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枯れても輝く美しさ アマリリス・グランディーバ

花選びは、蕾を買うのがおすすめです。

そうした花探しも、花屋の楽しみ方です。

でも、今回は少し枯れかけているアマリリスを購入しました。

アマリリス・グランディーバと申します。

アマリリス5

アマリリス1

少しくたびれていてごめんなさい。

今回は、年始の花屋に潜入(買い出し)し、いつも通りに花の鮮度などを観察。それからどんな風に生けるか考え始めていました。

アマリリスが、赤・橙・白と店内をいつも以上に華やかに演出している。

アマリリス8

スタッフの方に少しお勧めをきいてみると、、、

なんと!店内には何も書かれていないのに「今日は全部半額でいいですよ!!」

とおっしゃるのです。(本来の営業日では無かったらしいです。)

え?ほ、本当ですか??

先ほど目にとまったアマリリスは値段で断念していましたが、ちょっと見る目が変わってきました!

観察していくと、店内では目につかなかった子を発見!!

アマリリス4

次の仕入れを考えて、処分する予定だったのかもしれません。

でも、新しいがついています。

ひっそり開花を控えていたのです。

アマリリス・グランディーバ

アマリリスの名前は、「輝くばかりの美しさ」という意味のギリシャ語名です。

長い歴史の中で、この花は愛されてきました。

古代ローマの詩人もヒロインの愛を表すのに使ったほど。

しかもグランディーバは、「最高の歌姫」という意味。

アママリリス2

枯れつつも、弱る姿まで名は体を表しています。

百合のような華やかさですが、ヒガンバナ科に属しています。

咲き方をみると確かに彼岸花と似ています。一つの茎から放射線状に花をつけて咲きます。

彼岸花1

彼岸花2

茎は空洞になっているので、あまり負荷がかかると折れてしまいます。

アマリリス6

オアシスに挿してアレンジするときは枝などを詰めて、補強して生けます。

枯れ行く姿も美しい

啓翁桜と共に飾ると、部屋に春風を連れてきてくれるような気がします。

アマリリス7

枯れた歌姫に、「翁」の桜。

お婆ちゃんと、お爺ちゃんのコンビです。(笑)

花の選び方。蕾を優先するのもいいですが、店員さんの優しさで新たな出会いがありました。

枯れたアマリリス。

人の優しさも「美しいよ」と言ってくれた気がします。

サポートをして頂けると大変×2、助かります!お花の購入費にあてたり、もっと分かりやすいイラストが描けるように、日々研鑽するため、有り難く使わせて頂きます!