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地方で働いて感じたこと彼是

三重県四日市市で働いていたときのことをお話しします。

写真は、近鉄四日市駅から徒歩数分の所にあるAPITAという商業施設です。

その前には大広場があって四日市市民の憩いの場となっていました。

さて、久々の投稿②の最後に『地方の工場で勤めるデメリット』云々とお話してましたが、具体的な事を述べていませんでした。

今回は、その辺りの具体的な事柄を私の経験談を踏まえてお話ししようと思います。

まだ『久々の投稿②』を読んでいない方は、そちらを読んでから本記事を読めば理解度が増すと思います。

読んでいただけたら幸いです。

端的に申しますと‥地方は車がないと移動手段が限られてしまいます。車ありきの生活を余儀なくされるでしょう。

また、地方は程よく栄えている街というのが少ないです。

この2点であると思います。
では上記2点のデメリットについて時系列順に説明していきます。

私は、2021年11月末日にキオクシア四日市工場で働くために四日市市へ引っ越しをしました。

四日市は大都会との言い難いが、そこまで田舎ではないだろうという認識で向かいました。

ただ、その認識は大きな誤算となったのです。

まず、四日市と言っても私が住んでいたのは三岐鉄道の駅近くの物件でした。

具体的な町名は、四日市市朝明町という所です。

駅近の物件でしたが、それは都会の駅近とは似て非なるものだと考える必要があります。

私が住んでいた四日市市朝明町の山城駅は、このような駅です。

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山城駅


この駅は有人駅ではありますが、早朝や夜の時間帯になると無人となる駅です。

そういう駅は、実は東京にもいくつか散在しています。

無人駅自体は驚きではなかったのですが、自動改札機が無い駅は生まれてはじめて経験しました。

無人駅であるから、当然電車の本数も多くはありません。

車内乗車券

写真は、駅員不在の際に車内で販売される乗車券です。

走行中の車内を車掌さんが駆け回り手渡ししてくれます。

地方に行くと、このような不便さも経験しなければいけなくなります。

これが一度きりの旅行ならば、良い思い出として残るでしょう。

ですが、ここに毎日住むとなるとそのストレスは如何程でしょうか??

私は、Suicaカードが使えないことに不便さを感じました。

この点は、派遣会社の管理担当の人も教えてくれなかった点です。

恐らく、ここに入寮する者にとってデメリットになることは敢えて語らなかったのかもしれません。

このような状況になると、免許を取得して車を使いたくなる気持ちが痛いほどよくわかりました。

地方在住者は、車かバイクがないと生活に支障を来すという事実を認識しました。

三重県四日市市を蔑むわけではありませんが、東京都の西側(田舎)から来た人でもそう思うのです。

東京都の都心に住んでいる方は、もし四日市市に越してきたら尚の事そう思うでしょう。

1点目のデメリットである『車ありきの生活を余儀なくされる』という具体例を提示しました。

因みに、四日市市の中でも三岐鉄道沿線はかなり田舎の部類です。

私鉄の近鉄四日市市付近は利便性が良いので、そこは誤解を招かぬよう補足説明させてもらいます。

次に、2点目のデメリットである『地方は程よく栄えている街というのが少ない』について述べていきます。

私は三重県四日市市の三岐鉄道沿線の町に住んでおりました。

これを東京都で比較するなら、東京都下の八王子市に住んでいると思ってもらえばわかりやすいかもしれません。

さて、四日市市から大きな街へ出掛けようとなると、名古屋一択となってしまいます。

移動距離は約36キロ、交通費は片道870円掛かります。

これは、JR八王子駅から終点東京駅までで比較が適当でしょう。

移動距離は42キロ、交通費は片道で814円です。

一見すると、四日市市も八王子市も都心へ行くのには値段も距離も変わらないように思えるでしょう。

ただ、東京都と三重県の違いは"中規模の街が散在しているか否か" なのです。

八王子市民は、東京駅まで行かずとも買い物に事足りるのです。

それは、立川だったり、吉祥寺、中野、新宿と、いろいろな選択肢があるのです。

そこが、東京都の良さでもあるのでしょう。