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ルーティーンが崩れた日

こんにちは、はじめまして。
読谷村で3つの事業所を運営する社会福祉法人 海邦福祉会の広報部員、マリン(27歳)です。
「笑顔と心ある場所づくりを共に」を基本理念に!と掲げているのですが、実際どんな場所で、どんな人が、どのように過ごしているのでしょうか?

利用者さんとそこで働くスタッフ以外には伝わりづらい事業所の日々について、
福祉未経験の私が潜入し、日常をリポートしていきます。


それぞれのルーティーン

読谷村の畑の中、海が見える位置にある事業所のある日の話。
家で暮らすように利用者さんが過ごす高志保園では、毎日同じ時間に同じことを習慣として行う様子があるそうです。

この日、理事長の隆生さんが高志保園を訪れると、ある利用者さんから「紙ちょうだい!」と求められました。

どうぞ、とコピー用紙をちぎって渡すと「違う」と断られてしまい、
「名前を書いて! 枠を書いて!」と要望が次々と伝えられました。
(隆生さんが来る前に、この利用者さんへ紙を渡していたスタッフさんが枠を書いてくれたので、それと同じようにして欲しかったようです)

紙を渡して満足したかな?と思えば、次のお願いは「アンパンマンを書いて!」とのこと。
これまでの人生でアンパンマンを描くことなどなかった理事長、必死に記憶をたどって描いてみたそう。

当時の絵はなかったので、再現してもらいました!
アンパンマンといより…丸い顔ですね(笑)


何度も同じオーダーがあったようで、今ではこんなに可愛いアンパンマンが描けるようになってしまったそうです!

丸い顔から…すごい進化を遂げています!
本物より、ほんわか柔らかい雰囲気♪


おかしい…「紙ちょうだい」と言われない!


いつもは朝から「紙ちょうだい!」ともらいに来ている利用者さん。
今日は10分たっても来ない…という日があったそうです。

なぜ〇〇さんは紙もらいに来ないのか?と、スタッフに聞いてみると
朝に喧嘩してしまい落ち込んでいる…ということが判明!
なるほど、、、だからか。と納得して声をかけに行ったというエピソードでした。

ルーティーンが気づかせてくれること

いつもと違うことが起こると、気持ちがザワついて行動にも変化が起きたりしますよね。
今回は「紙ちょうだい」と来ないぞ?ということに変化を受け取り、利用者さんの状況に気づいたお話でしたが、みなさんそれぞれ異なるルーティーンがある様子。

体調悪くなったかな? 何かあったかな? というバロメーターとして、些細なことでもルーティーンから気づくことがあるようです。

おわりに

利用者さんと隆生さん(理事長)、スタッフさんのやりとりが見えるエピソードの第一弾をお届けしました。
1時間お話を聞いただけでも、実はあと5ネタくらいあり…エピソードが止まりません!(書くのが追いつくか心配です><)
毎日多様な出来事で溢れる海邦福祉会での日々、これから少しずつお届けします。


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