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介護の声かけ

前回、介護の声かけについて書きました。
今回は日本語教師としてではなく、介護現場のスタッフとして声かけについて書こうと思います。
 
私が現場で声かけをする際に気を付けていることは、
利用者に配慮した声かけです。
当たり前だと思いますが、意外にできていないスタッフがいるものです。
 
例えば、大勢の利用者がいる前で
「トイレにいきましょう」と大きな声でトイレに誘うのはどうですか。
恥ずかしいですよね。
ありえない声かけだと思うのですが、現場で働いていると結構耳にします。
 
私だったら
「お部屋に行きませんか」
などの違う理由でお部屋に誘い、部屋についたところで
「おトイレに行きませんか」
と声をかけるなど、他の利用者にトイレに行くことを悟られないように配慮しています。
 
決して人前で「トイレにいきましょう」なんて大きな声で声かけはしません。
 
表現でいえば「トイレにいきましょう」という表現もよくないですね。
行動を強制しているというか選択肢がない声かけなので
「トイレに行きませんか」と伺う表現を使います。
 
こうしたお伺いを立てないで「トイレに行きましょう。食事に行きますよ」のような表現も現場で働いているとよく耳にします。
 
よくないと思うのですけどね。
 
なぜ言葉が乱れていくのか。
理由の一つに介護現場の閉鎖性があると思います。
介護現場は閉鎖された空間なので、一度乱れたものが定着してしまうと一般社会ではありえない文化が根付いていってしまいます。
 
よく介護の常識は社会の非常識と言われますが、現場で働いていると言葉に限らずいろいろなところで非常識が目につきます。

日本語学校も似てますよね。日本語学校にも出鱈目な教師がいて、わけのわからない文化があったりします。
イラっとすることがよくあったりなかったり・・・
話が変な方向に膨らみそうなので、ここら辺でやめます^^

現場で働いているときは、利用者さんに配慮して、言葉選びながら声かけをしています。



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