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花×鉄で自由なデザイン#1

花と鉄。あまりにミスマッチに思える組み合わせです。

ブーケや、ブートニア、ベッドドレス(髪飾り、花冠)、リース。

ワイヤリングは、多種多様な形で用いられる技術です。

様々なワイヤリングテクニック

ワイヤリングの技術を身につけておくと、フラワーアレンジメントの世界から抜け出して、生け花でもより自由にデザインし、想像の中のものを表現するツールになります。

ただし、華やかな仕上がりの背後に地道な作業がありです!

まさに、ワイヤリングは地味な作業の繰り返し…。(苦笑)

先日投稿した、水中花のモカラも、このワイヤリングを施しました。

そうすることで、ハラン(葉)にワイヤーをかける形で、イメージした場所に固定することができています。

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ワイヤリングの種類

ヘアピンメソード、ピアスメソード、クロスメソード、インサーション・メソード、フッキングメソード、セキュアリングメソード、ソーイングメソード、ルーピングメソード…etc

とにかく沢山種類があります。

花や、葉の種類によって使い分けたり、どのような作品を作るかによっても使い分けます。

今日はその中でも、ツイスティングメソードをご紹介します。

ワイヤリング1

何本かの花をまとめます。

ワイヤリング3

ワイヤリング5

ワイヤーを巻き付けたら、フローラルテープを巻いていきます。

ワイヤリング6

ワイヤリング7

ワイヤリング8

こうすると、3つだったお花が一つの花のようになります。

まだ元気な花の頭がちょっとした拍子にボロっと取れてしまった!なんて時にも、ワイヤリングを使えると人工的な茎を作り出すことができます。

ワイヤリング9

後は、ワイヤーを使用する角度などに合わせて調整してあげることが出来ます。

人の想いと花の美

一見、花をワイヤーで縛ったり、刺すことはちょっと残酷にも思えるかもしれません。

でも、ポイントを抑えれば、きちんと、給水も可能ですし、花がもつ可能性を最大限に生かすこともできる。

人の自由な発想と、花の持つ美しさを繋いでくれるもの。それがワイヤリングという技術です。




サポートをして頂けると大変×2、助かります!お花の購入費にあてたり、もっと分かりやすいイラストが描けるように、日々研鑽するため、有り難く使わせて頂きます!