2023年6月の話
・あっ、7月の暑さで6月のことをすっかり忘れてしまった頃に書く日記だ!
・もう7月も折り返しである。毎月どんどん書くタイミングが遅くなっていく。
・思えば私はいつも/何に対してもそうだ。最初は「ちゃんと」しているが慣れてくると怠惰になる。
・特に酷いのは時間だ。授業、始業、待ち合わせ。状況を選ばすフレキシブルに遅刻することが出来る。誰か私を律してくれ。メイドさんよ、あれ。
・これってどうにかならないんですか?だめでせうとまりませんな。もう自覚してから10年以上経ってる気がするし。
・さて、生粋の遅刻魔は6月に382件ツイートしていたらしい。どんどんツイート数が減っていく。現実にもネットにもいなくなる日が近くなっている。
・↑ここまでを7月13日ぐらいに書いた
・↓ここから7月20日に書く
・名作を見よう(見なくてもよくない?)
・神イダーマンと神ットマン神バースを見てきた。
・すみません。オタクがよくやる誇張するやつやらせていただきました。でもどちらも誇張なしに面白かったですよ。
・ただ、ただね!スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバースさんよぉ!!お前まず言わなきゃいけない事あるんちゃうか!?おう!
お前!前編なんかい!!
・ごめん。これに関してはネタバレを入れないために情報を見なかったのが仇になったのかもしれない。でも内容は面白かった。しかも映像が気持ちよすぎた。
・マルチバースを映像で表現するという事は現在恐らく色々な試みが行われていると思う。その結果、見た目が似てるけど実はちょっと違うみたいな人物を登場させるのが一番見ていて分かりやすい。だからかマルチバース作品についてそのパターンが多い気がする。
もちろんスパイダーマンと言えば「それ」をやっているシリーズだが、この作品はそれだけではなく様々な手法を用いてアニメーションとマルチバースにかなり真摯に向き合ってる印象を受けた。
・グリッドマンユニバースは友人から激押しされてSSSS.GRIDMANとSSSS.DYNAZENONを急いで見て行った甲斐があった。
・こっちは新条アカネさんが出るってことをTwitterで知ってしまい…こりゃぁ大変な事になったとニチャリと笑ってウキウキで見に行った。ふーん、おもしれー女。
・劇場版だからこその派手派手叫びまくりいい感じのタイミングで主題歌が流れる展開でアチアチの戦闘シーンももちろん見どころだと思うのだが、日常パートが良すぎて良すぎてずっとあれを見てたいね
・DYNAZENON組はもうクソボケカップル化として一生イチャイチャしてたし夢芽さんのアレっぷりが最高なのでそのままでいて欲しいけど、GRIDMAN組はまだ自意識があってかわいい……かわいいね……裕太……。
・映画見てから主題歌のuni-verseを聞くと、ド直球にラブソングだ。
マルチバースが流行している今、単一宇宙という意味で使われることも多いユニバースだが、元々は「一つ(unus)になった(versus)」という語源的を持つ。ちなみにだが、「団結」という意味のunionも同語源である。
「時代は変わる 僕らも変わる それでも心はユニバース」
・公式カップリングがさいつよすぎる。
・それにしてもグリッドマンの女性キャラ、体張りすぎである。
・一応本題
・さて、面白映画を見たお!面白かったお!みたいな事が言いたい訳じゃなくて、グリッドマンをオススメしてくれた友人と四文屋に行った時にこんな話をされた「映画を集中してみることが出来ない」と。
・グリッドマンユニバースオススメしておいてそれは嘘じゃんよと思ったが、話をよく聞くと「教養のために名作映画を見ようとしているがイマイチ集中出来ない」という話だった。
・この話を聞いた時に最初に思い出したのはこの動画だった。
・この中にズバリ同じような質問が来ていた。一部省略して引用する。
・この悩みに対して「今の作品というのは過去の名作に絶対影響を受けてるんだから新作に触れる方がいいと思う」という見解は私とほぼ同意見だ。
間違っても「Wikipedia見て喋りゃぁえーねん」のところではない。
・まず前提として気持ちはめっちゃ分かる。
私が昔憧れた「オタク」は何でも知っていたからだ。私が行こうとした道を先回りしているように、一定の興味を持つものを見て聞いて調べて自分の意見を持っていた。だから私はいまだに「気になる作品を鑑賞する人」、「それに対して自分の意見がある人」が「オタク」だと思っている。
・この歳になっても必修科目だな!という感じで過去の名作を見たりするので、行動自体はあるあるの範疇だろう。
実際、私と、四文屋で話してくれた彼とで違いはほとんどない。興味のために何かを知ろうとするか、知識のために何かを知ろうとするかぐらいだ。
・ただ知識という点において、エンタメの中では映画は結構難しい部類に入るんじゃなかろうか。それは私はキャストや製作者は仕様書通りに動くシステムではなく、与えられた情報を自己解釈する人間だからだ。誰もが映画鑑賞する際には画面の意図を読む努力をしながら自然に受け入れる矛盾した行為をしているはず。まずここで集中出来てないと詰む。私はただでさえ短期記憶が出来ないので詰みがち。
・それに原作が小説だったりとすると、それだけで知るべき情報は2倍にも3倍にもなる。時代背景、原作者とその家族、そして友人など周辺の人々との関係性もあるからだ。
たとえ書き下ろしのストーリーだとしても設定されている時代と撮影された時代の両方について知るべきなのは共通している。概要だけではなく、背景を知らないと本当に知識を身に着けたと言えないのはどのジャンルも同じだ。
・また、SFやファンタジーといったジャンルは別種の知識を必要とされることが多い。他の作品からインスピレーションを受けた作品も多く、専門用語が当たり前のように出てくる。それにこんな事を言うのはなんだが、この種のジャンルは多少「歩み寄り」をしないと気が入らない事も多い。
・マジでごめんなさい。
・これらはかなり意地悪な考え方をした場合だ。
上記で伝えたい事を一言でまとめると「知識のために名作を知ろうとすると際限がないよ」だ。文化って連綿と続いてるものだからね…仕方ないね…
・その欲求自体を否定する事はしないけれど、それで満足した人を見たことがない。そういう人は大抵、見ること自体が目標に変わってしまって、視聴した時点で満足してしまうからだ。本当の意味は知ることにあるのに。
・だから私の最終的で月並みな結論は「好きな作品を見ればええねん」だ。
グリッドマンもスパイダーマンも私は過去の作品を全て見た訳ではない。それでも最新作を見た時に感じた興奮や感動は何の偽りもなかった。
・例えばキミがAという映画を見ていたく感動した。
パンフや関連図書を購入し、監督やキャストインタビューとか読んで、キミの知りたい情報が無かった時、深堀りが始まる。同時にキミは自身に対して知るという義務が生まれる。
それは作品を見る義務とは別種の厄介さを孕んでいる。ある意味ではアカデミックだし、ある意味では直観的だ。何故ならとにかく資料を集めて自身が納得出来る推測をするまで終わらないからだ。
・その深堀りの中には映画Aの監督が影響を受けた過去の名作Bを見るという行為が入る。この場合はキミが映画Aに対して知りたい事が分かった時点で名作を遡る必要がなくなる。時系列は逆だが、過去の名作Bに対して映画Aの面影を見て好きになる事もあるだろう。
・ただ、この世に何か1つだけに影響を受けた作品は絶対に無い。古代の文字を見ても様々な自然現象を形象しようとしているほどだ。人類はコピペとトレスで文化を積み上げてきた。
だから1つの作品からでも複数の作品に回帰する事が出来るはずだ。その中で自分が興味あるところまで見りゃいい。好きこそものの上手なれ、みたいなものだ。
・好きだからこそ知る。そうでも無いものは今は知らない。でもなんとなく知ってる。エンタメが溢れる今の時代のスピード感ならそれで上等だ。どんどん興味を持って、まずは気になる作品を見よう。そして好きな作品の源流を辿ろう。その先に必ず名作があり、その時初めて名作を見よう(見たいから見る!)になる。
・ちなみにさっき引用した動画では私が書いた内容がサクッと分かりやすく言及されている。動画を見よう!
・最近パチンコやってます。ありがとうコードギアス。ありがとうからくりサーカス。
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