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年賀状やめる?

アリス学園 研修センターの寺西由美子です。

「年賀状はもうやめにする。誰にも出さん」
父がそんなことを言いだしたのは、昨年の12月でした。

父は、商売をしていたこともあって、
昔は数百枚の宛名を丁寧に毛筆で書いていたこともありました。
その年代の人にしてはパソコンを器用に使いこなし、
デザインに凝っていた頃もありました。
とはいえ、もう年も年だし、さすがに面倒くさくなってきたのかな?

「几帳面で、儀礼事にこだわるタイプ」
私は父のことをそう思ってきましたから、
父がそういうことを煩わしく思うようになったのだとしたら
少し寂しい気もします。

だけど「書かない」と決めたならしようがない。
「いいんじゃない?」
周りがあっさり賛成したら、今度は
「いや、でも、年賀状も書けないくらい
もうろくしたとは思われたくない」

と言いだしました。

どっちなんだ・・・。
難しい。

「億劫になっていることもあるけど、
送りあう相手がだんだん少なくなってしまったからよ」

というのは母。
「少なくなったなら、なおさら書きやすくない?」
と思いましたが、
年賀状の交換をしてお互いの近況を確認し合う
親戚や友人が少しずつ減ってきていることが、
いざ書こうとすると再確認されるので、
悲しい気持ちになる
のだとか。
近況確認というより、生存確認か。

それこそ、突然年賀状を送らなくしたら、
「何かあったのか?」と相手に無用な心配や
気遣いをさせてしまうかもしれません。

やはり難しい。

「じゃぁ、『これで最後です』っていう年賀状出して
来年から止めにしたら?」

ちょっと調べたら、
年賀状を控えるのは「終活」のひとつでもあり、
「年賀状じまい」というらしいです。
ネット検索したら、
「来年から年賀状は辞退します」という趣旨のことを
相手に失礼のないようにお伝えする文例というのも
たくさん見つかりました。

だけど父はそれも気に入らなかったらしいのです。
なんだかんだ言いながら、
結局、数十通の年賀状を書きました。

あれは、
「書かないとだめだよ!」とおしりを叩いて
やる気を出させてほしかったのか、
「娘の私がかわりに・・・」と買って出てほしかったのか。

「年賀状はもうやめにする。誰にも出さん」の真意は
実はまだ確かめられていません。

どっちなんだ・・・。
難しい。

あれから1年たって、また12月。
今週末あたり、父に会いに行ったら
年賀状の話題になるのかもしれません。
もしまた同じことを言い出したら、
今年は反対してみようかな。
「書かないとダメだよ!」

いや、期待されている言葉は
「一緒に書こうよ~!」かな。

そんなことを考えていたら、
アリス学園に届いた、あるお取引先様からの封書。
『年賀状廃止のご案内』

「近年のデジタル化推進や
SDGsをはじめとする環境意識の高まりなどに鑑み
今後すべてのお取引様に対し、年賀状のご挨拶を
控えさせていただくことにしました。」

なるほど、今の時代、
「年賀状じまい」終活だけではないのですね。

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