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読書チャレンジ#69 かっこよくて、感謝されて、実はクリエイティブ。介護の会社に就職したら最高にイケてる職場だった

読書チャレンジ#69 かっこよくて、感謝されて、実はクリエイティブ。介護の会社に就職したら最高にイケてる職場だった

【心のケアも介護福祉職の役目】
相手の気持ちの動きに寄り添うことが大切でケアする側の人間の独りよがりの行動は良いケアとは言えない。ケアの希望だけでなく、その人の生い立ちや趣味、どんな仕事をしていたのか、また、どんな生活スタイルだったのかなど、その人の背景にも思いを馳せて、1人の人として接することが大切。敬意と思いやりをもって接すれば、きっと相手は心を開いてくれる。そうすればお互いの人生観に触れる機会にもなり、双方の成長にもつながっていく。

【介護福祉職のやりがいは人間的に成長できること】
介護福祉職のやりがいは、介護福祉職の仕事を通じて人間的な成長を遂げることができること。さらに利用者さんに育てられるという側面があることも大きな理由ではないか。利用者からは学校や家庭では学べないような知識や知恵を学ぶこともできる。例えば、料理で使える簡単でおいしいだしのとり方や、新聞や重曹を使った掃除のワザなどを教わることができる。人間として学び成長できる場だからこそ、介護福祉に興味がなかった人でも、介護のプロとして健やかに成長していく。

【”おいしい”の言葉がうれしい】
介護の仕事には正解がない。ある人には喜ばしい行為でも、別の人が同じことで喜ぶとは限らない。一人ひとりに違う『おいしい』があり、その人の『おいしい』とは何かを考え、提案し続けてきた。利用者さんの発した『おいしい』の一言は、介護へ向きあう姿勢を新たにしてくれた。たとえ、病気を患っていたり、体が不自由でもでも、楽しんでくれる瞬間は必ずある。私はこれからも利用者さんが楽しさを味わえる時間を作っていきたいと思っている。そのためには、利用者さんの『好きなこと』『楽しいと感じること』を知り、日頃からスタッフ全員で共有しておくことが大切。

【介護・看護の医療チームづくりを目指す】
ひと言で、介護・看護スタッフといっても個々の能力は異なり、理想とする介護や看護のスタイルも違います。チームをマネジメントするためには、仕組だけでなく、想いでつながることもとても大切なのです。『なんのために介護の世界に入ってきたのか』『仕事を通じてやりがいを感じるのはどんなときか』など、スタッフの本当の想いから私たちのチームづくりは、そんな利用者への献身的な想いがベースとなっています。そうした想いが理想的な介護・看護を実現させ、やがて本人の人間的成長にも大きく貢献すると私は考えているのです。

【災害ボランティアから学んだ介護のあり方】
・『何かをしてあげるだけが介護じゃない。その人の気持ちを尊重することが一番の介護』
・介護のあり方の本質は、『自分たちから寄り添っていくこと』『相手の気持ちを尊重すること』『要望を出しづらい人たちに配慮すること』

【利用者から学ぶ、介護の仕事】
私たちがサポートする利用者さんは、人生の先輩として、生き方や知識を私たちに教えてくれる存在でもある。利用者さんとの関わりから、仕事や人生の深みに気づき、時にアドバイスをもらいながら、お互いの人生を共有していく。介護にはそんな喜びがある。介護職員と利用者さんという立場から始まった関係であっても、お互いに得意なことがあれば、助け合えばいい。時に頼り、時に甘えながら、利用者さんとの心の距離を縮め、心置きなく寄り添える相手として信頼関係を築いていく。

【介護の仕事の『楽しさ』を考えてみよう】
仕事を楽しんでいる人には共通点がある。『自分が成長できる仕事を選んでいる』『相手が喜ぶことに満足感を得ている』

【介護の仕事で大切な『人間力』】
ただ介護の技術があればいいというわけではありません。その人らしい生活をささえるためには、利用者の気持ちに親身になって寄り添い、家族のようにその人のことを想えることが大切です。そんな介護職になるためには、心の成長も欠かせないと思い、私は介護技術の基本を教えつつ、『人間力』を高めることの大切さを伝えることにも力を注いだのです。介護の現場の本当の姿(仕方なく介護の世界に入ってきた人も様々な経験を経て、介護の仕事にやりがいを感じている人がたくさんいる等)をもっと多くの人に知ってもらいたい、伝えなければならないうと思います。
そのためにも、『介護のプロフェッショナル』になる必要があると感じています。介護のプロフェッショナルとしてあるものは『プロ意識』だと思います。成功したこと、失敗したこと、挑戦したこと、仲間と乗り越えたことなど、介護現場でさまざまな経験をして、そのなかで『良い介護とは何か』『利用者に喜ばれるためにはどうしたらいいか』と常に考え抜き、実践してこそ培われていくものです。利用者や家族が満足する介護をする介護をするために、常に努力や工夫を惜しまないと気持ちをもち続けて実践している人のことを、『介護のプロフェッショナル』と呼ぶのではないかと思います。

【介護の仕事を通じて、人間力を高めよう】
人間力とは?
・自己管理・自己理解ができる人
・他者を思いやる心がある人
・コミュニケーション能力が高い人
・人に気づきを与えられる人
・広い視野で物事を考えられる人

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