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介護現場で働く日本語教師⑨

こんにちは。
日本語教師で介護福祉士の内藤です。

今回は介護現場で役に立っている日本語教師の
スキル
について話したいと思います。

結論から言うと、普段の日本語教育の
授業スタイル
が役に立っています。
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日本語の授業といえば、どのようなイメージ
でしょうか。

こんな感じではないでしょうか。

私が普段行っている授業は

こんな感じです。
私は学習者同士が主体で動く授業を行っています。
教師の立ち位置としてはファシリテータです。
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余談になりますが、前者の授業を行っても、
日本語が話せるようになるわけがありません

我々日本人が英語の授業で経験しているように、
教師の授業を聞いて学んでも、話せるようになりません
これは誰もが経験していることだと思います。

日本語教育でも、先生が一方的に話をして、
先生だけが気持ちよくなって授業が終わる。
学習者は全然話せるようにならない。
こんな授業をしている日本語教師が
一定数います。

私が感じる良い授業は、
学習者にたくさん話をさせることができた
と感じる時です。
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介護の話に戻ります。
食後など、自分の介助を待つだけの時間が
あります。

介護士が何もしないと、ただただ自分の
介助の順番を待つだけの時間になります。

私がしているのは、普段の日本語教育の
授業のようにファシリテーターをしています。

利用者さんに会話のきっかけを作って、
利用者さん同士で話ができるようにしています。

例えば、出身地や家族についてなど。
ちょっとのきっかけを与えると、
利用者さん同士で話が膨らんでいきます。

そうすると、次の介助まで何もしないで
待つのではなく、利用者さん同士で楽しく
お話をして待つことができています。

利用者さん同士で話をするような関わり方は、
利用者さんにとっても好評のように
感じています。
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日本語教育では、どんなQを出したら学習者に
最適か考えて授業をしています。

同じように介護現場でも利用者さんに
どんなQを出したら利用者さん同士で
話が弾むか考えています。

日本語教育で行なっていることが
介護現場でも役に立っているように感じます。

日本語教師としてのスキルアップ↓↓↓

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