまうリスクが急上昇します。そうなったら選曲を変えた方がいいです。
多くても1日1回、本番までに合計3回程度を限度にするといいでしょう。

一番記憶に残っているのはBPLS2のYU11選手 VS CH選手の試合。
「神話に芽吹く」のやりすぎがマイナス方向に働きました。

苦手な曲はいくらでもやって良い

相手から飛んできそうな自分が苦手な曲は基本的に何度練習しても良いです。(ただし深刻な癖がつくほどにはやらないようにしましょう…)
練習すればするほど、投げられた時にいい状態で迎えることができます。

1クレ目・2クレ目での体の動きを把握しておく

基本的に大会というのは前のプレーから2~30分は間があるのが基本です。大会に使用していない筐体などでアップしていたとしても、その後すぐに試合が始まるようなシーンはありません。
つまり、体のコンディションとしては1クレ目、もしくは2クレ目相当であると考えるのが妥当です。自分が得意な楽曲も体が少し冷えている状態ではどうなるか?を把握しておきましょう。

コンディションを整える

人間ですから、体の状態がそのまま試合の結果に直結します。コンディションというのは、体力的な面は勿論ですが、精神的な面も非常に重要です。

体力的・物理的な面でのコンディション

筆者がBPLの収録前に取っていた体力的な面でのケアは以下になります。

  • 銭湯・温泉に行く、入浴剤で湯船に浸かる

  • 整体に行く

  • 7時間半以上の睡眠を確保する

身体の状態を万全にすると同時に、全面的に疲労回復を狙っていきます。
また、本番当日は緊張による体の冷えが予想されますので、薄着はできるだけしないようにし、貼るカイロ・手に持つカイロ・温かいお茶などの体を中から温める準備をしておきます。DDRなどの全身運動も効果的です。(汗での冷えには気を付けましょう)直前までの厚着も効果的です。

S2の時は収録前日にケアルラに行ってました。

  • 当日必ず朝食を摂る

エネルギーがなくなっては元も子もありませんので、必ず朝食を摂るようにします。

  • カフェイン(コーヒー・エナジードリンク)飲料は普段通り飲む

本番だからとエナジードリンクを飲むというのは非常にリスクを伴う行為です。例えば、普段より曲が遅く聞こえてEARLY判定を連発する可能性があります。普段からエナジードリンクを飲んだ場合に自分のコンディションがどう変化するのか、確認している場合のみに飲みましょう。

精神的な面でのコンディション

実は体力的な面よりもこっちの方が重要だと筆者は考えています。体力的な面は精神的な面を補助するためのものです。

  • 体調を整える

体調を整えると、体がしっかり動くので、なんとなくいいスコアが出せそうな気がしてきます

  • あらゆる課題曲を対策しておく

どんな曲も一度は練習しておくと、「まあ練習したから大丈夫だな」という状態に持っていくことができます。「練習してないからまずいかも」という状態を防ぐ目的もあります。

  • ゲン担ぎをしておく

前日にカツカレーを食べる、おみくじを引くなど、なんとなく自分のメンタルにとって良さそうな行動を取ります。何でも構いません。
私はBPLS2のクォーターファイナル前におみくじを引きに行った際、一緒にいたPICOLTEX選手におみくじの結果で負けたので、勝守を買って誤魔化しました。当然お守り買ったから勝てるわなの精神です。実際クォーターの副将戦で先攻を引きました

  • 対戦相手に対してプラスイメージを作っておく

なんでもいいので相手に勝てるイメージを持っておくと試合中も動きやすいです。BPLS2のクォーターファイナル次鋒戦でPNT*EEB選手と対戦することになっていましたが、その手前にPNT*EEB選手と会う機会があったため、遊びでLV16以下限定メガミックスバトルを挑んでいました。遊びといいつつ超本気で倒しました。プラスイメージを持つためです。これは試合当日かなり効きましたね。

  • (MEGAMIX BATTLE限定)7~8曲目までのミスは気にしない

7~8曲目あたりまでのスコアの出来はEXCEED GEARのゲージの仕様上、こちらからのEXCEED GEARが全敗レベルでない限りあまり試合結果に影響しません。なので、もし1回ミスをしてしまったとしてもなんとかなるということを頭の片隅に置いておきましょう。本番でのプレッシャーが少しでも減ると思います。ミスをした場合は、その後に備えてなぜミスをしてしまったかを自分なりに分析しておきましょう。

まとめ

当日は体の温まり具合とメンタル状態で9割が決まります。メンタルの作り方は当日だけで決まるわけではありません。入念に備えて試合に臨むようにしたいですね。


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