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3日後の自分を10秒チャージする「塩漬け豚」のレシピ

いそがしくなって、外食が増えてくると落ち着かなくなってくる。タンパク質をとるとよい、と聞いて、コンビニエンスストアでサラダチキンを購入するのだけれど。やたらとマイナス思考になり、仕事が滞る。結果として、効率も悪い。

料理は、栄養分以外の栄養をたくさん与えてくれるんじゃないか、と思う。それは、深夜に手に取るブロック肉のずしりとした重みであり、包丁を入れた時の質感であり、そこへ塩を擦り込む感触であり。

冷蔵庫にはいつも塩漬け肉をストックしている。

塩漬け肉には、500g前後の豚のブロック肉をつかう。あっさりしたモモ肉でも、適度に油のあるバラ肉でも、カタ肉でもいい。午後8時のスーパーマーケットへ行くと、今日も売れ残った食材たちの敗者復活戦が繰り広げられている。精肉コーナーで、30%offで売られているバラ肉を仕込むことにした。

家に帰ったら、まずはブロック肉のずっしりした重さを感じながら、塩をすり込んでいく。そしてキッチンペーパー(なければサランラップ)で包み、冷蔵庫で一晩寝かせる(3日以上寝かせると、味がよく馴染む)。冷蔵庫で、未来が育まれているんだと思うと、これだけで、なんだか元気がわいてきますよ。翌日、たっぷりのお湯でバラ肉を1時間茹で※たらできあがり。簡単でしょ。

※ちなみに蒸してもおいしいです。トップ画像は蒸した時のもの。1時間蒸して、1時間そのままにしてから冷蔵庫へ入れます。

気分が落ち込んでいる時やいそがしくて料理に手が回らない時。冷蔵庫から塩漬け肉をさっと取り出して10秒チャージします。

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