父との思い出

父は酒と煙草が好きだ。私も嗜むのは父の影響だ。「酒も煙草もオンナもやらず、100まで生きた馬鹿がいた」と今なら考えられないような格言を、話していたことを憶えている。

うちは裕福な家庭ではない。が父はどんなに貧しくても酒と煙草はやめない。
と言っていた。

それが今、現実のことになりつつある。

実家に帰った時、
母の介護と生活と厳しい状況のなかでも、酒と煙草だけは欠かしていなかった。

父の唯一といってもいいほどの楽しみを、余命少ない中で奪うつもりもない。

ただ、施設に入ることを考えていないのは、そうやって好きなことを自由にできなくなるからだと思う。

もしこれを読んでいる方が同じような状況になったら、どのようにしたらいいのか、そんなことも今後書いていきたいと思う。

つづく

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